32、地球はアレなんで、異世界の湖畔の景色に見惚れ 食っちゃ寝の日々を送る前に 国会付近探索
前回、品川方面での モンスタースタンピートの悲惨な現状を目にしたが、転移先の新大地での、日本の野菜・果物のタネを、研究所前の草原地に 500m✖️500m作付けをした日の翌日、日本でのモンスターのスタンピート現状を再度、この目で見るために、元三島研究所跡地に転移して、気配を消した。
驚いたことに、モンスター群は、こんな三島の奥の僻地にまでこの地まで溢れてきていた。
さらに 三島のこの山の上から 三島市街地を心眼で見たが、その惨状は まさに原子爆弾投下の街そのものの崩壊と言えた。
「 たぶん、30カ国から全世界に モンスターが侵食していってんだろーな」
俺は 気配を消して、三島から移動して、横浜の市街地を見て回る。
電車や新幹線が止まっているのは仕方ないとしても 驚いたことに 新幹線が腐食して穴だらけの状態で放置されていること。無論、中の状態も 酷いの一言に尽きる。
気配を消して 新幹線の線路をひたすら東京方面に向かっていくと、田町駅付近で銃撃の音がしたが、すぐに消えた。
その生の現場では 自衛隊員とおぼしき死体の散乱と、64式、89式、M4という機関銃が どれもこれも強酸で腐食して使い物にならなくなっていた。
「 濃硫酸や王水を撒き散らされたら自衛隊の銃も武器も装甲車すら 腐食で機能停止するわな」
俺は、政府首脳等が 隠れていると思われる国会付近に近づき、心眼で 生存者を探ると、地下150mあたりに微かな生存者の反応を見つけ、心眼を頼りに 気配を消して国会議事堂の真横の倉庫のような建物に侵入して、すでに腐食で大きな穴が開いている鋼鉄製の扉の穴から 中に入り、長い路線階段を一気に下に向かって150mを駆け下りると、ここでも分厚い鋼鉄製の扉に腐食で大きな穴が開いており、その穴から地下施設の中に入って、生存者の位置を心眼で割り出して その場所に向かった。
地下施設を 進んで50mほど先で、心眼が 壁の向こうを示したので 俺はその鋼鉄製の壁を ゆっくりと金スライムによる王水で少しずつ溶かして、時間をかけて穴を開け中に入った。ファイヤボールや電気系の魔法をぶっ放すと、中の生存者の命に関わるからだ。
元々、地下鉄千代田線は 地中深くに設定し、昭和50年辺りまでは 立派な核シェルターだったのだ。特に霞ヶ関、国会議事堂駅は 深く設置されており、政府首脳や国会議員、官僚が 地下に逃げやすいように国会議事堂の近くに 地下シェルターの導入口があることは 霞ヶ関に長年勤務する俺のような公務員には周知の事実だったのだ。
「 しかし、こんな深く避難シェルターが設置されているとは、、、」
俺は感心しながらも 心眼で 生存者の弱い反応をキャッチして その方向に向かった。




