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二章:冒険者ギルドノルキスタ支部のギルマスの言う事にゃ。1

4/15 表現一部修正しました。

ルビナリオに行って、何故旅人達はまた野宿をしているのか。何故、旅人達が領主に許可をもらって、小屋を建てているのか。何故、旅人達と一緒に、執事服やメイド服を着た人物がいるのか。

その辺りを説明する為に、数日前の事から振り返っていこう。


新緑の月、花の週、火曜日。

前日にノルキスタの東に広がるエルグラン大森林群で様々な魔獣を狩った旅人達は、依頼達成報告や解体をしてもらう為に、今日も一緒に〈森の輪〉と一緒に冒険者ギルドノルキスタ支部へと向かっていた。

冒険者ギルドノルキスタ支部に到着し、受付のカウンターへと向かうと。ギルド所属時の初回講義時の講師をしてくれた眼鏡の素敵なお姉さんである、ローナ・ロラハがいた。

すみませーん、と声をかけると。〈笑顔の行進(スマイル・パレード)〉と、〈森の輪〉の皆さんですね、とクラン名とパーティー名を確認された。ノルキスタ支部所属の冒険者達の顔をしっかりと覚えているのか。凄いなぁ。

だがしかし、何かあったのか。一瞬旅人達と〈森の輪〉の中で、視線が交わされる。

一つ頷いて、代表して旅人達のクランである、〈笑顔の行進(スマイル・パレード)〉のリーダーを務めているキュウヤ・イチノセが口を開いた。


「そうですけど、何かありました?」

「当支部のトラッカギルドマスターより皆さんが来られましたら、ギルドマスター室へと来て欲しい、という伝言を預かっております。」


きらり、伝言を告げたローナの眼鏡の縁が光る。

何があったんだろう、と、〈森の輪〉のルビナ・レストが不思議そうに首を傾げ。〈森の輪〉のトゥエラ・ハルパはおそらく以前皆さんが言っていた件ですよね?といい笑顔で旅人達の方を見た。

そうっぽいなぁ、と、ノート・ペルシが苦笑しながらトゥエラに返す。

推定、以前話題に上がったルビナリオ関連だと思われる。情報提供者がノルキスタにまでやってきたのだろうか。

わかりました、と、ローナの言葉にキュウヤが返し、15人はギルドマスター室へと向かう。

冒険者ギルドノルキスタ支部の建物の2階の奥にあるギルドマスター室へと着き。


「おはようございます。受付の方から伝言聞きまして、〈笑顔の行進(スマイル・パレード)〉と〈森の輪〉来ました。」


キュウヤがノックをしながら声を掛けると、扉の向こうから入ってください、と若めの男性の声が返って来た。

お邪魔しまーす、とキュウヤが扉を開ける。

部屋の中には、冒険者ギルドノルキスタ支部のギルドマスターである、トラッカ・ベル・ノスターヴェと同支部の副ギルドマスターのドレグ・アルヴァーノの二人がいた。

ギルドマスターはトラおじじと呼んでおくれ、と気さくな魔法使いの様な外見のおじいちゃんであり。副ギルドマスターは変種の魔獣に目がないこの周辺の領主の息子である。

トラおじじは朗らかに微笑みながら、よう来てくれたのぅ、と15人に声をかけ。ドレグは座ってください、と今日はしっかりと人数分の椅子を準備してくれていた。トラおじじの対面の一人がけのソファにミルキィ・ウェイが座り、ドレグの対面の二人がけソファにキュウヤとトゥエラが座った。他の面々は用意されていた椅子に順々に座っていった。

なお、〈森の輪〉のリーダーはアトラ・クロンであるが、対外的な交渉はトゥエラが行うことが多い。今日もその流れでトゥエラがソファに座ったのだろうか。

15人全員が椅子に座ったところで、トラおじじがしっかりとした眼差しで旅人達の方を見た。


「昨日、ルビナリオからAランククランの〈曙光の戸〉の一部の面々がやって来たんじゃよ。」

「彼らは、自身のクランに所属しているE、Dランクの冒険者を、しばらくノルキスタで活動させてもらえないか、という希望でやって来たようです。」


つまり、ルビナリオに関する、情報提供者が来ている。

というか、その状況やっぱこないだの時の推察いくらか当たってるな!?

読了ありがとうございます!

また次話お会いできると嬉しいですっ。

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