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Creator of the world  作者: andras
島開拓編
11/247

9

次の日の朝ステラが朝食を作る音で目を覚ました。ちなみにここ最近では毎朝この音で起きている。正直朝ご飯を作ってくれる人がいてその音で起きれることが幸せだと感じている。俺は幸せを感じつつ最近日課となった水瓶に川から水を汲んで来ると席に着く。

「はぁ~おはようステラ」

「おはようコウキくんご飯出来たわよ」

「ありがと頂くよ」

「もう施設終わったの?」

「あぁ今回はステラが言っていた畑を作ろうと思う。あとベッド作りたいなと思ってるんだ」

現在二人は仕留めたビッグボアの毛皮を小屋の下に敷いて寝ていた。正直言って硬くて寝づらい。体の疲れも完全に取れていない気がする。快適な睡眠は良好な生活には欠かせないのだ。

「確かに毛皮だけだと少し寝づらいと思うわでもヘイゼル達の毛皮だってそんなにないしベッドを作る分なんてないわよ」

「確かにヘイゼルとバロメの毛だけでは布の残り的にも明らかに足りないな。だからスパイダーギャングを倒そうと思う。」

「確かにスパイダーギャングの製糸器官を使えばたくさん糸を作る事が出来るし、シーツだって作れるわ。でもスパイダーギャングよ大丈夫なの」

「ステラの言いたいことはよく分かっている。まともにやりあえば確実に負けるだろうな」

スパイダーギャングとは成虫だと1メートルにもなる大きな蜘蛛でとても好戦的で自分達の縄張りに入ってきたものに対して集団で襲い掛かってくる。しかも縄張りに入ったら最後獲物を狩るまでどこまでも追いかけてくる。まるでギャングのような習性からスパイダーギャングギャングと呼ばれていた。森の奥に生息していてしかも木の上に巣を作り縄張りとするため知らず知らずの内に縄張りに入ってしまい気がついたら囲まれているということがあるのだ。

この世界ではスパイダーギャングを討伐する場合しっかりとパーティーを組んで連携と物量で圧倒するのが基本戦術である。スパイダーギャングから取れる糸はとても丈夫にも関わらずしなやかさがあり加工しやすいことから人気があるのだがスパイダーギャングの特性から危険度が高く一攫千金を狙うパーティーしか狙わないのだ。

「そこで罠の出番なんだよいいのを思いついたんだ」

「こうきくんが出来るっていうなら反対はしないけど毛皮だけでも十分眠れるし時間をかければヘイゼルとバロメの毛を刈ることが出来るわ無理しちゃだめよ」

「もちろん無理はしないよそれにとりあえず優先は畑だからまだまだ先の話だな」

今日の予定は畑だ朝食を食べたあと二人で飼育小屋の後ろ畑予定地まで向かった。

「広さなんだけどねコウキくんが捕ってきたオリーブと胡椒それに私は大根、キャベツ、トマトの種を植えようと思ってるのだから5×5メートルがひと塊の畑を作ろうと思うの

何かリクエストはある?」

「そうだなあまり広すぎても大変だしちょうどいいんじゃないか」

「じゃまずは土を掘り起こしていくはねコウキくんはその間ヘイズルとバロメを散歩させて朝ご飯食べさせてあげて」

「分かったそれじゃまた後でな」

畑のことを決めた後と俺はまだ出番がないのでヘイゼルとバロメの世話をすることになった。俺は始めて外に連れ出すのだが二匹は頭がいいし言葉も通じるので大丈夫だろう。

「ヘイズル、バロメ散歩行くぞ」

「「メェー」」

30分ほど回りの森の中を歩いていたが特に俺がやるべきことは無かった。二匹は勝手に草を食べて歩き回っているのだが突然走って逃げだすなども特になくむしろこちらに合わせて様子を見ながら動いているようなのだ。

「どっちが散歩させてるんだかまぁ最近作業しっぱなしだったから息抜きにちょうどいいな」

木々の間から零れる朝日の綺麗な景色を楽しみつつ散歩を楽しんだのだった。

「そろそろ戻るぞ」

「「メェー」」

二匹を小屋に戻すとステラの元に向かった。雑草が生い茂り凸凹だった地面は綺麗にならされ掘り返されて柔らかくなっており先ほど話したひと塊の柔らかい土の部分が12個縦に4横に3という割合で並んでいた。真ん中にはステラが立っていてこっちに手を振っている。

「凄いな短時間でこんなになるんだ」

「ありがと魔法を使えばこんなものよそれでなんだけど1メートル間隔で畝を作ってほしいの」

「分かった俺は右からやっていくよ」

「せっかくだからミントとか薬草も一緒に育てようと思って多めに作ったから頑張ってね」

「薬草ってこの前取ってたやつだよな熱に効くとか傷に効くとか意外と簡単に育てられるんだな」

「そうよむしろ畑の方が確実に取れるでしょ薬草によって育て方が少し違うけど私に任せて」

「ステラは薬草にも詳しいんだな」

どうやら薬草を畑で育てられるといっても簡単ではないようだ。例えばいつもお茶にしているクールミントなんかは《心を落ち着ける効果があるらしい》丈夫で水を上げていれば良く育つらしいのだが熱が出た時に効くゴールドフラワーは環境に弱く水を上げすぎてはいけないとか回りに少しでも雑草があると非常に栄養を取る力が弱く枯れてしまうなど手間がかかるそうだその辺りの畑作りはステラがやるそうなので俺は野菜を育てる方を作っていった。土が柔らかくなっていたこともあり昼には作業を終えることが出来た。

「これで食糧は安心だなこれどれくらいで育つんだ?」

「この島魔力が濃いから早いものだと半年はかからないわね野菜なんかは野生で育っているものをわりと見たもの」

「そうだったのかだから家にまだ在庫があるんだなでもそれって野菜を畑で育てる意味あるのか?」

「あまり野生の物を取ると環境を壊してしまうでしょそれに野生といってもそこら中にあるわけじゃないのよ」

「なるほどな俺は森に入る時には野菜なんて見かけなかったからあること自体驚きだな」

「見た所コウキくん森暮らしに慣れていないでしょ注意深く観察すれば色々なものがあるのよ」

「確かになでも森のことはステラに聞くから安心だな」

「バカね早く帰るわよお腹空いたわ」

ひと段落着き二人で家に帰り食事をした。

「それで?どうやってスパイダーギャングを倒すつもりなの。そもそもどこにいるのか分かるの」

「あぁそうだな倒し方なんだがウムドレビ草を使って倒そうと思う。この前一本だけ見つけたんだ。」

「ウムドレビ草ですって⁉猛毒で危険じゃない大丈夫なの?」

「薄めて噴き出るタイプの罠にしようと思うそこにいなければ大丈夫だある程度したら空気に溶けて効果は無くなるから回収も楽だぞ」

前の世界で虫が嫌いだった俺。特に家の中に侵入してくるGが特に嫌で半年に一回部屋に十万するタイプの殺虫剤を使っていたことを思い出し参考にイメージしてみたら意外と簡単に作れそうだ製造者様々である。

「それは分かったけどどこにいるのかは分かるの」

「あぁなんとなくだけどなこの前ヘイゼル達を見つけたさらに奥の方の木に気配を感じたんだ基本的にスパイダーギャングは待ちだから安全だと思って何も言わなかったが多分あの森に巣があるだろうな」

戦闘者の力により回りの自分に危険であろうもの感覚が何となく分かる。あの感覚はスパイダーギャングだとシステムに助けられた脳が言っている。

「確かにあの辺から奥は危険地帯だと思うは気配も鋭かったしねそれで作戦は?」

とりあえず広範囲に拡散する罠を置くだけなんだ。遠くから投げ込んで待っていれば効果はあると思う。問題は中心に投げ込むために結構近くまで行かないといけないしなにより他の魔物に襲われるかもしれないってことだな」

「無理しちゃだめよ私も援護するから」

「ありがと危なくなったら逃げるし大丈夫だよ」

それから二人で作戦を練り上げ、安全に倒すための会議が長時間続けられた。明日実行することを決めて会議は終了した。外を見るとオレンジ色に染まってきていたため明日に備えて今日は早めに寝ることにした。


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