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アンブラインドワールド  作者: だかずお
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〜 ペドスドラコに集結する者達 〜


宇宙中が固唾を飲み、龍神の次なる言葉を待っていた。


もしかしたら、あの龍神なら、何か希望の言葉を…

闇の主を封じる策が見つかったのかも知れない

宇宙中の存在達は龍神の希望なる言葉を期待し、待った。

しかし、次の瞬間、全ての期待は荒波に飲まれ崩壊し、一瞬で流されててしまう事となる


「闇の主が今宵 目醒める」


「うっ、うわぁあああああああああああああああああ」

宇宙は一瞬で暗黒と言う名の絶望に飲まれた


「うっ、嘘ウキよ、闇の主が本当に今日……」


「予想より、かなりはやい…連合も何一つ確かな策は出来ていない…」マナの声は、力弱く、か細い声であった


光堂は全てを受け入れ、龍神を直視した


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーー


「最悪だ、もう終わりだ」


「離せ、首をくくらせろ」


「馬鹿野郎死んでも魂が奴に捕まるだけだ、もう逃げ場はないんだよ」


「死んだところで永遠に奴からは逃げられない」


「無限に続く逃げ場の無い、永遠の地獄の輪廻転生……」


「嘘だろ、闇の主なんてどうするんだよ俺達これからどうなるって言うんだよ」


「自分はどうなっても良いですから、せめて、子供だけでもなんとかならないでしょうか」


宇宙は一瞬で、絶望と言う波に飲まれてしまう


「これ程の大事件はこの宇宙が始まって以来、初めての出来事かもしれない」想像し得ない現実に震える者


「永遠に抜けられない地獄の輪廻が始まった、もう誰も抜けられないのだ」嗚咽して泣き叫ぶ古くからこの宇宙に住む多くの存在、各惑星の民族の長老達

宇宙に住む多くの多くの者達はこの瞬間絶望に飲まれたのだ


「神も仏も無い、助けてくれるものも誰も居ない」


「終わりだ」


子供達も理解していた、今後永久に続く地獄から誰も抜けられない事を

「もっと速く死んでおけば何処かに逃げられたの?」


「いや、存在しなきゃ良かったんだ」


そんな言葉を発したのは僅か3歳になる子供達

母親達は泣きながら抱きしめるしかなかったのだ


「龍神様、あんたなら何か出来るんじゃねえか?なんとかしてくれよ」叫びながら近づく一人の男


レインボードラゴンの一匹が男の前に出る

「これ以上先には近づくな」


「俺達はこれからどうすれば良いんだよ、一体この地獄でどうすれば良いんだよ、誰か救ってくれよ」


龍神はゆっくりと、空高く舞い始めた

「宇宙に存在する全ての民よ、気持ちは良く分かっておる、だが今、パニックになれば、ますます闇の主に力を与える事になる、正直に言おう」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオーー


「希望は無い」


その龍神の無慈悲な言葉に宇宙中が震え、嗚咽し、泣き叫ぶ、光をもたらすものと思われた言葉は、逆に希望と言う名のカーテンを引き裂き、光が射し込む場所をいっさい失わせてしまったのだ


リタは呆然とする

「嘘だろ……、龍神様でも何も出来ないのか…」


その時だった


「だが、希望が無いのなら、この龍神が創ろうではないか」


「え?」


その言葉を発した直後だった、龍神の前に、凄まじいエネルギー体が時空間を破り出現したのだ。


ズグゥオオオオンンッ


レインボードラゴン達は瞬時に思う、我々の結界を破り出現する者、只者ではない。


「あのなぁ、龍神。 余計な事をするなよ、闇の主が目醒めるから楽しいんだろうが」

その存在は、龍神に向かって凄まじい霊気の砲弾を打ち込んだが、レインボードラゴン達によって防がれる


辺りに凄まじい爆音と爆風が起こる


「ちっ、邪魔だな」


「龍神様に手出しはさせぬぞ」


ギロリ

そいつは身長5百メートルはあるであろう、真っ黒の鎧を身に纏い、下半身は馬の身体、上半身は人間の姿であった


「光堂」マナが光堂を見る


「ああ、あいつは死神の右腕と恐れられる部下、ダークナイト」


「ダークナイト、宇宙でもかなりの危険人物じゃないか」リタが叫ぶ


戦争はもう始まっているんだ…………


ダークナイトは馬と人間が結合された種、ケンタウロスと呼ばれる種族の長と言われている。

上半身の真っ黒い鎧は、いかなる武器や、霊力も、弾く

下半身は四本の馬の脚から成るのだが、その脚の周りは真っ黒い渦のような霊力が包んでいた。


「光堂、ペレー達はどうするウキか?」


「ふぅ、さすがにここまでくると戦闘能力が凄まじい奴等が現れる、マナ、ペレー、俺達の任務は龍神を守る事、希望を創る道を止めさせはしない」


同時刻、龍神から少し離れた森の中に、その二人は移動していた。

「ったく、だから嫌だったんだよこんな任務、絶対危険レベルマックスの任務だろこれって?」

青いモヒカン頭の宇宙連合の隊長の一人、ドラが言った


「で、クエヌ、龍神が指示した場所はここで良いんだな?」


「ええ、間違いありません」


「じゃあ準備を始めるが、向こうは向こうで、凄い事になってるみたいだな、ダークナイトの霊力を感じたが」


「ダークナイトにラルフォート、ああ、面倒くせぇ任務だ、俺は隊長だが、戦闘にあまり向いてないんだがなぁ、ふぅ〜」


龍神に対し、休む間もなく攻撃の手をゆるめないダークナイトにレインボードラゴン達が牙を向く


レインボードラゴンの前に一人の姿


「お前達は、まだ動く訳にはいかないだろ?」


なんと、レインボードラゴンの前に立ち、不気味にほくそ笑むのはラルフォート・ナザレだったのだ


「おや?ラルフォート、どういう事だ、闇の信奉者が何故そいつらの味方をする?」


「味方?味方ねぇ」


「何か企んでいる様だな。だが邪魔をするなら命は無いと思え、死神の軍団を敵に回すと言う事だ」


「つるむの大好き、烏合の衆ってところだな」


「吠えるな、何処までも孤独な一匹狼よ」


ヒュオオオオオッーー


「ラルフォートがダークナイトと闘ってるウキよ、どう言う事ウキ?」


「………」光堂は走りながら黙って様子を見つめている


先程、光堂はペレーとマナの二人に任務を伝えていた


光堂は走りながら思う

ラルフォート、一体何を企んでいやがる

そして、この胸の奥から強く感じる嫌な予感はなんだ…

何か分からないが、嫌な予感が止まらない


ザッ

光堂の見上げる先は龍神達の居る場所


それまた同時刻の出来事

ペドスドラコの端っこの陸に、一つの宇宙船が着陸する


「ナイスタイミングってやつですね」

降りて出てきたのはルシ・サタンの忠実なる配下であり強大な力を持つ大幹部の一人

エバーフーミー、そして彼の忠実なる軍隊だった


「さて向かうとしよう、舞台の中心地へ」


そして、もう一つペドスドラコに現れた者達が居た


「良い時間だな」

鋭い牙を剥き出しにし、笑ったのは鬼神


「妾達の理想の時代が遂に始まる」女狐が甲高い声で言った。


「こんな興奮はあの真堂丸と闘った時以来か」烏天狗が笑う


強力な霊力を持つ闇の者達が、ペドスドラコの惑星に続々と集結していた。




〜 アンブラインドワールド 〜





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