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第29話
アイスコーヒーをクピクピした後私はこう黄色のドレスに身を包んだルクエシスに聞いた。重要事項を。
「ところでルクエシスは好きな人とかいる?」
それにポッと頬を加熱開始した電子レンジみたいに赤くしこう言う。
「います。しかも二人ほど……」
ミンがそれに飛び付く。一応お姉さん的な年齢の彼女。身を乗り出してすらいる。
「へー、二人も。どなたとどなたですか? ルクエシス様の思い人……ぜひ知りたいです」
私は固唾を飲んだ。口がからからする。やっぱり王子様だろう。でも二人ってどういうことだろう? もう一人はマルテスシスかな?
しかし両頬に手を当ていやいやするルクエシス。美少女だからうっとりする……いや、私はノーマルよレズじゃないんだから!
私は「オルストラスでしょう? どう違う?」と促す。しかしルクエシスは「言えない……本人を前にして……」等と言った。
本人ってどういうことだろう。私は切り込み方を変えた。こうクエスション。
「じゃあ、どんな人? ヒントちょうだいよ」
ルクエシスは「はう……」と生まれたばかりの馬ばりに弱々しい。こう言った。
「一人は美しい勇敢な方でもう一人は優しくて私のことを大切にしてくれる方……」
うーん。やっぱりオルストラスとマルテスシスかな? それとも……。そんな感じな一日でした。




