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23、銅色の常温超導体円柱発電金属の発見と全世界への報道

バングラデシュのダッカに出現したダンジョンには、二万人弱の民間人が続々と入洞して、遭遇したモンスターと争い、3000人ほどの犠牲者を出したが、モンスターやドロップ品を持ち帰った人々からもたらされた品々が、3000人の犠牲者の値打ちを超えてしまった。


また、ステイタス画面が現れ、ヒール魔法を覚えた者まで出てきたのだ。


ヒール魔法を覚え、レベル3までアップした民間人のモハメドアリが持ち帰った、2cmほどの銅色の円柱は、すぐに共和国政府の中央研究所に運ばれて、【常温超導体円柱発電金属で、常温で半永久的に回転し発電し続ける物体】と検査の末に、「これ一つで50件もの民家の電力が半永久的に賄えることが公表された」。


このニュースは バングラデシュ大手テレビ局Beximcoを通じて、全世界に報道された。


また、このニュースは電力不足で悩むバングラデシュ政府筋だけでなく、インドや他の開発途上国も色めきたった。


ダッカ市民である発見者のモハメドアリには、共和国党首名での名誉勲章と日本円換算で実に3億円もの報奨金がもたらされて、バングラデシュのダッカダンジョンには、さらに人が押し寄せることとなる。


ダッカのダンジョンでは 入洞できる武器が徹底的に検証された。シュミレーションの結果、人工的な加工がない木や、単に、荒く削っただけの木の棒などの、言って見れば 縄文時代に遡ったような原始的な武器なら、ダンジョンに持っていくことが可能だった。また、着衣も 人工繊維でなく、機械で編んだものでない衣類、つまり天然素材(綿・麻・絹・羊綿) で、手縫いの着衣なら ダンジョン内でも消えないことも判明。


ダッカダンジョンでは 腰蓑やバナナの葉を重ねて 守りを強くした上着で武装( ?) して、手で削いだ木の棒や、先端を鋭利に削った木の槍のような荒削りな武器を手に手に持って、民間人が続々とダンジョン入りしていく。


この現象は バングラデシュに限らず、インド、タンザニア、パキスタン、インドネシア、メキシコ、南アフリカ、コロンビアでも大なり小なり同様の傾向が見られた。


また逆にG7諸国やロシアは、完全に民間人の出入りを禁止し、軍によりダンジョンを探査するべく、ダンジョン内に持ち込める武器を試作し続けてていた。これは中国も同様だが、中国だけは、民間人の立ち入りを厳格に禁止していたわけではなく、入場賄賂次第では、民家人の立ち入りを見て見ぬ振りをする役人やダンジョンの警備員も多数いたらしい。


とにかく【人の値段が安い】国は、民間人のダンジョン入りを奨励、もしくは黙認して,「ダンジョンでのモンスターやモンスターがドロップした品の回収を進める」一方、先人国では 軍による統治が徹底してきていた。

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