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フォー・ブロス・イン・アナザーワールド!〜チートなし、ハーレムなし…ただ4人のダチが自分たちだけでやっていくだけ!〜  作者: Ronin_13
第4章 — 前進して色々発見してるのに、誰からも認められない件!(※ただし、魅力的なオファーを除く)
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第17話 この女神が俺たちに説教だと? 笑わせるな。(第1部)

その神聖なる領域は、散乱した少年漫画、読みかけのライトノベル、そして何よりも空になった大量のカップラーメンやうどんの容器で、ゴミ屋敷のように埋め尽くされていた……。


「なあ……マイク、どうやってここに来たんだ?」

「さあな。寝落ちしたと思ったら、ドカンとここにいた。愛美……いや、ウェネリス様にこんなに早く再会するとは思わなかったぜ」

「そ、そうか……」


イツロウは完全に悟った。友人たちは、本人の意志とは無関係に(しかも無詠唱で)ここへ自動的に招かれたのだと。自分だけがあの恥ずかしすぎる中二病全開の呪文を、誰もいない店内で全力で叫ばされていたのだと……。


「イツロウ、体調でも悪いのか?」

「どうしてそう思うんだ?」

「泣いてるぞ」

「いや、目から変な汗が出てるだけだ」


嘘である。一瞬にして木っ端微塵に消え去った『自分だけの特別扱い(チート)』を想い、イツロウは密かに血の涙を流していたのだった。


少し時間を遡る。イツロウがまだ起きている間、熟睡していた3人はウェネリスの領域へと直接転送されていた。

彼女はイツロウの時とまったく同じように、謎のちんぷんかんぷんな呪文を唱えて彼らを召喚した。


だがイツロウとは違い、目覚めたエドワードが感じたのは純粋な「殺意」だけだった。


「わ、分かったから! エドワード、首! 首締まってる! お願いだからもう怒鳴らないで!」

「少しは反省しろ、この駄女神が」


エドワードは首を絞めていた手を離し、乱暴にストレスを吐き出した。

実のところ、彼はこの異世界に転生できたことを心底喜んでいた(絶対に口には出さないが)。彼がウェネリスを激しく責め立てるのは、彼女に罪悪感を植え付け、あわよくば強力なチートアイテムやスキルをせびり取る(カツアゲする)ためだった。


「ウェネリス様、少しお話よろしいでしょうか?」

「もちろんよ、イツロウ」

「なぜ彼らをここに呼んだのですか? これは僕だけの固有スキルだと思っていたのですが……」

「もちろんそうよ、イツロウ! あなたのスキルは『私に直接祝福を求める』ためのもの。でも普段は、私の方から皆さんを招待しているの! あなたの時は当然、あなたが一生懸命呼んでくれたからお応えしたのよ。ほら、私を呼ぶためにあなたが叫んでくれた、あの『おお、我は天に呼びかけ——』みたいな素晴らしい詠唱のようにね!」

「そうですか……(もうやめてくれ)」

イツロウは魂が抜けたように、深く、深く絶望の溜息を吐いた。


その後、ウェネリスはパンパンと手を叩いて一行の注意を引いた。


「皆さん、注目してください!」


彼らは散らかった芝生の上であぐらをかき、驚くべきことに(ほんの少しだけ)女神への敬意を示して黙り込んだ。


「私が愛しき勇者の皆さんをここへお招きしたのは……あなたたちの少し『行き過ぎた』行動について、お話ししたかったからです」


一行はビクッと肩を揺らした。


「まず最初に……私は慈悲深く寛大な女神ですが、勇者としてあるべき振る舞いについて、少しばかり釘を刺しておきたいと思います」


ウェネリスはしゃがみ込み、エドワードの顔をビシッと指差した。


「エドワード。あなたがパーティーの頭脳として役割を果たしているのは素晴らしいことよ……でも、あなたの戦術は勇者が目指すべき姿ではないわ。むしろ、卑劣で不誠実な三流悪党のやり方よ……」

「俺は不誠実なんかじゃない!」

「あなた、老人(マクスウェル)から言われたことを根に持って、彼の社会的信用を完全に抹殺しようと陰湿な脅迫をしたわよね……」


エドワードはゆっくりとうつむき、芝生の上で拳をワナワナと強く握りしめた。おそらく、とてつもない恥ずかしさ(あるいは図星を突かれた悔しさ)のせいだろう。


「マイク」

「はい、俺です!」


彼女は細く柔らかい指で、マイクのゴツい手を優しく握った。マイクの頬が瞬時にデレっと赤らむ。


「どうしたんですか、愛しのウェネリス様? ついに俺の魅力に——イテェッ!!」


彼女は神々しいまでの絶対的な威圧感と共に、彼の骨が「メキメキッ!」と軋むほど手を強烈に握りつぶした!


「私が見ていないとでも思った、マイク? アンネステリアへのセクハラ、数々のいかがわしい計画、そして今この瞬間も私の胸をガン見しているその最悪な癖……全く勇者らしくないわ」


マイクは完全にアホ面で笑っていた。手の激痛のせいでウェネリスと同じ目線を保つのがやっとだったが、なんとか白目を剥きながらも踏みとどまった……ただ純白の女神の完璧な谷間を拝み続けるためだけに。


「イツロウ!」

「えっ、何。俺!?」


イツロウは少なくとも3メートルは俊敏に後ずさりし、このドS女神の理不尽な暴力を受け流すための完璧な防御態勢(ファイティングポーズ)をとった。


「マイクやエドワードに比べれば、あなたはそこまで悪辣なことはしていないわ。まあ、いつも他人の後ろに隠れて、困難に直面するたびにコソコソ逃げ出そうとしているのはよーく見ているけれど……もちろん、特に責めるつもりはないわよ?」

「俺からすれば、散々痛い欠点を並べ立てられてる時点で十分に公開処刑されてる気がするんですが!」


そして最後に、サンズの番が来た。

このパーティーにおける最大のお荷物(歩く災害)だ。過去最大級の神の雷(説教)が下るに違いない。


(((こいつは絶対にボコボコにされる……!)))

一行の期待を込めた心が一つになった。


ウェネリスはサンズの前に立ち、彼を優しく見下ろすと、その頭に聖母のように手を置いた。


「サンズ。あなただけは間違いなく、私の期待を大きく上回ってくれたわ。よくやったわね、私の可愛いサンズ」

「ありがとう、ウェネリス様!」

サンズは少年漫画に顔を突っ込んだまま適当にそう答え、オタク特有の妄想を誇らしげにブツブツと呟いていた。


……冗談だろ? こいつが勇者の鑑?

異世界に来て早々、たった一つの願い(スマホの充電)を無駄にした男だぞ。

裁判を台無しにして自爆し、冒険のスタートを劇的に遅らせた最大の元凶だぞ。

今まで一度たりとも役に立ったことがないのに、このポンコツ駄女神はあろうことか、こいつを「偉大なる勇者」の絶対的模範として褒め称えているのか!?


(((笑わせるなぁぁっ!!)))


彼らの怒りのツッコミが、声なき声となって神域にこだました。

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