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Creator of the world  作者: andras
崩壊したネメア国
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少し遡り海賊達が占領しているとある村の夜明け前のこと。辺りは暗く海賊稼業で疲れた海賊達は村の中の小屋や家で眠っていた。一人の海賊が尿意を催し小屋の外に出てきた。

「ん?今何か動いたか」

森の方を何か影が動くのが見えた。寝起きとはいえ海賊は常に危険な海賊稼業を行っていたため寝起きでも五感は鋭いのだ。外で寝ていた下っ端の海賊数人を起こす。

「オイお前らちょっと森の方見てこい」

「なんですかいきなり動物ですよどうせ」

「うるせーよさっさと行け」

下っ端の海賊は渋々歩き出し森の方へ向かった。

時を同じくして反乱軍とヒートは森の中で様子を伺っていた。

「オイジン一人近づいて来るぞ」

「戦士長しっかり隠れてくださいよ完全に体出てますよ」

「うるせーな俺がこういうの苦手なの知ってるだろそれにあいつにバレちまったらしょうがねぇ俺がひと暴れしてくる」

ジンが止める間もなくヒートは御手杵を構えて飛び出していった。一気に距離を詰め海賊の前に立つと一気に突き倒した。そして辺りに聞こえるように高らかに宣言する。

「海賊ども俺が相手だ掛かってこい‼」

「まったく戦士長は奇襲作戦だって言ってるでしょ全体突撃まだ家で寝ているはずだ一気に殲滅しろ‼」

ジンの命令で一気に反乱軍は飛び出しかけていく。下っ端に命令を出し様子を見ていた海賊は驚きと共に急いで小屋に戻って仲間をたたき起こす。ヒートの声を聴いた海賊達も飛び起きて傍に合った剣を手に取り外に出て来る。

ヒートは近くの家から出てきた海賊達に突き込んでいく。御手杵のリーチを生かし数人を相手取り御手杵をかいくぐり切りかかってきた奴はクローで切り付ける。ジン達反乱軍も次々に切り込み森の中からはボウガン兵が出てきた海賊を射抜いていた。

「なんだこいつらどっから出て来やがった」

「オイあれ金獅子のヒートじゃねーかなんであいつがここにいるんだ」

「知らねーよ囲んで潰せ」

海賊達も飛び起きて外の状況を理解すると反撃していたが敵の勢いは強くとても押し返せないドンドン目の前で仲間の海賊が倒されていく。

「クソずらかるぞ海に出りゃこっちのもんだお前ら船をだせ」

幹部クラスの海賊の命令で下っ端に反乱軍を抑えさせドンドン海の方に走っていく。下っ端の海賊達もここで頑張らなければどの道助からないため死ぬ気で戦っていた。

「オイもしかしたら浜にもあいつらがいるかもしれないボートを押してるとき無防備だぞいったん警戒しろ」

用心ぶかい幹部海賊が浜辺を警戒させる。回りを見渡しても砂浜が広がっていて特に反乱軍の姿は見えなかった。

「よしあいつらが追いつく前に一気にボートを出せここが勝負だぞ」

海賊達はいったん武器を置くと数人がかりでボートに取りついた。その時横から何かが飛んできて海賊達を次々射抜いていく。

「なんなんだ一体どこから撃たれてんだ」

コウキとアレク達は海賊がボートを押すタイミングでボウガンを撃っていく。コウキ特製のボウガンは命中精度も高く威力も凄まじい。しかもギリー盾は効果も発揮し居場所を掴ませていない。

「コウキ様ボウガンの矢節約のため我々も行きます。」

「分かった」

「お前たち全体陣を作れ一気に殲滅するぞ」

アレクの指示でボウガンを背中にかけるとライオネルクローを構えて三角の形に陣を作り接近戦を仕掛ける。

「アリスこれは訓練ではない前に出過ぎるなよ」

「分かりますたアレク隊長行きます」

コウキ防衛隊は矢を撃たれ混乱している海賊達に一気に突撃し殲滅していく。アリスも短時間の指導だけで随分動きが良くなっている。やはり筋がいいのだろう。暗闇の中に二本のダガーが燃え上がり敵を殲滅していた。後ろで見ていたコウキとステラは感心していた。

「アリスちゃん凄いわね」

「だろあの剣俺が作ったんだかっこいいだろ」

アリスは炎によって銀色の髪は赤く輝いていた。この戦いでアリスは海賊達に燃える白虎真紅のトラとと恐れられるのであった。海に出ようとした海賊達を一気に殲滅した後そのまま村の方へ攻め込んでいく森からはヒートが暴れ回り海からは精鋭部隊さながらの練度でアレクと魔剣を持つアリスが挟み撃ちにして夜が明ける数時間で一気に村を制圧したのだった。ちなみに俺の出番は全くなかった。アレク達は俺を守るのが任務であるため一人の海賊も討ち漏らすことなく進んでいった。皆の助けになるといった手前これでは情けない。

「何言ってるんですかコウキ様が戦場に立つだけで我らは士気が上がるのですよ本来は拠点で構えているのが支配者というものそれを自ら作戦を考え前線に立つことがどれほど素晴らしいことか分かっていただきたい」

アレクにこの世界の貴族や支配者の像を聞かされた。安全な場所で何の作戦もなくただ敵を倒せと命令するだけの奴に何の意味があるのだろうか偉い人間てのは理解が出来なかった。動く海賊がいなくなり安全を確保した後コウキはヒートとジンの元に向かった。

「しかしヒート相変わらず大暴れだな」

「ぜんぜん歯ごたえがなくてがっかりだぜアップにもならなかったぜ」

「それで海賊を追い出したはいいがこの後はどうするんだ」

「本来は島を完全に取り戻す予定だったのでここにいったん住人の半分に移ってもらう予定だったのですがコウキさんの島に移るのであれば港さえ確保すればいいのであくまで中継地点としてしか使えもせんしね」

「だいたいこんな村住みたいと思わんぞぐちゃぐちゃじゃねーか」

「だいぶヒートが壊してたけどな」

この村は海賊に占領された段階でボロボロではあったがヒートに突き飛ばされた海賊が壁に突っ込んでヒビが入ったりしていた。また崩壊している家屋もある。とてもではないが住める状態ではない。

「島を出る時には焼き払いましょうまた拠点にされては意味がありませんから」

「とりあえず帰らないか眠たいよ俺」

「情けねぇなコウキこのまま港に突っ込んでもいいくらいだぞ」

「勘弁してくれ先に俺たちは帰らせてもらうからな」

「分かりました後は我々にお任せください」

俺は二人と別れてアレク達とステラの元に戻り事情と今後の予定を伝えて拠点に帰った。部屋に入るとベアリーが待っていてくれた。

「ベアリー起こしてしまったのか寝てていいよ」

「なに言ってんのさ皆が戦っているのに私だけ寝れるわけないだろうお湯は準備出来てるから汚れ落としといで」

「ありがとベアリーさん」

「ステラいい女が台無しだ私が流してあげるからこっちに来なコウキはそこに用意してあるから勝手にやっとくれ」

言うが早いかベアリーはステラを引きずって出ていってしまった。しかたがないので一人で体を拭いてから横になった。するとすぐに眠気に襲われ深い眠りについたのだった。昼過ぎ空腹で目が覚めた。食堂の方からとてもいい匂いがしており腹が鳴った。ちょうどステラも起きたようで一緒に食堂に行き遅めの昼食をとった。

「次は港なのよね」

「そうだなまだ何も聞いてないけどな」

「次は大変そうね奇襲はバレてるだろうし」

「そうだなまたジンに聞いとくよ今日はこのままのんびりしたいな気は抜かないけどな」

「そうね」

食堂でご飯を食べた後ステラと部屋に戻り午後はだらだらと過ごしたのだった。次の日の昼過ぎコウキは拠点の会議室に来ていた。

「現在の状況ですが奪った海賊船は中型ですのでまだ数は足りますん本命の港には大型の船が何隻かあるのでこれを確保するのが今後の作戦ですね」

「守備はどうなってんだ」

「現在確認中ですが前と同じであれば見張り台には常に人が在中していて常に監視がいます。石垣は厚く門は2つです。我々がいなくなってからも特に変化はありません」

「国が襲われたのに要の港が破壊されてないなんて相当頑丈なんだな」

「当たり前だろ島国の港が落ちたら終わりだぞしかも内部からのクーデターだ港は関係ないからな」

「今後は偵察隊が帰り次第作戦を決めます是非コウキさんの意見も参考にさせてください二日ほどで戻ると思います。」

「分かったよじゃ二日後にまた来るよ」

コウキは二日後に会議に参加する約束をすると部屋を後にした。



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