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Creator of the world  作者: andras
島開拓編
19/247

17

「どうしたんだ慌ててそろそろ夜だから何か作るなら明日だぞ」

「そんなことではないいいか良く聞けコウキよ」

「どうした」

「巡回中の子らが浜辺で燃える船を見つけて今様子を伺っておるさらに奥から船が接近中のようじゃ海賊かもしれない」

「大変じゃないか‼助けに行かないと」

急いで家に戻り蜻蛉切を手に持つ。

「ステラ大変だ船が海賊に襲われてここまで逃げて来ているらしい今から助けにいく」

「分かったわ今すぐ準備するわね」

「わらわも援護しよう」

「ありがとう皆行くぞ」

急いで浜辺へ向かうと船が燃え上がり打ち上げられている。乗組員らしき人は消化活動を続けているが全く間に合っていない。奥の浜辺では激しい剣を打ち合う音と怒鳴り声が支配している。

「まだ船の中に人がいるだろうそっちを優先して助けるぞ」

「わらわに任せよ船を壊すぞ」

リュディアが側面の脆くなっている部分に糸を張りつけて一気に引っ張る。人が通れるくらいの穴が空いた。

「ナイスだ!」

穴が空くと同時に中に飛び込む。すると中には縄で縛られた獣人達が沢山いた。

「どうなってるんだこれ」

「オイお前さっさと縄を切りやがれ‼」

大型のライオンのような顔をした獣人が怒鳴ってきたことで急いで縄を切っていく。

「お前は海賊か?まぁ助けられたから今回だけは見逃してやるお前ら急いでここから出るぞ」

リュディアが空けた穴から続々と獣人が出ていく。すると消化活動をしていた船の乗組員が気が付いたようだ。

「ボス!奴隷達が外に逃げ出していやがります」

「なんだとこのクソ忙しい時にしょうがねぇ船は放棄しろ商品を捕まえろ」

船から野蛮そうな乗組員がどんどん降りてきた。

「なんだこれどうなってんだ」

「お前ら捕まりたくなかったら踏ん張りやがれここで捕まったらもう終わりだぞ」

獣人達は降りてきた乗組員達に殴り掛かる。浜辺では海賊と乗組員の戦うグループと獣人と乗組員が戦うグループでぐちゃぐちゃになっていた。

「コウキくんどうなってるの?」

「一体ドイツが敵なのじゃ」

「とりあえず獣人は味方だそれ以外を倒そう」

「分かったわ」

リュディアとステラは糸と蔓で海賊と乗組員を縛り上げていく。俺も襲ってきたやつは蜻蛉切で返り討ちにした。

「なんだこの糸動けんぞ」

「ボス突然蔓が来て動けません」

「よくわからねーが今がチャンスだお前ら行くぞ」

海賊と乗組員は動きを封じられ獣人達にドンドン殴り倒されていく。ライオンの獣人は強かった。鍛え上げられた肉体に素手で敵を倒している。他の獣人も強かったが一人ずば抜けていた。やがて動く者はいなくなった。謎の船乗りと海賊は全滅したのだった。

「はぁはぁ終わったのか」

「そのようね一体何が起きていたのかしら」

「オイお前」

ライオンの獣人が話しかけてきた。

「戦闘の中で見ていたお前はあいつらを攻撃していたな何者なんだ」

「俺はこの島に住んでいるものだ。燃えている船を見つけて助けに来たらこうなった説明を求める」

「そいつはすまなかった俺の名はヒート=リオンハートこの獣人族のリーダをしていて戦士だ。国でクーデターが起きてな俺は戦いに敗れてな。ちょっといざこざがあって捕まってこのざまさ」

「とりあえず怪我してるだろう家に来い」

「すまない」

「あれリュディアはどうしたんだ?」

「リュディアさんはアラクネでしょ騒ぎになるといけないから先に帰ったわ」

「そうか皆ついて来てくれ」

二人で獣人達を連れて戻る船や戦いで疲弊している者が多く結構な時間が掛かってしまった。

「ステラは薬草で薬を作ってくれ出し惜しみはなしだ」

「分かったわ」

「怪我がひどい奴はこっちに来てくれ今薬を用意するぞ」

治療に獣人達への対応に一晩掛かってしまった。しかし50人近くいた獣人達は誰一人命を落とすことなく峠を乗り越えたのだった。

「いやーよく乗り切ったな」

「もうクタクタよ」

「本当にすまないこのお礼は必ず」

「とりあえず疲れたからいったん寝よう話はそれからだ」

家に戻るとどっと疲れが込み上げてきた。一安心してベッドに倒れ込む。それから昼過ぎまで深い眠りについたのだった。

起きてから外に出てみると獣人の男たちが扉の前に立っていた。

「お前らどうしたんだいつから立ってたんだよ」

「これほどの事をして頂いて挨拶もなしに眠るなど出来ませんヒート戦士長にも許可を頂いております。」

「そっかとりあえず楽にしてくれよ息が詰まるだろ」

獣人の男たちはみんな同じ思いだったらしいなんとも厚い男たちだ。俺は改めて話を聞くことにした。

「さてと君たちは?」

「はい私は荒アレクと申します。戦士長の元で日々鍛錬しておりました。」

「なるほどなとりあえず俺も自己紹介だなヒートはどこにいる?」

「こちらです」

アレクに案内されてヒートの元に向かった。

「体大丈夫?俺も自己紹介しようと思ってね今後のこともあるし」

「確かに名前を伺っていなかった俺としたことが」

「忙しかったしな、で俺の名前はコウキついこの間からこの島で暮らしている。ただの人間だ」

「コウキだな改めてすまないありがとう」

「おうそれでこれからどうするんだ」

「その話なんだがな現在の我々の状況を知ってほしい」

「聞かせてくれ」

ヒートの話によると元々ネメアという小さな島でネメア王国の戦士長をやっていたそうだ。一ヶ月ほどまえ第三王子のクーデターが起き王の為に戦ったが敵の勢いを抑えることが出来ず王国軍は敗れ王に味方した者は弾圧されていったそうだ。中でもヒートは国の中でも発言力がありヒートの住む村はかなりの圧があり耐えきれずに逃げ出したそうだ。そこで第三王子の私兵に待ち伏せされ捕まって奴隷に売られ昨日に繋がったらしい。

「というわけで俺たちは買える場所がない加えて迷惑をかけるが我々が生きるために力を貸してくれないだろうか今の我々にこの海を越える力はないこの島に先に住んだコウキの力を借りたい」

「そういうことなら任せておけそれとなちょうどいいから俺の構想を聞いてくれないか」

「お安い御用だ」

「俺はなこの島に国を作りたいんだそのために開拓してきた。だから俺の元で暮らさないか絶対に悪いようにはしない」

「なんとそれは素晴らしいなもう一度俺たちは守るべき国を持てるのか」

獣人達に賛同して貰うことが出来たこれで俺の夢に一歩近づいたわけだ。

「そうと決まれば紹介したい住人がいるんだちょっと待っててくれあと消して攻撃するんじゃないぞ」

「俺たちの仲間に攻撃なんてするわけないだろ」

一度家に戻ってステラにヒート達の事を話してここに住むことも伝えた。

「コウキくんならこうなると思ったわ」

「分かってくれたか今からリュディアの元へも向かうから一緒に行こうか」

リュディアの元へ向かい同じ説明をすると何故かステラと同じ反応をされた。

「わらわのことは話していないのであろう大丈夫なんじゃろうな」

「仲間に攻撃はしないって言ってたぞ」

「そちというやつはまぁよい向かうとするぞ」

皆で獣人達の元に向かった。リュディアを見た獣人達はざわめきだす。なぜか立ち上がって構えている者たちまでいた。

「どうしたんだ皆紹介するよステラとリュディアだ」

「コウキエルフは分かるがなぜ魔物がいるんだしかも上位種ではないか」

「そういえばリュディアはアラクネなんだよな。皆とそんなに変わらないしいい奴だぞ」

「コウキの元で励むと決めたからなそれにこの島にいち早く目を付けて開拓しているその慧眼に間違いはないだろうリュディアよよろしく頼む」

こうして獣人達との顔見せは終わったのだった。


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