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フォー・ブロス・イン・アナザーワールド!〜チートなし、ハーレムなし…ただ4人のダチが自分たちだけでやっていくだけ!〜  作者: Ronin_13
第4章 — 前進して色々発見してるのに、誰からも認められない件!(※ただし、魅力的なオファーを除く)
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第20話 等価交換…良いものと良いもの~残念ながら (第1部)

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「いらっしゃい、あんたたち。やっと注文するものは決まったかい? それとも、またお冷とピッチャーの無料(タダ)水を頼んで、テーブルに居座るつもりかい……?」


「ピッチャーの水を……お願いします」


「で、エドワード……俺たち、次はどんなクエストを受けるんだ? もう受けられるまともな依頼が残ってないぞ。現実を見ようぜ、また本屋のバイトに戻らなきゃ……」


「ダメだ!」エドワードが悲痛な声で遮った。


彼はテーブルに両肘をついて手を組み、その手の甲に額をこすりつけながら、世界の終わりでも迎えたかのような深刻な表情を浮かべた。


「これ以上、クエストを台無しにするわけにはいかないんだ。ここでアンネステリアさんのところに戻ったら、結局彼女の正しさを証明することになっちまう……。また俺を『可愛い弟(ガキ)』扱いするに決まってる!」


女将が呆れ顔で水の入ったピッチャーを持ってきて、彼らのテーブルにある四つのグラスに水を注いだ。


「たしかに彼女の言う通りかもな。あぐらをかいてたら痛い目を見るって、ちゃんと警告してくれてたし。結果的に、俺たちは見事なニート(無職)になっちまったわけだ」

マイクはただの無料の水を、まるで超高級ワインを嗜むソムリエのような優雅な仕草でグラスを揺らしながら付け加えた。


この一週間、いくつか依頼に挑戦したものの、四人の悪友たちが完了できたのは、悲しいかな初心者向けの底辺クエストだけだった。


しかし真の問題は、彼らのあまりにも怠惰で最悪な仕事ぶりにあった。器物破損(主にエドワード)や手抜き仕事(主にイツロウとサンズ)のせいで、毎回のように報酬が損害賠償として没収されていたのだ。


現在、四人は文字通り文無し(破産寸前)の状態である。


「なあ、エドワード! いっそダンジョンみたいな、もっと難易度の高いクエストをやってみるってのはどうだ?」

サンズが、無駄に作画コストの高いカリスマ性溢れる真剣な顔(イケメンフェイス)で提案した。


「絶対に嫌だ……死ぬ……」エドワードが即答で息を吐く。


イツロウがガタッと立ち上がった。その顔は極めて真剣で、少しだけ顎を突き出している。


「エドワード!」

「ああ、俺がエドワードだが」

「もっと気合を入れて、安全で簡単なクエストをたくさんこなすってのはどうだ!?」

「却下だ。お前はただ危険な目に遭いたくないだけのチキン野郎だから、そう言ってるだけだろ」


イツロウはその見事な真剣ポーズのままフリーズし、ゆっくりと頭を下げて「なるほどな(そっか)」と諦め混じりに息を吐いて席に座り直した。


四人は絶望の深い溜め息をついた。そして、諦めて席を立とうとした、その時……。


カチャッ。


一枚の羊皮紙――新しいクエストの依頼書が、酒場の掲示板にピンで貼り出された音だった。


四人は完全にシンクロした動きで、ホラー映画の逆再生のようにズルズルと後ろ歩きのまま掲示板へと近づいた。そして、目を細めてその新着クエストを睨みつける。


「『悪戯好きのレプラコーン(妖精)討伐』? クエスト報酬……魔法の釜から持ち帰った金貨1枚につき、10万ヴェンヌ……?」


彼らは互いに顔を見合わせた。


どうやら高レベルを要求されるような理不尽なクエストではなく、単純に『どれだけ多くの金貨を持ち帰れるか』が条件らしい。


四人は大きく息を吸い込み、そして――


「「「「で、罠(デメリット)はどこにあるんだ?」」」」


先ほど依頼書を貼り出したばかりの女将に向かって、四人は見事なコーラスで尋ねた。


「罠? 残念だけど、罠なんてないわよ、あんたたち」


マイクが前に進み出て依頼書を手に取り、そのあまりにもシンプルすぎる条件をビシッと指差した。


「おいおい、俺たちを誤魔化せると思わないでくれよ、お嬢さん(マダム)」

「あの人、お前より最低でも頭半分はデカいぞ……」とサンズがボソッと突っ込む。

「『器物破損および自然環境の破壊を行わないこと』みたいな厄介な条件が一切書かれてないのが怪しすぎる。俺たちの報酬がパーになるのは、だいたいそこが原因だからな!」


女将は引きつった愛想笑いをキープしようと努めたが、すぐにプロとしての冷ややかな顔を取り戻した。なんと言っても、目の前にいるのはスディスタの村が誇る『ポンコツ四人組』なのだから。


「罠なんてないわ。条件はそこに書いてあるのがすべてよ」


四人は再び顔を見合わせた。その瞳には、一攫千金の希望の光が満ち溢れている!


「ついに、楽しいクエストができるぞ!」

「これで大金持ちだ!」

「楽勝だな!」

「今夜は歓楽街のお姉ちゃんたちとパーッと豪遊するぜ!!」


……重苦しい沈黙が降り下りた。残りの三人が、最後の発言の意味をしっかりと脳内で処理するまでの間。


一方の女将は、汚物を見るような目で「ヒッ」と小さな悲鳴を上げ、「あ、お客さんに呼ばれたわ!」と見え透いた嘘をついて全力でその場から逃走した。


パパーーンッ!!


「お前、ガチのアホなのか!?」

サンズ、イツロウ、エドワードの三人が絶叫し、完璧なユニゾンでマイクの後頭部を強烈に引っぱたいた。


「ただでさえ変な二つ名つけられて、評判も最悪なのに! 百歩譲ってそういうのは別の村でやれ! 今のところここが俺たちの拠点なのに、マジで村八分にされる一歩手前なんだぞ!」イツロウがマイクの耳元で怒鳴り散らす。


「ああ、それに俺たちの『差別的な二つ名』をこれ以上広めようとするのはやめろ!」エドワードも顔を真っ赤にして追及した。彼はその一件を個人的にかなり根に持っている。なにせその二つ名とは、彼らの『身長の低さ』にまつわる屈辱的なものだったのだから。


サンズは二人の主張を支持するように、ただ腕を組んで深く頷いた。


何はともあれ、これだけは確実だ。彼らはついに、理不尽なペナルティなしで一攫千金を狙えるビッグなクエストを手に入れたのだ!

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