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異世界から来た少年~お母さんに怒られて寄り道をしていたらRPGゲームみたいな世界に迷いこんでしまった  作者: 水波瀬なぎ


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17/20

17話目~階段を下りていった僕が目にしたもの

「……なんだこれ」


「なにって……階段?」


ナナオの言葉に僕が返す。そしてアリカもつぶやいた。


「階段よね」


見たまんま。階段に間違いないなかった。


ただ、普通の階段ってわけじゃなさそうだ。


階段は「上」ではなく「下へ」伸びていた。


先なんか見えない。


真っ暗闇でなにも見えないんだ。


「おりるしかなさそうだね」


ナナオの言葉にみんながうなずく。


建物の中はくまなく探した。


そのどこにもいないとなると、あとはこの階段の下しかないだろう。


「ちょっと待ってて」


ナナオがポケットを探り、懐中電灯を取り出した。


「あ、それ、つかないよ」


うちの懐中電灯だとしたら、それは電池切れだからつかないはずだ。


「あ、ホントだ。つかない」


ナナオがスイッチをカチカチやるが、やっぱりつかなかった。


僕とリオが押し入れに入って、『探検ごっこ』をしたときに遊びで使ってて、つかなくなってそのままだったんだ。


お母さんには言ってない。


「はあ……使えない」


ナナオが大きなため息をつき、ポケットに懐中電灯を戻した。


「明かりになるものがないからしょうがない。手探りで進もう」


ナナオがムボ―なことを言う。


「電池、入れたらつ――」


「もうイイ」


なぜかナナオは、僕の言うことを最後まで聞かず、先に階段をおりてゆく。


「待てよナナオ。危ないよ! 何がでてくるか、何があるかもわかんねーのに」


ナナオの姿は、すぐに闇に紛れて見えなくなった。


アリカとユリアも心配そうに、立ち止まったままだ。


「ナナオー!!」


叫ぶけど返事はなかった。


僕は不安になり、アリカとユリアに「待ってて」と言って、ゆっくり階段をおりた。


「ナナオ? どこ?」


階段を十段くらいおりたとき……。


「あれ?」


それ以上、おりることができなかった。


行き止まりで、前も横も壁だった。


ナナオは? どこに行ったんだ?


隠し扉になってるのかと思ったけど、それもなさそうだ。


どうしようもないので、とにかくアリカとユリアに相談に戻ろうと振り向いた僕は――。


体調不良のため、少しおやすみします。

数日後くらいに、再開予定です。

もしも読んでくれてる方がいましたら、すみません。

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