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第38話
私は自室でオルストラスと向かい合っていた。お互い豪奢な白一色の椅子に腰を落ち着けて。
私はポテチをパクつきながら言った。もう攻略対象キャラでもビビらないわよ。全然恐怖していないんだからね。
「で、今日はなんの用事かしら? 私は勉強や鍛練に忙しいのだけれど……」
美少年オルストラスは、ソーサーからこれまた白亜のように白いカップをとり、それとキスして一口飲んだ後こう言葉を放った。なんか上品な男の子ね……まあ、王子様だしね。
「私は……私は……そのなんというか……マゾのような気がするのです……」
私は口内のポテチを火山のように天井に向かい噴火。ああ……掃除が大変そう……。
ていうか今さらになってたまさか気づくとはこいつはバカなの? 鈍感すぎやしないかしら? 私は一応こう聞いた。口をティッシュペーパーで拭った後。
「どうしてそう思うの? 気のせいとかじゃないの?」
王子様は下唇を歯で噛み締め苦渋の表情でこう口にした。どこか疲弊したかのようだ。
「いや、うーん。モリシスを見ていると踏まれたり、蹴られたりしたくなって……。何かかりたてられるのです……」




