前へ目次 次へ PR 97/162 第97話 鹿にセクハラ少女扱いされた。っく悔しい。私は足踏みする。ふぬふん。ふん。私は手を引っ込める。これで逮捕とか? 森の中の警察官とか。ばかばかしい。 「鹿さん、あなた、なにもの?」 「聞いても信じてくれませんよ」 鹿はまた草をパクパクし始めた。なんなのよ、まったく。親切で聞いてあげてるのに。 「私は呪いにかけられているのです。ドМの王子様の接吻なくして人間の姿には戻れない。でも、そんな都合よくドМの王子様に会えるかなんて……」