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リリアーナ冒険者になる

暴走娘が、動き出す。

 えっと、初めまして、かな?


 私は『リリアーナ・アークライン』と言います。

 父さんは『エルサルク・レンネット』

 母さんが『ベスティア・アークライン』

 妹がいて『ナナリア・アークライン』です。


 父さんは国境の戦いで戦死しました。

 もう、いません。


 父さんが仕えていた『ノーマン・アスバール』ノーマンおじさんも一緒に亡くなりました。

 ノーマンおじさんの奥さんマーサお姉ちゃんも、病気で亡くなりました。

 私の大好きな『アスハ・アスバール』お兄ちゃんは奴隷になってしまいました。


 私はどうしてお兄ちゃんが奴隷になったのか?

 よく知りません。

 お母さんから説明されましたけど、分かりません。

 ナナは『分かった』て言ったけどリリは分かりません。


 でも、お兄ちゃんが成人したら奴隷じゃなくなるということは、分かりました。


 リリにはそれで十分です。


 リリとお母さんとナナは、今、ローダン村に居ません。

 王国?にも居ません。


 今は、お母さんの生まれた国に居ます。


 ノス、ノスラスト?という国です。

 お母さんは小さな国だと言ってました。

 けど、私とナナには人がいっぱいいる国だと思いました。

 この国にはローダン村から、一月以上かけて来ました。

 正確な日にちを覚えてません。

 ローダン村を出た時ずっと泣いていたから。

 お父さんは帰って来ないってお兄ちゃんが教えてくれて、悲しかったのにお兄ちゃんもお別れしないといけないと言われてとても悲しかった。

 また、会えると言っていたけどとっても悲しかった。

 だからお母さんの国に移動していた時の事を、よく覚えてません。


 気づいたら国境?を越えたと教えてもらい、お母さんの国に来ていました。


 お母さんの国『ノスラスト、こ、こう、公国?』に着いたら大きなお屋敷に住む事になりました。

 リリ達を出迎えてくれた人はお母さんのお父さんの弟で、リリのおじさんになるそうです。

 おじさんの名前は『トラベルト』というそうです。

 トラおじさんと呼ぶことにしました。

 最初はお母さんに『トラベルト伯、伯爵様』と呼びなさいと言われました。

 けど、トラおじさんがそれで良いよと言ったのでリリとナナはそう呼ぶことににしました。


 トラおじさんはお父さんやノーマンおじさんより、強そうに見える人です。

 でも、見えるだけです。

 ほんとは弱いです。

 お髭を生やしたおじさんはリリと遊んでくれると言うのでお兄ちゃんとしていた模擬戦をしました。

 とっても弱かったです。

 一撃食らって気絶しました。

 気絶した後二度と相手してくれません。

 相手しちゃいけないと言われたからです。

 気絶したトラおじさんを見たお母さんがそう言ったからです。


 それからお母さんは男爵婦人と屋敷の皆から言われています。

 リリ達はお嬢様と呼ばれています。


 お屋敷に来たときはリリ達はお母さんと一緒にメイドとなるんだと思っていました。

 でも、トラおじさんはリリ達を親族?として迎えたと言ってました。

 だからリリ達はトラおじさんの家族だそうです?


 でも、リリ達の家族はローダン村の皆です。

 こっちに来てからはお母さんに早く帰ろう、と言ったけどダメと言われました。

 『ローダン村には帰れない』と

 それに帰ってもお兄ちゃんに会えないって言われました。


 そうだ、お兄ちゃんだ!

 アスハお兄ちゃんは成人したら一緒に住むと約束しました。

 だからお兄ちゃんを待たなくちゃいけない。


 でも、リリは待てません。

 一日も早く、お兄ちゃんに会いたいんです。

 屋敷の人達に聞いたらお母さんと同じで待つしかないと言います。

 『それよりも礼儀作法を覚えるほうが先です』と言われました。


 でも、リリには礼儀作法よりお兄ちゃんに会いたい。


 ナナに相談しました。

 妹のナナは普段から本を読んでます。

 悔しいけどリリよりたくさん物を知ってる。

 ナナに聞くのは嫌だけどお兄ちゃんの為なら仕方ない。


「冒険者になれば、良いよ」


 冒険者!


 お兄ちゃんがいつか成ってみたいと言っていた冒険者。

 冒険者になればお兄ちゃんに会える。


 よし、冒険者になろう!


 そして、お兄ちゃんに会いにいくんだ。



 こうして、リリアーナは冒険者を目指します。


 (リリアーナ)が十才の時でした。


主人公より、筆が進む。


当分、リリアーナが主人公でも良いかも?


お読みいただきありがとうございます。


誤字、脱字、感想等有りましたら、よろしくお願いいたします。


応援よろしくお願いします。

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