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Creator of the world  作者: andras
進化する島
201/247

ヤシャの冒険6

さて色々やってみたわけだがいよいよ手つまりになって来たかもしれない。泥を取り除いただけでは意味がないし泥を処理しようと思って土を固めると水が出てこれなくなってしまう。つまり土を固めずに土を抑えながら水を出さなければいけないのだ。そもそもなぜ水によって砂が動く名だろうか。そこでふとコウキ様が行っていた授業を思い出す。

『いいか皆この世の中には基本的に質量というものがある。質量とは何かというと簡単に言えば物を動かし時に加わる力だ。実験してみよう。ここに二つの木箱がある。全く同じ材質全く同じ大きさ全く同じ作り方で製作された二つの木箱だ。一つには中に砂を詰めてみた。

これを動かそうと思うと砂を詰めた木箱の方が動かしづらいだろう。これが質量の違いだ。世の中には全く同じ大きさの物でもその性質や様々な条件によって質量が違う物があるんだ。

逆に小さな物を集合体は中々面白いな。例えば砂はかなり細かい粒の集まりだが一つはとても小さく軽いのに集まると質量が増えるんだ。このようにその状況によって重くなったり軽くなったりするんだ。この性質を考えれば今まで出来なかったことに何かヒントが出来るかもしれない。皆も困ったことがあった時は私の話を思い出してほしいと思う。少しでも役立つことが出来れば幸いだ。』

なるほど砂は水よりも軽いんだな。だから水と一緒に動いてしまうんだ。ということは砂を重くすればいいのか?

しかしそれでは地盤が変わってしまうのではないか?傾斜では重い物は下に行ってしまうのだよな。確か重力が働いているとかだからこの惑星に空気が存在し生物が生きていけるだけの環境があると言っていたな。

ふふさっきからコウキ様がやられていた授業の内容ばかりではないか。しかし一度聞いた物から自分に取り込それを使用するのもまた成長か。

では重力による影響を少なくしたうえで形が崩れないようにするにはそこを平らにすればよいか。となるとここに深さを付けて壁は逆に染み出してはいけないので固めてしまってそこの砂だけを重くすればよいな。壁はレンガや石などで固めるのが良いがレンガは無いから石でやるとして、深さが出るということは水を汲みやすいようにしなければいけないな。良しやるぞ。

キオウはコウキの授業で習ったことを参考にしながら作業を進めていった。まずは湧き水が出る場所を中心に四角に穴を掘っていく。丸だと石を組みづらいと思ったからだ。キオウが慎重に形を整えながら穴を掘っていくと湧き水の水量が上がった気がした。

これは質量が下がった分水が押さえつけられなくなり水量が上がった?

となれば深くすればいいのか。そこで穴を2メートルほど掘ってみることにした。穴を掘って壁を固めて行く。

そういえば砂を重くするってどうやるのだ。確か集まれば重くなると言っていたが。

試しにキオウは砂に結晶化の魔法をかけてみる。すると砂は岩のような塊になった。

これならば石を敷き詰めればいいのではないか?

キオウは固まった砂が石に見えたので魔法を使わなくても石を砂が出てこないように何層にも重ねて敷き詰めればいいのではないかと判断した。そこで壁に使ったあまりの意思をそこに並べて行く。とりあえず3層になるように敷き詰めていった。そして巻き上がっていた泥を除去する。

良しいいぞこれでどうだ。

しばらく様子を見ていると石の間から透き通った綺麗な水が出てきた。しかも水量も悪くない。一日も待てばある程度は使用しても困らない程度の水はたまるだろう。

「完璧だ出来たぞ良し!」

「上手く行ったのですねおめでとうございます」

「うわぁ!いたのですか」

後ろからいきなり声をかけられびっくりしてしまった。少しガッツボーズをしてしまったのに見られて恥ずかしいし驚いて変な声が出てしまった。

「すみません暗くなってい来たので呼びに来たのですが真剣に作業されていたので声をかけるのが申し訳ないと思いまして黙って見ておりました」

キオウはくもまるに言われて辺りを見渡してみる。辺りは暗くなり月が出ていた。夜の森は夜行性のモンスターが活発に動き出すため鍛えているキオウとはいえ流石に危険だ。

「確かに暗いですねすみません心配をおかけしてしましました。危険な森で時間の把握も出来ないなど傭兵失格ですね」

「そんな大丈夫ですよ既にここは私の領域になっていますからそれにモンスターの殺気を感じたらキオウさんは気が付くでしょ。」

「そうですね全く気が付かずに死ぬなんてことはないと思います」

「では良いではありませんかそれに完成したのですからさぁ家に行きましょう。エンキさんが見事な家を完成させておりますよ。」

キオウは広場の中心に見事に建っている家を見つけた。さすがエンキだ。2階建ての大きな家だ。こんな短時間でここまでの家を作るなんて。

「そうですね戻りますか」

キオウは湧き水を整理して井戸を作り上げた達成感から食事を食べ終わるとぐっすり眠りに着くのだった。

朝。隊員達は広場に集まっていた。

「諸君。今日から火山の攻略が始まる。危険なモンスターが多く生息しているだろうがお前たちならば必ず攻略することが出来るだろう。くれぐれも油断することなく互いに危機感を持ちスカイドラゴンを捜索するのだ。」

ヤシャは演説を終えると火山に向けて出発した。コロニーの後ろに道を作り火山えの入り口を開けておいたのだ。火山はかなり高くそびえたっており標高2000メートルはあるだろうか。山の上の方は赤く燃え上がっており下からでも危険な場所なんだと認識することが出来る。ヤシャ達が火山に入ってすぐの事だ。

「右側敵確認ウィスプです」

「距離を保ちながら魔法で倒すんだ。奴は零体だぞ近接は効かんぞ」

ウィスプとは火の玉のようなモンスターであり実態が無く魔力の塊のモンスターだ。倒した敵を焼きながら体内の魔力を食らうと言われている。零体であるため物理攻撃は効かず魔法攻撃によって倒すしかない厄介なモンスターである。他にもファイヤータートルやスモッグスネークなどといった敵と戦いながらスカイドラゴンの捜索をしていった。

本当ならば迂回して体力を温存しながら生きたい所だが火山であるため木などは生えておらず岩しかないため身を隠す場所が限られてくる。しかも傾斜があるため自由に身動きが取れるわけではない。そのため遭遇したモンスターは倒しながら進んでいた。それからしばらく進みだいたい4合目辺りまで登って来ただろうか。目の前にワイバーンが集まって休息を取っている場所が見えた。

「こんな低い所にワイバーンが生息しているということはこの上にいるな」

「そうですねワイバーンはドラゴンにとっては餌ですからね絶好の狩場なのではないでしょうかね」

「よし少し様子を伺うか、我々もいったん休憩を取るぞ交代で見張りをたて各自休息を取れ」

「了解」

隊員達は各自で休める場所を見つめて座ったり水を飲んだりして休息を取り始めた。最初の見張りはカゲキが務めることになりワイバーンの様子を伺っている。ライデンもカゲキと一緒に見張りに加わっていた。

「しかしようこんなまじかでワイバーンを見られれなんて凄い所に来ちまったな」

「確かにな俺はここに来たばかりの時に遭遇しているがかなり危険なモンスターだったぞ。その時は隊長が倒していたがな」

「あぁ聞いたぜその話。俺が水くみに行ってた時だろ。災難だったな」

「まぁしょうがないさ。しかもあの時は隊長が本気で攻撃していたしキオウも前に出てくれていたからな。1匹だけなら楽勝だろうよ」

「でも目の前には6匹は見えるぞ。まぁ眠ってつやつやじゃれ合ってる奴らしかいないがな。少しでもバレて襲われたら大変だな」

「変なことを言うんじゃない。しっかりと見張らないか」

「分かってるよそれに...オイあの寝てるやつ変じゃないか?」

読んでくれてありがとう

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