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Creator of the world  作者: andras
島開拓編
21/247

18.5

少しさかのぼりコウキ達が獣人を助けて森に帰っていったあとのことだ。海賊船の中に乗って戦況を観察していた。海賊たちは突然の蔓や糸の攻撃に長年の感が危険だと訴え身を潜めていた。

「カシラあいつら行きやしたぜ俺たちもさっさとヅラかりやしょう」

「くっそ一体何なんだあいつらでかい船だからお宝がわんさか積んでると思ったのによこの島が出来てからかなり上手い汁すすってたがここにきてドッジったな」

「アジトに戻ればまだ仲間がいますよこんな島じゃろくに戦力もないでしょ襲ってやりやしょう」

「よしあいつらが奥の方に行ったら船を出せそれまで森を見張ってろ」

しばらくして海賊たちは海に出た。難を逃れた船長は島を睨みつけていた。

「あいつら覚えてやがれこのままで済むと思うなよ」

この海賊たちは新しく出来た島によって海流が変わったのをいいことに新しく活動していた海賊だ。しかもネメア国のクーデターに実は海賊たちが同盟を組んで参加しておりネメア島は海賊たちにとっていい隠れ家になっていた。このクーデターの裏には闇組織に支配された貴族の一部が素行が悪く親に見捨てられぎみで不満を持っていた第三王子を騙しクーデターを起こしたもので。政権が倒れたあと有力な人間たちに圧力をかけ島からどんどん追い出したり裏で始末させていてとても国としてなり立つものではなくなっていた。第三王子は新政権についたが闇組織に支配された貴族と今までさんざん遊んでいた王子に政治が務まるはずがなく重い税金と島民を強制労働させどんどん荒んでいった。重税に耐え切れなくなった。島民は次々に逃げ出していた。逃げ出せずに海賊に身を落とした者もかなりの数がおりこの島に戻ればいくらでも人数を確保できるのだった。

「あのバカ王子のおかげで俺たちは一気にデカくなれたから感謝しないとな」

「ほぼ奴隷みたいなやつらばかりですがあいつらかなり使えますよ」

「もうあの国はだめだからな俺たち外道にはありがてぇがもうシラフでは生きていけないだろ俺たちに従ういがい生きる道がねぇんだよ」

一方新政権になった第三王子のカロス=ネメア3世は焦っていた。

「なぜこうなったのだお前たちが上手くいくと言ったからこうして立ち上がったのだぞ

やっとクソ親父とヒートの野郎を始末したのにこのざまはなんだ。俗どもの巣窟ではないか」

ネメア国は獣人の国として自然と共に栄てきたが今では見る影もない。城下町は海賊や柄の悪い連中が昼間からうろついている。始めは住民が守っていたが重税に苦しんで逃げ仇してしまった。当然俗どもは税金など払わない。商店はあるが闇組織の出す店のため新政権に入った貴族たちは何も言わない。当然国に税金など入るはずなく城の維持も困難になり荒れ果てている。

「クッソヒートの奴はどうしたあいつにあの俗どもを追い出させろ」

「カロス様が追い出せと命じたのではないですか海賊たちの戦力にならないようにわざわざあいつらとは違うルートから奴隷に落としたのですよ今頃どこかで使われていますよ」

「じゃ兵士はどうしたこの城にも衛兵くらいいるだろ」

「それこそ我らが直接殺したのではないですかわれらはクーデターを起こした時味方にいたのは下にいる俗です」

「ではお前たちの金でこの城を維持しろお前たちの企てに乗ってこうなったのだぞまったくヒートの奴めなにが国のためだ。俗どもに簡単にまけやがって俺が買い直してやるから俺のために働け」

皮肉にも王子に味方した貴族も一枚岩ではなくヒートの処分を巡って暗躍した結果身内同士で衝突しヒートは生き残ったのだった。当然どこにも売られておらずカロス第三王子がヒートを買い戻すことは出来ず島が完全に潰れ俗たちのアジトになるまで探し続けたのであった。

時を同じくしてネメア国の裏側の開拓されていなかった森には重税に苦しみながらも他に頼るあてがなく島から出ることになった。島民たちとヒートの所属した部隊の戦士たちがヒートが捕まったことを知るとすぐに隠れてこの島を奪還する機会を伺っていた。

「隊長町はもうだめですね完全に落ちました」

「クソあのバカ王子め簡単に騙されやがって」

「隊長‼報告があります」

「なんだヒート戦士長が捕らえられた船ですがどうやら海賊に襲われて島に逃げ出したようです」

「どういうことだ!詳しく話せ」

「どうやら貴族も違う組織と関りがあったようで闇組織と海賊船で争いがあったようです。潜入していた戦士の報告ではヒート戦士長が捕らえられた船は新しく見つかった島で座礁しそこで助けられたようです。その島にはとても強い戦士がいたようで海賊たちは逃げ出しいったん戻ったあと戦力を補充して再度あの島に攻撃を仕掛けると書いてあります」

「戦士長は無事なのか戦士長さへ戻ればここは取り戻せる何とか海賊よりも先にその島に戻り戦士長を取り戻すぞ」

反乱軍たちは一筋の希望にかけて動き出したのだった。

ネメア国城下町の元貴族が住んでいた屋敷の中で闇組織の幹部と下っ端が話をしていた。

「ボスあの貴族どものおかげで俺たちもここで一儲けできそうですね」

「あぁ厄介な戦士長は始末したしなあのバカは使えないがもうじきあの城も終わるからなここを足掛かりにさらに勢力を拡大するぞ」

「ボスどうやら下っ端の海賊どもがヘマしたみたいです。仲間を集めて島に攻め込むとか言ってますよ」

「たく威勢だけはいい奴らだな今は構ってる暇はねぇあのバカを始末するのが先だほっとけ」

「分かりました」

ネメア国を巡っていくつもの組織が暗躍するのだった。


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