↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
30/162

第30話

 今日は自室にひきこもっている。いつものサッカーすらできそうな部屋。今度みんなを呼んでスポーツでもしようかしら?


 いや、そんなことをしたことがばれたらお母様たちにこっぴどく叱責されてしまうだろう。後が戦々恐々でひーひーなやつだ。


 そこへ扉をノックする音。私は魔術書をとじ椅子から立ち上がり、毛足の長い黄色い絨毯の上をさっさと進み扉を開けた。


 ミンだった。髪をみつあみにしている。あいかわらず愛くるしいお目めに視線がいく。


 年上だけどかわいくてかーいなあ。そこでミンは両手に積んでいた小山のような山を見て、私と目をあわしこう口にした。


「モリシス様、ネット通販の本が届きましたのでお持ちしました。ところでこれはライトノベルですか?」

 私は「ありがとう、ミン。それは気晴らしのための本……そう、ライトノベルね」と返した。


 私は本棚の未読コーナーにそれらをさしていく。ミンもヘルプしてくれた。


 私って読書家ね。書架にこんなに本を溜め込んで……。いっそひきこもって小説家を目指すのも……。


 そこでミンがこう聞いた。二人とも本棚を前にし立っている状態だ。私のピンクのドレスとミンの白黒メイド服が白い庭に咲く花のよう。


「モリシス様のお気に入りの小説って何ですか? 私も少し読むんですけど……」


 私はファンタジーと恋愛ものの小説をミンに手渡し言った。ニッコリして。


「これがお気に入りよ。あなたにプレゼントしてあげる」


 ミンは戸惑った顔で「いえ、そんな……従者にそのような……」と本を丁重に返却してくる。私は「ミンは私の友達であり、お姉さんなの、そんな態度は止めて……寂寥感がするわ」と返す。


 それにミンはポカンとした後、微笑み「はい、ありがとうございます!」と答えた。ミンと仲良くなれた。なんか嬉しいわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。