第41話 大会二回戦 4
一曲目が始まる。一曲目は俺が選んだ曲である『火焔車』だ。俺が気に入っている曲の1つで難易度はそこまで高くないが、相手としてはかなりいやな選曲になるのではないだろうか。
この曲はこちらの有利のまま終わったようだ。
るな!?
perfect 752
great 3
good 0
miss 0
アド
perfect 731
great 21
good 3
miss 0
どうやらアドニスもフルコンボは取ってきたようだ。しかし、やはりこちらが選んだ曲だけあって、greatやgoodの数は、かなり出てくれたようだ。これは嬉しい。次の曲にもよるがこの点差はかなり開けている方ではないだろうか。
そして二曲目が始まる。曲は『世界の嵐と異界の話』。この曲は難易度はそこまで高くないが、恐ろしい量のノーツ数が襲ってくる。ただただわかりやすい位の体力譜面だ。
始めの方はそんなに詰まっていない。しかし曲が進むとともにその恐ろしい様子はすぐに現れだす。
実際のところそんなに体力がないわけでもないので、あまり苦労はしなかった。むしろ無駄にギミックがない分、その分だけは楽に戦えたと思う。
そして二曲目もある。俺は少しはgreatを出してしまったものの、かなり好成績で突破できたと思う。
問題は相手の点数だ。だが、殆どgreatは出していないので、大丈夫だとは思うが。
るな!?
perfect 1862
great 14
good 0
miss 0
アド
perfect 1865
great 11
good 0
miss 0
うん、選んできた曲だけはあってやはりそこは抜かれたか。でもこれくらいの点差ならば、 1曲目で取ったたこちらのアドバンテージの方が大きいはず。よってこの試合は俺の勝ちだ。
階段を降りるとテュケーが駆け寄ってきた。アドニスは負けたからかこちらには話しかけてこない。俺は1人で階段を降りてきた。
「すごいじゃない。準決勝進出よ。この調子ならば優勝もあり得るんじゃない」
「でも、1位のやつはほんとにすごいよ。あいつにだけは勝てないかもしれない。まぁやるだけはやるけど」
俺はそう言って、近くのベンチに座る。しばらくするとアナウンスが流れる。どうやら準決勝の準備をするようだ。ここで相手が決まる。できれば1位のやつとは当たりたくない。そして、俺が階段を上ろうとすると、アドニスが降りてきた。
「まさかお前がここまで強くなってるとはなぁ。絶対優勝してくれよ。ここで負けたら俺が悔しいばかりじゃないか」
「もちろんだよ。1位のやつとはかなりしんどいと仲になるかもしれないが、とりあえずは準決勝は突破したいと思っている。1位やつとさやたらなければ何とかなるだろう」
その言葉を聞いたアドニスは満足したように近くのベンチに座った。そこには他の人たちが集まって少しだけだけどアドニスを慰めている。
俺はその様子を眺めながらゆっくりと階段を上っていった。その後続くようにガイアもゆっくりと上ってくる。
ステージについた後しばらくするとくろのすと、マルスもやってきた。それを見た司会は満足そうにこちらを眺める。
『では準決勝の組み合わせを発表したいと思います!』
準決勝の組み合わせは向こうが勝手に組んでいる。多分バランス良くなるようにはしてあるとは思うがどうなるかわからない。本当に一位のやつと当たるのだけは避けたい。
『一試合目! くろのすvsがいあら』
『二試合目! マルスvsるな!?』
その組み合わせを聞いて俺は安心する。なんとか最悪の組み合わせは避けたようだ。俺は階段を降りていく。そして舞台の上では今まさに一試合目が始まろうとしている。




