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第18話

 マルテシスは「何かの暗号でしょうか? 猿は山? うーん?」等と検討違いなことを勘案。その後に「モリシス様は初恋の相手にそっくりだ……」と言葉を放ったことを後に従者から知らされる。


 私は遮二無二疾走し、乙女ゲームの主役、ルクエシスにまるで正面衝突。お互い尻餅をつく。幸い毛足の長い絨毯のおかげておでこ以外は大丈夫。私は「あいたた……」と言いつつ平原の丘みたいなこぶをさすりつつ立ち上がりルクエシスに平謝り。


「ルクエシス様、大丈夫ですか!? ごめんなさい! 申し訳ありません!」


 彼女もおでこを押さえつつ「大丈夫ですよ。モリシス様はどうですか?」等と優しい言葉をかけてくれる。


 私はルクエシスには優しく接しておくべきと思慮していたのでそうした。お世辞まで言ってのけた。


 私は彼女に気に入られよう。そうしないと後々危険と考えていた。高飛車にでるなんて真っ平だ。私はこんなことも言った。普段はそんなこと気にもしないのに。


「素敵なお洋服ですね。お高いんでしょう?」


 ルクエシスは黒髪を揺らし純白のドレスをまとい天上の生物のような笑顔で受け答え。き、綺麗ね。私より……。とりあえず仲良くなりました。あはは。はー……寿命はのびたかしら?

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