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Creator of the world  作者: andras
崩壊したネメア国
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22

茂みの中から様子を伺っていたアレク達は敵の本陣で指揮を執っている隊長を見て思わず立ち上がってしまった。そこにはかつて共に戦い背中を預け合っていたジンがいたからであった。

「ジン‼俺だアレクだ」

「生きていたのかアレク‼やはり情報は正しかったんだ戦士長はどこなんだ」

「ヒート戦士長なら今俺たちの村にいるぞ案内しよう」

「今国は大変な状態なんだ早く対処しなければ取り返しがつかなくなる」

「まぁとりあえず村へ来い詳しい話はそこで聞こう」

アレクはジン達の部隊を引き連れて村へ戻った。ジン達をとりあえず森の中に残し報告に戻った。

「というわけで仲間がこの島に上陸していました。ヒート戦士長に話があるそうで近くに連れて来ています」

「分かったヒートと彼らをここに連れて来てくれ」

アレクは許可を取ったあとジン達反乱軍を村の中に引き入れるとコウキの元に向かった。

「入ってくれ」

「戦士長ご無事で何よりです。今国は傾いております一刻も早く戻りましょう」

「まてジン俺は一度死んだんだそしてコウキの元に蘇った。今はここを守ると誓っている」

「そんな戦士長が戻れば隊員の士気も上がります。そのまま攻めれば必ず勝てるはずですどうか考え直してください」

「ちょっと待った二人ともまずは自己紹介をさせてくれないかあとそちらの方も知りたいんだが」

「すまないな確かにその通りだジン挨拶しろ」

「申し遅れました。私はネメア国近衛隊所属犬族のジンです。今は反乱軍のリーダをしております。」

「ジンね俺はコウキクロサワこのクロス村の村長?をやっている」

「村長なんだからシャキッとしねーか守るのが大変だぜ全く」

「それで村長どの。今のネメア国の状況はご存じでしょうか」

「確かクーデターがあったんだよなヒートが捕まったやつね」

「たくあのバカには困ったものだぜまぁおかげで今はここでのんびり出来るってもんだ」

「戦士長何を言っているのです今にも国は崩壊に向かっているのですよ」

「そうだコウキ島の住民全員ここに連れて来たらどうだ。人も増えるしいい案じゃねーか」

「なに言ってるんですか国はどうなるんですか」

「あそこはもう無理だ王がいない今政治を回せる人間はいない。例え俺たちが行って俗を追い出したとしてその後どうする?ジンお前が王にでもなって政治経済を回せるのか?トップが変わった所でもう手遅れだ」

「しかし...故郷が」

「とりあえず落ち着いてくれいったん整理しようまずジンは国から俗を追い出したいそのためにヒートを連れ戻したいそうだな」

「そうです」

「ヒートはどうしたいんだ?」

「俺はもうあの国に未練はないだが住民は助けたいだからコウキここに連れて来たい」

「それはその人達がここに住みたいと思うんだったら構わない無理に連れて来ることはしない」

「ジン住民はどうなっているんだ」

「城下町や主要都市は完全に俗どもが占拠している。住人はほとんどの人が知り合いの所に逃げた。しかし一部頼れる所が無い人は我々が保護している。」

「ジンもう一度聞くよ君は何がしたいんだい答えによっては手を貸すよ」

「何度も言ってるだろ国を救いたいあの頃の国を取り戻す」

「でも王はもういないのだろ国のして成立しない以上民は飢えやがて死ぬか盗賊になるだろう」

「しかし」

「聞き方を変えよう国を取り戻したいのかい?民を救いたいのかい?」

「俺は近衛隊だ民を守るのは当然のことだ」

「じゃここでもいいじゃないかここなら飢えに苦しむ必要はない働いては貰うが重税なんてかけないヒートの案になら乗ろう」

「さすがコウキ分かってんじゃねーか」

「だがお前に何が出来る‼見た所とても戦えるとは思えん」

「ジンお前ってやつは何言ってんだ」

「戦士長あなたは騙されているここが住みやすいなんてあるはずがないキラースパイダーが当たりに闊歩している。助けられたと聞いたが運が良かっただけだ」

確かに鍛え抜かれた戦士よりは体格は劣るだろうが学生時代鍛えてきた体を再現したんだ。あの時の感覚だって忘れてはいない。

「コウキわりぃこいつ頭に血が上ったら手が付けられないんだ」

「いいよ実力を見せてやればいいんだろ」

「上等だ人間お前を倒して戦士長は連れて帰る」

「よしじゃ俺が勝ったら住民はここに連れて来るいいな」

ジンと血統になってしまった。まだこの村も知らないのでしょうがないのだろう。三人は外に出て開けた所に向かう。

「ステラ蜻蛉切取ってくれ」

「大丈夫なの?」

「任せておけ終わったら夜ごはんにしような」

「戦士長これは一体なぜジンとコウキ様が戦うことになってるのです」

「黙って見とけコウキの戦いなんてめったに見れんぞ」

ジンはコウキの正面に立つと剣を上段に構える。俺は蜻蛉切を肩に担いで立っていた。

「クソなめやがって急所は外してやろう」

「いつでも来い」

ジンは一呼吸おいて一気に駆け出す。コウキとの距離は10メートルはどは離れているだろうが獣人の脚力はすさまじく一瞬で距離を詰めてきた。しかしコウキが動く様子はない。ジンは剣を一気に振り下ろす。

「貰った!」

しかし剣は虚空を切ってしまう。コウキは柔道の経験から本来の間合いは組んでいて手の届く位置なのだ。槍を持ってはいるが単にかっこいいと思っただけでゼロ距離こそ自分のテリトリーだ。筋肉の動きだけで行動を判断し避ける事が出来る。

「コウキのやつやるな槍はフェイクだありゃ」

「なぜそう思うのですか私には分かりません」

「コウキは槍を持っているだろ」

「はいコウキ様愛用の槍でかなりの業物かと」

「そうだなじゃそんな槍を持ったやつが相手ならアレクお前はどうする」

「槍の攻撃範囲は長く自分よりも先に攻撃されてしまうしかし懐に入ってしまえば攻撃力はかなり下がり逆に自分のテリトリーになるでしょう。」

「そうだなしかもコウキは構えることすらしていないそうなれば相手が構えて攻撃態勢に入る前に懐に飛び込む俺だって同じ状況ならそうするだろう。しかしコウキはあえてそれを狙ってんだろう。あいつは格闘戦が一番得意と見たあえて近づかせてやりやすい位置で戦ってるわけだ」

「確かにあの体捌きは凄いですね」

ジンは焦っていた。相手は槍を持ってはいるが槍の間合いの中に入り込んでいる。情報でもヒートを助けた人は槍を使っていたと言っていた。槍さえ無力化してしまえば後は簡単なはずだった。

「そろそろいいかなジンには悪いけど勝たせてもらうよ」

「コウキはジンが踏み込み切りぬこうとした瞬間に槍の真ん中の部分を使って弾き返す。ジンは槍と鍔迫り合いの状況から押し返され一歩引いてしまった。すかさずコウキは槍を突き出した。

「しまったまずい」

ジンは体制を一瞬崩すも持ちこたえ槍を弾き返す。そのままカウンター気味に切りかかる。その時コウキは槍を放り捨てると切り込んでいた右手を掴む。そのまま右足を踏み噛んで前傾姿勢になると右足を軸に体を回転させそのまま相手を背中に乗せて担ぎ上げる一本背負いをしたのだった。ジンは何が起きたのか分からず地面に倒れ空を見ていた。

「何が起きたんだ?」

「大丈夫か?頭は打ってないはずだから安心して」

「俺は負けたのか」

「ここで怪我したら戦えないでしょ無傷で無力化しようと思ってね」

「やるじゃねーかコウキまさか格闘の方がつえーとはなその槍はお飾りかよ」

「そんなことないぞ蜻蛉切は好きだしいざ命の奪い合いになったら迷わず使うさ」

「それよりもジン村を案内するからここがどんなとこか確かめてくれそれからこれからの事を決めても良いだろう」

ジンを立たせると村を案内して回った。獣人達が住む家に案内する。家の機能を話したら蛇口にとても驚かれた。次にヘイゼル工房と横の大浴場住民全員が使うことが出来る。

それから畑を紹介して終わり。今回リュディアのことは伏せておいた。



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