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第61話

 美剣士は微笑み、言う。


「皆さん、本気をお出しになる事を祈ります」


 老人とは思えない速力で矢を放つコールテル。矢は一直線に私の背後へ刺さる。


「おお、おお、刺さるところでした。悪魔の礼儀はお嫌いで?」


コールテルは燃えるかのような目で言う。憎々しげだ。


「人質か?」


 先ほどの矢を片手に持った。黒いスーツの男は言う。


「無駄は嫌いでしてな」


 マテリスが凄まじい動きで一閃。剣が見えない!


「ふーむ、そちらも短気ですな、はっはは」


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