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異世界冒険者奇譚  作者: 海風屋
ルビナリオにて、魔法使いの宣言
123/128

二章:事前準備は指差し確認してでも、万全に。3

薬についての懸念事項は、第三者への有料での使用であり、原材料に関してはそこまで心配していない。

何故ならば、エルグラン大森林群でちょこちょこ薬草を収穫したり、〈緑化人〉系統などの薬の原材料になる魔獣を狩ったり、亜空間の中で薬草を育てていたりするからである。

薬草系の素材の在庫はこつこつ増やしてきたのだ。少なくともスタンピートの対応時に、すぐに薬剤不足になる量ではない。

ルビナリオ行ってからだと、馬車などの旅人達の関係者以外が入ってこない場所かつ、ある程度日当たりの見込める場所で、プランター菜園してもいいかもしれない。流石にプラスチック製のものを使うわけにはいかないので、素材は工夫しないといけないのだが。

木材は他のものに山の様に使うから使えないので、魔獣素材で使えそうなものを探すか、いっそのこと陶器を使う手もあるのだが。陶器なら手持ちの使うか…?


「木材と布系統は結構必要になりそうだねぇ…。」

「特に木材に関しては、他のもので代用できませんもの。」


ふっ、と軽く息を吐いてからミルキィが呟くと。アヤナが即座に相槌を打つ。

治療室の仮設ベッドの上に敷く布やなんかは、〈浄化〉済み毛皮を敷けばもっふもふになるし。食堂で食器を洗った後の布巾も、乾燥させる魔道具があれば量が少なくて済む。

しかし、テーブルや椅子、仮設ベッドに使用する木材は、安全性や頑丈さなどを考えると木材の使用量を大幅に削る訳にはいかない。

特に椅子。スタンピート時、食事が終わったらまた戦いの場に戻る事を考えると、防具つけたままで食事をするといらない手間が増えない。となると防具をつけたままで椅子に座るだろうから、椅子はかなりの重量を受け止めなければならないのだ。

机もある程度頑丈さが必要だろう。防具を纏った腕がのる想定だ。仮設ベッドは防具を外して寝てもらうので、対荷重は椅子よりは控えめである。

…食堂は小屋建てずに、青空食堂でもいいな。小屋だと室内に埃やら汚れやら持ち込まれて、掃除を頻回にしないといけない状況を回避できるし。周囲の状況も見やすいし。調理場は壁も屋根も作るけど。


「小屋を建てる分には土壁なんかを駆使すれば、木材節約できると思うのだ。」

「先に土壁の中に入れる軸を作っとけば、小屋建ての時の時間短縮にもなるだろー。」

「そちらの方はオートラナで作らせていただけますと、皆様方の貴重なお時間を無為に消費せずに済みますかと。」


木材の消費量がとんでもないなぁ、とミルキィが考えていると、シルトやノート、ウィルフェアから木材の消費量を抑える案が。

シルトに任せれば、土壁も頑丈さを持つだろうし、旅人達も旅人達でする事があるし…ウィルフェアの提案含めて割とありな選択肢である。


「木材加工全部任せるのもありだよねー。板材加工はもちろんのこと、椅子とか机とか寝台とか作業台とかまな板とか作ってもらう?」

「お任せくださいませ。

後で仕様について説明いただけましたら、作業に早速取り掛かりますので。」

「よろしく任せた、ありがとー!」


スノゥの言葉に、ウィルフェアがにこりと微笑みながら答える。

なお、オートラナもまた、旅人達と同様、色々作成可能である。分野特化しているものもいるが、基本的にはオールラウンダーである。

オートラナに作業を割り振れるのであれば。お安めのちょっと頑丈さの足りない木材を購入して、板材加工のちに頑丈さを加える加工をしてもらえば、小屋の壁として十分使える木材になりそうではなかろうか。

頑丈な木材は重いし、高いのだ。流通量も多いとは言えないし、なんなら家を建てるから、と予約が入っている事だってある。頑丈な家具をつくるから、と、職人がある程度木材をおさえている事だってある。

旅人達もいくつかは丸太を買えたが、あまり購入すると別産業への影響があるだろうから。それならすぐに育って入手しやすい、軽く頑丈さにやや難のある安い木材を使用できれば。問屋さんちに売れ残ってたはずだし。

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