第3話 俺たち、たった今スポーンしたばかりなんですが!(第3部)
薄暗い路地裏で、子供たちのグループが木製の輪回し(フープ)で遊んでいた。
フープが弾かれ、路地裏の暗がりへと転がっていく。
「大丈夫だよ、ジュレスタ! 僕も一緒に探しに行くから!」一人の少年が胸を張って言った。
「うん、行こう!」
彼らが暗がりへ足を踏み入れたその時、影の中から一つのシルエットがヌッと浮かび上がった。
サンズだ。
彼は木製のフープを手にしていた。
その唇は引きつった不気味な笑みに歪み、目は血走るほど大きく見開かれている。
「やあ、子供たち。この可愛いフープは君たちのかな?」彼はねっとりとした声で囁いた。
少年はビクッと一歩後ずさりし、この完全にヤバい見知らぬ男を警戒して値踏みした。
「え、えっと、はい、おじさん……それ、返してくれますか?」彼は恐る恐る尋ねた。
「もちろんだとも。だが、ちょっといいかな……」
サンズはジャケットの中に手を突っ込み、色褪せたルービックキューブを仰々しく取り出して見せびらかした。
「このカラフルで神秘的なキューブを買う気はないかい? もし買ってくれるなら、君たちのフープも返してあげるよ。ほんの数コイン……つまり、君たちの世界の通貨でいいからさ!」サンズは欲望に瞳孔を開き、ギラギラとした目で早口にまくし立てた。
後ろで控えていた他の子供たちが怪訝な顔で眉をひそめた。
「ど、どうして自分たちのフープを買い戻さなきゃいけないの!?」
「泥棒だ!」
「それに、そのカラフルな四角いやつ、なんだか胡散臭いよ!」
サンズのゲスい笑顔がスッと消え、ムッとした不機嫌な顔になった。
「おい! まず第一に、このキューブは君たちのおもちゃよりずっと価値があるんだぞ! よく見てみろよ、君たちの古臭い木の輪っかを! 俺は親切で取引を持ちかけてるんだぞ!」
一番年上の子供が腕を組み、挑発するように前に出た。
「ふん、そんなに面白くてすごい物なら、どうやって遊ぶのか見せてみなよ!」
数分後。
サンズは土埃の中で胡座をかいていた。
フープを取り返した子供たちは、氷のように冷たい無言の視線で彼を取り囲んでいる。
彼らは、滝のような汗を流し、舌を出しながら必死に自分のカラフルなパズルを揃えようと悪戦苦闘している哀れな思春期の青年を、ゴミでも見るような目でジッと見下ろしていた。
───
本屋では、ドアのベルがチリンと鳴り、若い女性店員が顔を上げた。
「いらっしゃいませ。何かお探——」
彼女は言葉を失い、目を限界まで丸くした。
目の前にいる少年は、シャツが完全に引き裂かれ、胸の半分が丸出しになっていたのだ。
だがそれ以上に……彼の視線は彼女の顔を一切見ていなかった……彼女の豊かな胸元に、レーザービームのように強烈にロックオンされていたのだ。
司書の頬がカッと火がついたように赤く燃え上がった。
彼女は慌ててスツールの上で体を反転させ、デスクの木板に鼻がつくほど深く顔を伏せた。
指先をブルブルと微かに震わせながら羽ペンを握り、羊皮紙に向かって必死に仕事をしているふりをした。
彼女が恐る恐るチラリと目を上げると、なんとその変態はカウンターから身を乗り出し、彼女の顔の数センチの距離までヌルッと接近していたのだ。
「ひゃっ!」彼女は短い悲鳴を上げ、椅子ごと飛び退いた。「え、ええと……な、何か御用でしょうか!?」
マイクは瞬き一つせず、依然として彼女の胸元から視線を外さない。
「いや、俺は特に用はない。むしろ、あなたの方が何か必要としているんじゃないかな!」
彼はカウンターにバンッ!と勢いよく両手を叩きつけ、一本のボールペンを突きつけた。
「これを見てくれ。科学技術の結晶だ!」
彼は顎で、彼女のデスクにある羽ペンとインク瓶を虫ケラでも見るように軽蔑して指し示した。
司書は完全に困惑し、目をパチパチさせた。
「な、何ですか? これはただの羽ペンとインクですよ……そ、それに、あなたが持っているその奇妙な道具は一体……?」彼女はおずおずと震える指をさした。
マイクは肉食獣のような、ニチャァッとしたゲスい笑みを浮かべた。
『ビンゴ。見事に食いついたぜ』と彼は心の中で歓喜の雄叫びを上げた。




