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コウキ達はネメア国の住民救出のためにまずは装備の強化をすることになった。
「とりあえずジン達は船をこちら側に持ってきてくれ補給しないと長距離航行はきついだろう」
「了解したすぐに持ってこよう」
「ヒート達は集めってくれ簡易の港を作るぞ行動開始だ」
ジン達反乱軍の船をこちらに移して貰っている間に浜辺の近くに大きな倉庫を建設することになった。物資運搬の拠点となり、住民がここに来た時にいったんこの中かで生活してもらい野宿させないようにするためだ。
「ステラ達女性陣は食糧とか物資の準備をしてくれないか。ヒート達遠征部隊は倉庫作りだ。」
「分かったは行きましょ皆」
「リーノ達青年組は今回俺たちが遠征に出ている間に家とかを作っていてもらいたいなるべく早く皆にはここの生活に慣れてもらいたいからな」
女性陣達の物資の準備を頼んだ後海岸近くに移動した。
「この辺りの森を切り開いて新しい村にしようそれと浜辺に倉庫を作るからまずは木こりを頼むよ」
獣人の青年と成人の戦士達に木を伐って貰っている間に元海賊の獣人達のいる船に向かった。
「君たちには誰かリーダーを決めて欲しい船長だな誰か務められる人はいるかな?」
「誰かが来て指示するんじゃないのですか?」
「なんでだ?」
「俺たちは海賊に身を落とした身法律で言えば捕まれば良くて奴隷落ち最悪打ち首なんだぞ」
「君たちは心を入れ変えて真面目に働くんだろ」
「もちろんです精一杯コウキ様のために働きます」
「じゃもう君たちは仲間だ。仲間は信用するものだろそれに船を動かせるのは君たちなんだから俺たちでは指示なんて出来ないよ」
「なんと大器なんだ必ずや今回の任務果たして見せますでは私がまとめ役を務めましょう」
「えっと君は?」
「申し遅れました私は犬の獣人のラミスです」
「ラミスね頼んだよそれでな船を強化したくてね」
「分かりましたお手伝いします」
くもまる達に船まで鉄インゴットを運んでもらい船の強化をしていく。まずは船体のバランスを見ながら計測していく。形は中世ヨーロッパで作られていたような構造をしていて上部に構造物はあまりなく甲板が長く伸びていて真ん中に二本のマストが立っており帆を風に合わせて左右に動かせるようになったいる。マストの動きを邪魔しないために上部に構造物は無いのだろう。
「なるほどなマストを中心に建てのバランスが上手く取れてるな縦は広げれないけど横なら多少余裕あるな」
改造案が形になってきた。陸の造船所は無いので大幅な改造は出来ないが左右に骨組みを足して甲板を広げることは出来るだろう。船内に入ると三層に分かれており一番下は倉庫になっている。真ん中が生活スペースで上が武器など置いてある頻繁に使うものが置いてある層だった。上の層にいき横の壁を調べる。
「この辺りは海水は来たりするのか?」
「大きな嵐の時は当然水は入ります。滅多にありませんけどね」
「なるほどな」
次に真ん中の層にいく。船の中心のため骨組みは多くしっかりとした作りをしていたがかなり狭くなっていた。
「立派な作りだな多少の改造には耐えられるな」
「どうしますか」
「今から改造案を説明するぞ」
ラミスに改造するための説明をしていく。上の層の壁に穴を空けて第二甲板のような部分を作る。真ん中部分の骨組みを増築して第二甲板の下に居住スペースを増やし多くの住人を収容できるようにした。100人くらいは乗れるだろう。支持を出して壁を外し鉄で骨組みを強化していく。そしたら一段下に第二甲板部分を作りその下に居住部分を増築した。前から見たら横に出っ張りが出来ていて不格好だが今回はしょうがないだろう。倉庫の建築と並行して作ったため、10日ほどかかってしまった。その間に反乱軍の船に補給は済ませていく。
次に武装の強化だ。ジン達の部隊50人やラミス達10人分の強化としてジン達にボウガンを30個ラミア達に5個それと劣化版蜻蛉切を10本作った。ラミア達は戦闘経験が無いらしく。武器を作っている間にヒートが鍛え直していた。ヒートに頼まれて新しいヒート専用の槍御手杵も作った。形に関しては完全に趣味である。今回に武装強化で蜘蛛の素材が無くなってしまった。今後はどうするべきかまた考えれば良いだろう。
「こいつら盾になるぐらいには鍛えてやったぞ多少は使えるな」
「ヒート槍作ってやったからってかなり張り切って訓練してただろ。あんな過酷な訓練みんなよく耐えたな」
「コウキ様に使えるにふさわしい戦力になるために必死に頑張りました。まだまだ力不足ですが精進します」
ラミア達の顔は明らかに屈強な戦士のような顔つきになっていた。かなり期待できるだろう。こんな体に成長しているのに全く驕りがないのだ。まだ力不足だと言っているほどである。慢心の無い戦士は手強い驕ることなく確実に戦うだろう。結局すべての準備を整えるのに一ヶ月ほどかかってしまった。日中も来た時ほど熱くなく少し肌寒いほどである。この辺りは冬の寒さはかなりきついと聞く。夏にこちらの世界に来たのでもうすぐ冬になるだろう。早く終わらせなければ。
「じゃステラ行ってくるよ」
「気を付けてねコウキくん」
「ステラよそちもコウキと共に向かってよいのだぞ」
「そしたらここはどうするのよ」
「村には女だけではなくサイの坊主達も残って家を作るのであろう一人減った所で変わらん」
「そうですよステラさん僕らに任せてコウキさんの傍にいてあげてください」
「コウキくんはどうなのよ」
「危険な場所だから最初は男たちだけで行く予定だったんだがむさくるしい旅になるしなでもステラがいてくれたらうれしいのは事実だな」
「なんだよコウキお熱い事だな。だいたいお前はここのリーダーだぞ当然船とはいえ個室に入ってもらうんだ。世話役がいないとこっちが安心して航海することなんて出来ねーぜ全く」
「酷い事言うなヒート俺よりよっぽど一人でなんて生きれそうにないぞ」
「俺はいいんだよステラ面倒見てやんな」
「そこまで言われたらしょうがないわね付いていってあげるわ」
「じゃあリュディアにリーノ後は頼んだよ皆行こうか」
「お前ら出陣だぁ‼あのバカ王子をぶっ飛ばすぞ」
「「「オーーー」」」
コウキ達は反乱軍の船と改造船アキラス号に乗り込み出航した。俺とステラそれと戦士を半分にわけヒートの部隊10人がアトラス号に乗り残りのアレク達が反乱軍の船に乗り込んだのだった。
船が出航してから2時間ほどたった時少し作業が落ち着いてきたため甲板への立ち入りの許可が出たため。俺とステラは甲板の上で景色を眺めていた。
「綺麗な海だな空も良い天気だし潮風が心地いいな」
「確かに綺麗ね初めて船に乗った時も綺麗だと思ったけどまだ初めてで緊張してたし一人だったからここまで景色は楽しめなかったわね」
「そうだったのかじゃあ今を楽しまないとなこれから戦場に行くんだし今ぐらい楽しまないとな」
「そうね皆助けられるといいわね」
「そうだな本当は自分の里で暮らしたいと思うんだけどな向こうで解決策があればそれに越したこちはないよな」
「それは無理だと思うぞ」
ステラと甲板せ景色を楽しんでいたら後ろから声をかけられた。振り向くとヒートが歩いて来ていた。
「なぜだヒート」
「第三王子のカロス=ネメア3世はな父親に不満を持っていたんだ。兄貴は優秀でな文武両道でいつも目立っていた。いずれ王をついでトップに立つと言われていたんだ。カロスの野郎はいつも兄貴に嫉妬していたよ。そのくせ自分せ努力して兄貴を越えようなんて思わないんだ。自分は優秀でなんでも出来るっと思ってるんだろうな。しかも頭が悪くて騙されやすいだからクーデターなんて起こしたんだろう。しかもあいつがトップに立ってずいぶん経つもはや国としての原型はとどめていないだろうな」
「それはなんともひどい話だな」
「だから向こうに行っても変な気を起こすんじゃねーぞ」
「あぁ分かったよ」
旅は始まったばかりだ。コウキはこれから起こる事態を深く考えるのであった。




