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シャドーダンス2 東京炎上作戦  作者: 六青ゆーせー
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24/166

24バイク

ハーレーダビットソンは車の間をバンバン抜けて、遅い車は容赦なく影の手で弾き飛ばした。

若葉マークの軽トラが、交番に突っ込んでいく。


可哀そうに、只じゃ済まないな…、と思いながら、誠はアクトレスの胴体に、きつく抱き付いた。

初めは遠慮して腰を持っていたのだが、アクトレスが車の隙間にグイグイ入り込んでいくので、突然、横Gがかかり、吹き飛ばされそうになり、慌ててしがみついてしまった。


バイクは、カーブでは膝が付きそうなほど傾き、ほとんど減速せずに曲がっていく。

アクトレスは、どうやらそこで車を抜くことを楽しんでいる様子だ。


直線では、あみだくじのように車の間に入り込み、常に車体は左右に傾いている。

後ろを追いかける美鳥が心配だが、振り返る余裕はない。



急にアクトレスは喋り出した。

身体を密着させているので、誠にも話が伝わる。


「なに、一瞬だけ姿が見えた、だと。


どんなだ?

白い背広を着た白髪の白人?


すぐ本部に戻り、似顔絵を作ってくれ。

多分、昔のマッドドクターの写真と整合するだろう。

よくやったぞ、青山」


一旦電話を切り、また、アクトレスは喋り始める。


「暗いスナックで、岩井の煙草に、白い服の白髪の白人が、マッチで火を点けたんだそうだ。

火が消えると同時に、岩井の記憶も消し飛んだらしい。

どうやら光と催眠に関係があるのは確からしいな。


今のところ、これが限界だ。


だが、あたしも聞いたことがあるだけの古い影繰りだから、微かでも記録が残っていればありがたい。それは本部で調べてもらおう」


永田を呼び出し、マッドドクターの依頼をしている内に、バイクは竹芝桟橋に到着した。


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