前へ目次 次へ PR 95/162 第95話 探知魔法を行使しようかしら? 藪がごそごそ言っている。何か来る。ついにスライムか。ぼこぼこにしてあげるわよ、さあいらっしゃい。 出てきたのは角が立派な鹿だった。なんだ動物か。あら、けっこうイケメンだわ。は?! だめだめ、あんまり持てないからつい出来心で。ってーなわけあるかー。ふー。 鹿は道端の草をはむはむしている。雑草って草はないけど、あの草美味しいのかしら。まあ、絶対に食べないけれど。 「お美しいお嬢様、一緒に草でもはみませんか?」