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私の実力?

剣闘士


それが私の今の立場だ。

正確には、奴隷剣闘士、奴隷の二文字が入る。


ダグラからは、私がどの程度戦えるか?と質問されて、私は嘘を吐いた。


「なんだ?その程度か?大したことはないな。」


それが、ダグラが私に下した評価の言葉だった。


私はダグラに、剣は竜王剣の初級を終えたばかり、魔術も簡単な初級魔術を使える程。

そして、一応初級の治癒魔術を使えると教えて、実際使って見せた。

態々、ダガーを使って、手に切り傷を入れられての、確かめようは度が過ぎると思ったが。


実際の私の実力は、


竜王剣 中級


魔術 四属性中級 治癒魔術 中級

一部上級魔術が使える。


弓術、サバイバル技術、一般料理、清掃、裁縫技術、会計、大陸言語の読み書き、等である。


料理、清掃、裁縫はマーサとベスにしっかり教わった。

ただ、貴族の礼法は殆ど教わっていない。

ノーマンが、挨拶が出来る程度で良い。

なんて言うから、簡単な挨拶を教えてもらっただけだった。


竜王剣に至っては、闘気が使えないので、中級で終わっている。

ノーマンが、私には才能がないから、と言っていたが、私は諦めていない。


剣は、中途半端になっているが、魔術は順調だった。

所謂、四元素魔術 火 水 土 風

そして、 治癒魔術が中級

これはかなり凄いらしい!

魔術は、人によって得意、不得意なものがある。

火が得意なら、水が駄目。

風が得意なら、土が駄目。

火は、風と相性が良く。

水は、土と相性が良い。

その関係から、二つの属性が使えればそれだけで充分過ぎる程だが。

私は、苦手な属性がなく、四属性全て使えて、おまけに治癒魔術も使える。


かなりのハイスペック、チートぶりである。


だが、これでも私は弱い方だと、思っていた。


何故ならば、私を遥かに超えるバケモノが身近に居たからだ。


ノーマンは、私よりもチートだった。


この世界で勇者、または英雄と呼ばれる強さを持つのは、ノーマンだと思う。


とにかく、強い。

ムチャクチャ強い。

巨人族と単独で渡り合い、亜竜の一種であるワイバーンを腕力で捩じ伏せる。


話半分だと思ったが、実際我家にはワイバーンから取れた素材で出来た物が有ったし、(本物かは、分からないが)巨人族の村に入る為の証(丸い金属の塊)を見せられたので、多分、本当だろう。


実際、私は一度もノーマンに模擬戦で、勝ったことが無い。

しかも、魔術込みで、ノーマンは剣のみであるにも関わらず、である。


そして、ノーマンだけでなく、リリにも剣だけでは勝てない。


これには、流石に凹む。


剣は、まぁいい。(良くないが)


魔術も、ノーマンには勝てない。


ノーマンは私と同じで、四属性全て使えて、おまけに、上級の更に上の魔術が使える。


一度、実際に見せてもらったが、ノーマンをからかうのは止めようと思った程だ。

魔術を使った後に、マーサにしこたま怒られていたが。


そして、ナナの存在がある。

ナナも、私とノーマン同様に、苦手な属性が無い。


更に、私よりも魔術の習熟が速い!

私と同じ歳になれば、私はナナに魔術で勝てないだろう。


本当に凹む。



私の実力は、こんなところだ。


実際のところ、私はこの世界で自由を手にする実力が、有るのか?無いのか?は分からない。


エルクは、充分だと言ってくれたが、参考にならない。


大丈夫だと、思いたいが不安しかない。


そして、私がダグラに買われて、じゃなかった、売られて数日後。


私は、初めての試合に出ることになった。


私は自分が奴隷になってからの数日間の記憶が曖昧になっていた。


だが、初めての試合の記憶は、ハッキリと覚えている。


そう、絶対に忘れない。


忘れられない初めての試合。


初めて人を切った感触。


初めて人を殺した、あの瞬間を……………

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