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フォー・ブロス・イン・アナザーワールド!〜チートなし、ハーレムなし…ただ4人のダチが自分たちだけでやっていくだけ!〜  作者: Ronin_13
第3章 — 策略であれ団結であれ、俺たちは見事ボスを打ち破った!(※まあ、半分だけだが)
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第13話 クエストと労働の狭間で!(第1部)

スディスタのギルドで底辺の登録を済ませた後、彼らは逃げるように乗合馬車へと向かった。帰りの道中、マイク、エドワード、そしてイツロウは、まるでお通夜のような重苦しい空気の中で終始無言だった。


スディスタの村に戻ってきた一行は、あんな屈辱的な現実を突きつけられた後だけに、ひどく落ち込んでいた。


だが、よく考えればそこまで深刻な話でもない。簡単なクエストをこなしてレベルを上げつつ、アナステリアの店で少しばかり働けばいいだけのことだ。


「決めた。明日から俺たちの最初のクエストを始めるぞ」

エドワードがギリギリと歯を食いしばりながら、忌々しげに唸った。


彼の血走った視線は、地元の酒場の掲示板からひっぺがしてきた一枚のクエスト依頼書に釘付けになっていた。


「厳密に言えば、俺たちの最初のクエストはあの死にかけたダンジョンだったけどな」とイツロウが返す。

「あれはノーカンだ! あれだけの偉業を成し遂げたのに報酬はゼロだったし、それもこれも全部そこの二人のせいだろ!」


「おいおい、お前らのケツを拭いてやった俺たちを責めるのは筋違いってもんだろ!」とマイクがギャーギャーわめく。

「それに、お前らかなりヤバい状況だったじゃん。マイクが機転を利かせて、あのマクスウェルってエロジジイと交渉しに行ってくれたおかげで間一髪助かったんだぞ」とサンズが付け足した。


その二人といえば、リビングの絨毯の上に胡座をかいて、パタン、パタンと呑気にドミノ倒しで遊んでいる。緊迫感ゼロである。


「ああ、助けてもらったことには感謝してるさ。俺が言いたいのは、このまま胡座をかいてる余裕なんてないってことだ。さもないと……一生あの腹黒い本屋の女将に奴隷としてこき使われて終わるぞ」


「考えすぎだろ。なんだかんだで屋根のある場所を提供してくれたし、労働時間も減らして給料も上げてくれるって言ってたじゃんか」

二人のうちのどちらかが、ドミノから目を離さずに適当に答えた。


エドワードは聞き取れない言葉で何かをブツブツと呪うように呟くと、少しでも心の平穏を保つために自分の部屋へと向かった。


そして、後ろ手で乱暴に扉をピシャリ!と閉めた。


「んー、なんであんなにキレてんだ? ぶっちゃけ、あそこまで老害クレーマーみたいに振る舞うのはやりすぎだろ」とサンズ。

「まあ、あいつの立場になってみろよ。なんだかんだで俺たちのピンチを何度も救ってくれたのはあいつだし、結局のところ、俺たちのことを誰よりも一番心配してくれてるんだよ」

マイクが、やけに真剣で自信に満ちた声で言った。


イツロウとサンズは顔を見合わせ、どこか物悲しげな、温かい笑みを浮かべた。

青春アニメの夕暮れ時のように、三人の背後に謎の感動的なBGMが流れ始める。


「確かに、俺たちもあいつには苦労かけっぱなしだしな」

「ああ、結局あいつは俺たちのために全力で動いてくれてる。もう少し感謝してやらないとな。よし、励ましてやろうぜ」


この美しい兄弟愛(ブロマンス)の波に乗り、三人の友人たちは思いやりに満ちた熱い笑みを交わし合った。


「さあ、寝るかお前ら! 明日はクエストが待ってるぞ!」

三人は声を揃えて宣言した。


やる気と友情に満ちた三人は、ノックもせずに勢いよくエドワードの部屋の扉をバァァァンッ!と開け放った。


「お、おいっ! てめぇ、そういうのはせめてトイレの個室でやれよ!!」

「ち、違う! お前らが思ってるようなことじゃねえ!!」


部屋の中は、凄惨たる有様だった。

握りしめられたティッシュペーパー、不自然な位置にあるズボン、そして慌てて何かを隠そうとするエドワードの極限まで見開かれた絶望の顔……。思春期の少年が一人で『己の欲望』と向き合っている真っ最中という、まさにテンプレ通りの悲劇的な光景が、扉の前で石像のように硬直する三人の網膜を容赦なくジュワッと焼き尽くした。


感動のBGMが、レコードの針を引っ掻く音と共にブツッと途切れる。


マイクの瞳からすべての光(ハイライト)が消え去った。

彼は虚ろな深海魚のような目で、何も見なかったかのように、ゆっくりと、本当にゆっくりと扉のノブを引き……。


パタン。


死のような沈黙の中で、扉が完全に閉ざされた(そっと閉じ)。


このトラウマ級の惨状を目の当たりにした彼らは、「あいつには一人で部屋を使わせてやろう」と満場一致で無言のまま決定し、自分たちはリビングの狭いソファにすし詰めになって寝ることにした。


扉を開けたのがアナステリアじゃなくて本当に良かった。


だがエドワードにとって不幸なことに、この恥ずべき黒歴史は今や彼の「友人たち」の共有財産となってしまった。彼らは一生涯、事あるごとにこのネタで彼を嬉々としていじり倒すことだろう。


「……チョロすぎ(計画通り)」

エドワードは暗闇の中でポツリと呟いた。


そう、彼はこの広いベッドを独占するためだけに、自らの高校生としての尊厳(プライド)を喜んで生贄に捧げ、あの『行為』を意図的に偽装したのだ。


彼に罪悪感など微塵もなく、悪魔のような邪悪な完全勝利の笑みを唇に浮かべながら、ふかふかのベッドのど真ん中で大の字になり、ぐっすりと眠りについた。

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