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異世界から来た少年~お母さんに怒られて寄り道をしていたらRPGゲームみたいな世界に迷いこんでしまった  作者: 水波瀬なぎ


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12/20

12話目~モグラみたいなモンスターが出てきた!

「いったーい!」


「なにやってんのよ、どんくさいわね!」


アリカが手を引っ張って立たせてくれた。


「急に引っ張るからバランスが崩れたんだ」


「言い訳しないで!」


結局アリカは、僕の手を払いのけて、ひとりで先に走って行った。


ナナオたちに追いつくために、僕も後を追うようにかけ出そう――としたとき。


土の中からモグラがでてきた!


「せみモグラよ! 気を付けて!」


ユリアが叫んだ。


その途端、土の中からうじゃうじゃと、せみモグラが現れたんだ。


「物理攻撃で倒せるわ! 片っ端からたたくのよ!」


まるでモグラたたきゲームをしているようだ。


始めはびびってた僕も、だんだん楽しくなってきた。


だけどそれもちょっとのことで、今度はだんだんイライラしてきた。


だって、次から次に現れるんだ。


倒しても倒しても、きりがない。


いったい何体いるんだ。


そうしてる間に、空からクマドリ……じゃなかった、フライベアが襲い掛かってきた。


「こっちはまかせて!」


ユリアがバトルエックスでフライベアと戦う。


ナナオもユリアに協力するので、こんな状況なのにアリカがまたむくれた。


「もー! ナナオのバカバカ! バカバカ!」


八つ当たりのようにせみモグラに攻撃していた。


だけど、おかげであっという間に全滅させたんだ。


ユリアもナナオと、フライベアをやっつけた。


「あ!」


ナナオがふいに叫び、木の下へ走る。


何だろうとみんなで後に続くと、そこに何やら武器のようなものが落ちていた。


ナナオはそれを拾い上げた。


「竹やりだ」


その名前のとおり、竹でできたヤリだ。


ユリアが言うには、フライベアが落としていったものらしい。


ナナオは僕に、竹やりを差し出す。


「ミナト、使えそう?」


「僕が?」


おそるおそる竹やりを受け取る。


初めての武器だった。


一応僕は、小学一年生のころから、剣道をやっている。


だからなんとなく使えそうな気がした。


ちょっと違うか?


だけど素手よりはずっと心強いとおもった。




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