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第15話

 今日は死へのステップアップの私の誕生日。大広間にはたくさんの貴族達が集まっている。


 皆口々に「おめでとうございます」と祝福ムード。私は着飾ったフリフリのピンクのドレス、ピカピカの新品の白い靴、緑色の宝石をあしらったおおぶりの指輪をお披露目。


 私って今年で十一才になった。後四年で戦戦慄慄の魔法学校に入学……ひーである。


 私はそれを考えると顔が青くなり冷や汗が出る。おっかない……。おっかない……。


 私は従者と共に華美なドレスの女性陣、カッコいい男性陣に挨拶して回る。皆スタイルいいなあ。いやいや、私だって負けてはいない……と思索。


 シャンパンタワーを私はその後眺めた。高い。三メートルはある。豪華だ。無駄に豪華だ。あんなものを作るなら私のお小遣いもあげてくれても……今度賃上げ要求しないと!


 このままだと旅立つ際金欠病をゾッとするほど恐れないといけなくなる。飢え死にのたれ死に……。えーい、そんなラストなら破滅と変わらないじゃない。


 私はビュッフェ形式のフードコーナーに並んだジュースを取る。黄色い液体でさくらんぼの入っているやつ。


 クピクピ……ぷはー、美味しいわ。嫌な気分も吹っ飛ぶってものよ。台風並みにね。

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