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第98話

「え、会えるわよ。会う? 合わせてあげましょうか? 知り合いにいるんだけど」


 鹿は、ぴたりと食事をやめこちらを注視する。勘案しているようだ。顔を傾け考える。ふーん、鹿っぽい。でも人なのよね?


「もし、そんな都合のいい、王子様に会えるなら、ぜひ」


 その鹿は後日、オルストラス様に会わせ、無理やりキスさせた。ドМは鹿に興味は一切ないが、モリシスのお言いつけなら、喜んでとか言っちゃうのよね。まあ、美男子の木こりだったわ、鹿変化ね。オルストラス様は変なものでも食べたみたいな不可思議な表情を横溢させてくれる、そういう未来。


 さてスライム。


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