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33、あなたのお名前は、阿部首相ですか??

心眼の反応の地点に到着したが、すでに強酸を出す昆虫モンスターが 防御金属を溶かしてシェルター内部に大量に侵入していた。


その先には SPと思える警察官の死体が ゴロゴロと転がっていて、さらに先には逃げ遅れた国会議員や官僚と思わしき死体がドア前で山積み状態となっている。


そこを掻き分けてドアをこじ開けると、SPと思われる10人ほどの 半死半生の警察官に保護されるように、俺ですらよく知っている首相の姿があった。


その名は 阿部ちゃん! 阿部首相だ。


もう 囲んでいるSP同様、虫の息だが、俺は 阿部ちゃんの末期の一言を聞くために近づいて、その口元に耳をそばだてた。


「 阿部総理、何か言い残すことはありますか?」


口は悪いが、どう見ても 体中 強酸 モンスター昆虫に食い荒らされおり、言えて一言、ふた言だろうなと心眼で判断したのだ。


「 阿部総理!何か!! 何か言いたいことは 」


俺が阿部総理の真横で その口元から伝えたいことに心眼を集中すると、阿部総理が「アゲノムクス解析を急げ、、、」と言い残して生き絶えたのだった。


「 アゲノムクス? なんじゃ?そりゃ?」


俺は さして深く考えることなく、日本がモンスタースタンピートで ほぼほぼ崩壊してしまったことを、新大地の 子供だちに伝えることと、孫の大輝の 勉強用のテキスト類を本屋 ( どうせ本が散乱してると思うが、本にモンスターは興味を持たないだろーから、人の血やモンスターの酸で汚れていないだろう)と思われたからだ。


「それにしても アゲノムクスって?」


まず本屋寄って 孫の勉強本もらって、さっさと新大地に転移して モンスター騒動が収まるまで 異世界湖畔でぐうたらしよう!


この 阿部総理が最後に残したメッセージは、後で大きな事態を引き起こすことは、現時点で露とも感じなかった鈍化な俺だった。

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