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第97話

 鹿にセクハラ少女扱いされた。っく悔しい。私は足踏みする。ふぬふん。ふん。私は手を引っ込める。これで逮捕とか? 森の中の警察官とか。ばかばかしい。


「鹿さん、あなた、なにもの?」


「聞いても信じてくれませんよ」


 鹿はまた草をパクパクし始めた。なんなのよ、まったく。親切で聞いてあげてるのに。


「私は呪いにかけられているのです。ドМの王子様の接吻なくして人間の姿には戻れない。でも、そんな都合よくドМの王子様に会えるかなんて……」


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