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「皆いったん帰るぞそして作戦会議だ」
偵察を終えて帰ってきたコウキ達クロス村隊は会議室に入った。コウキは何か作戦が浮かんだようだがまずは皆の意見を聞いてみることにした。
「まずは皆の意見を聞きたいんだがまずはアレク今回の目標は村の襲撃な訳だがメインは船を奪うことだよなそれを踏まえて今回の作戦どう思う?」
「はいまず視界の悪い森からの奇襲作戦ということでかなり被害を抑えて海賊を討伐することが出来ると思われます。海賊は統率も取れていないので一気に逃げ出し戦線は崩壊するでしょう」
「そうだな確かに襲撃は上手くいくなじゃクリス問題はなんだと思う?」
「敵も逃げ出し制圧もたやすいかと問題などあるのでしょうか」
「敵は海賊だぞ陸での戦闘よりも海での戦闘の方が得意ははずだよな」
「そうですね海賊は海のスペシャリストですから」
「じゃ襲撃に気が付いた海賊はどこに逃げると思う?」
「それは...やはり海ではないですかねいったん沖に出て体制を整えられれば厄介ですね」
「そうだなでも今回の襲撃ポイントは森だぞ」
「確かに海からは一番遠いそうか海賊に逃げられる可能性が高い」
「そうだなじゃアリスどうすれば今回の作戦上手く行くと思う?」
「それは...海から侵攻するとか?でも浜辺は見晴らしもいいし見つかったら向こうの方が人数は多いし」
アリスは今回の作戦の穴に気が付くも良い作戦が浮かばず考え込んでいく。ジンの考えた作戦も間違いではない。少数精鋭でより打撃力の高い作戦である事は間違いではないのだしかし海に逃げられてそのまま港まで逃げられれば増援が来て明らかにこちらの不利になるだろう。その前に村を制圧しなければならないわけなのだが厳しい作戦になるだろう。
そこでコウキが思いついた作戦を話していく。
「そこで今回の作戦ってわけだ聞いてくれ」
コウキが思いついた作戦を話していく。今回の村は比較的浅瀬で大型の船は近づくことが出来ないため村へは小型のボートを下ろして村まで来ているのだ。そこでボートがある浜辺に隠れて奴らを待つ。どうやって隠れるかというと砂浜に体を隠す訳だが反対側で襲撃が起きた場合必ずそちらに目が向きまずは反撃しようと行動するだろう。ヒート達が暴れている間にステラの魔法で穴を掘り隠れて上に砂をかけてカモフラージュしてもらう。戦線が崩壊し逃げ出してきた所で姿を見せて挟み撃ちにするというわけだ。
「しかし浜にたどり着く前に見つかってしまう可能性があるのではないですか?遮るものは何もないですよ」
「それなんだがな大きな板に砂を付けて隠れながらいく衝撃の2時間前くらいだな一番暗い時に行く見張りがいたとしても一番眠たい時間だ」
「そんな単純な方法で上手く行くんですか」
「まぁ大丈夫だって今から作るからアレクはジンに作戦を伝えて先に出ると伝えておいてくれ」
「分かりましたコウキ様に任せます」
今回コウキが作ろうとしているのはその名もギリー盾だ。そうギリースーツの盾バージョンスーツが作れれば問題ないのがだ物資がないのでしょうがない。ギリースーツとはスーツに草や砂のと同じ模様など付けることによって擬態出来る仕組みなわけだが何もない場所で使っても明らかに場違いで逆に目立つのだが前の世界では森の中や砂漠でギリースーツを着ていると驚くほど見えずらくなるのだ。今回は夜ということもあり盾でも大丈夫だろう。早速コウキは盾の製作に取り掛かる。
製作と言っても簡単だ。伐り出した木を2メートル×2メートルの板にして湿らせて砂をかけるがけ湿った板に砂が付き乾燥すると砂浜のような色になるのだ。人間の目とは意外と信用ならないものでしかも夜だ。いるはずのない場所に不自然な見え方のする砂があっても意外ときずかないのだ。まして海賊は森に気を取られ意識をこちらに向けることはない一枚の板に4人隠れる計算でアレクとアリスとコウキとステラそれと部隊を合わせて19人5枚作れば完成だ。
「いい感じだあとは」
盾が完成したのでステラに作戦を伝えに行く。ステラに理解を得た後戻るとジンとヒートが来ていた。
「また変なこと思いついたんだってコウキ大丈夫なのか」
「あなたに死なれては困るのですよ」
「大丈夫だって心配なら今夜見せてやる日が落ちたら浜辺に来てくれ隠れとくから」
「そんなでかいいた余裕で見つけられるてんだよまぁいい後で見に行ってやるよ」
ヒート達にこの板の性能を見せるために皆に浜辺に集まってもらう盾を置く角度から海との距離まで細かく教えていくずれてしまっては意味がないのだ。そのまま日が沈みかけいったん夕食を取ってヒート達を待つ辺りはすっかり暗くなり準備万端だ。
「よし皆位置についてくれ今からかくれんぼの始まりだ」
日が落ちて来たのでヒートとジンは浜辺に向かっていた。
「たくあいつはすぐ変なこと思いつきやがるぜ」
「なんだか嬉しそうですね戦士長私はとても心配ですよ」
「あいつが何か変なこと思いついて動き出してるときはあいつの調子が一番いい状態なんだよああなったコウキは何でもやっちまうんだしかもいい結果でな」
二人で話ながら浜辺に到着した。
「確か指定はここですよね何もありませんね」
「失敗して逃げたかもな」
二人はランプで辺りを照らしながら観察していたが特に何も見えなかった。
「少し辺りを見てみますか」
ヒートとジンは歩き出した。しかし何も発見することが出来ない。
「おかしいなコウキが調子に乗ってるときは結果が出るんがだ」
二人で歩いているその時だった。ボシュ!という音がして足元にボウガンの矢が刺さった。
「敵襲か‼」
「ちげーよジンよく見ろコウキの矢だあいつやりやがったな」
矢の飛んできた方を目を凝らして良く見ると不自然は物が5つ見えた。砂浜の景色ではあるのだが少し浮き上がってみえる。そして真ん中の板からコウキが顔を出していた。
「まさか景色に隠れるなんて思いもつきませんでしたよこれは確かに有効ですね」
「コウキてめぇ俺を狙いやがったなあぶねーだろ」
声をかけるとコウキは板から出てきた。板には無数に穴も空いておりボウガンが打てるように改良されていた。
「なんだよヒートちゃっかり避けただじゃないかばれないように足を狙ったのに」
「当たったらどうすんだよ全く偶然避けれたから良かったものを」
「本当か?確実に体は退避の姿勢になってたよ」
「うるせーよそれよりもこいつは行けそうだな」
「あぁ逃げ出した敵は俺たちが引き受けよう」
「任せたぞあと数時間で出陣だ」
「俺たちもあと少ししたら出るよ」
ヒート達と別れたコウキ達は1時間ほど睡眠を取ってから反乱軍の拠点を出た。板を持っての行軍のためスピードは下がるが村から30分ほどの距離でいったん待機する。
「あと少しで反乱軍は森に付くはずだから俺たちはゆっくり進むか」
「分かりましたコウキ様お前たち今から私語厳禁だ陣地を構築したら戦士長達が突入するのを待つぞいいな」
「「「「「「「「「「「「「「「了解我が剣はここにあり」」」」」」」」」」」」」」」
それから浜辺をゆっくりと進み所定の場所までついた。
「ステラ頼むよ」
「分かったは」
ステラの土魔法で砂浜に穴を掘っていく体が半分くらい隠れる所に付くと盾を設置してさらに砂をかけていく。これで準備完了あとはヒートを待つだけだ。少し経つと森の方から戦闘の音が聞こえてきた。
「始まったなアレク頼む」
小声でアレクに指示を出すとハンドサインで全体に指示を出しボウガンを構えていた。戦いは進み海賊達には明らかな動揺が走り戦線が崩れ始めた。最初の一撃で手前の海賊を蹴散らしたヒートはドンドン進軍してきている。ついに海賊達は逃げ出し海に向かって走り出した。ギリギリまで引きつけて一番いいタイミングを見計らう。浜辺まで海賊達は逃げてくるとボートを数人で海に押し出し逃げ出そうとした。
「今だ!撃て」
アレクの掛け声で一斉にボートを押していた海賊達に射掛けた。




