第7話 そんなうまい話があるわけない!(第1部)
「ぶっ殺してやる!」
「ひぃぃ、許して! わざとじゃなかったんだよ!」
「お前のミッションはたった一つだっただろ! なんで最後の最後でゲロってんだよ!」
エドワードはサンズの制服の襟首を激しく揺さぶり、半ば首を絞めていた。そのすぐ後ろでは、イツロウが自分の番を待ちながら指の関節をポキポキと鳴らしている。
判決はギロチンの刃のように下された。この四人の悪友たちは、間違いなく有罪と認定されたのだ!
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法廷は、サンズの予想外の自白に憤慨し、拳を振り上げる群衆の怒号とブーイングで揺れていた。
「ああっ! これぞ決定的な証拠です、裁判長!」エリエナが狂喜乱舞して叫んだ。
彼女はヒールで床を踏み鳴らしながら、ビシッと彼らを指差した。
甲高くヒステリックな笑い声が彼女の唇から漏れ、ズレた眼鏡が鼻の上を滑り落ちる。
「やっぱりね! この悪魔のチビどもは、顔色一つ変えずに自白したわ! プレッシャーと罪悪感に屈したのよ!」
マイクは爆笑をこらえるために頬の内側を強く噛み締めていた。彼の肩が小刻みに痙攣する。
彼にできる最善のことは笑い飛ばすことだったが、エドワードの殺意に満ちた血走った視線と交差した瞬間、その考えは吹き飛んだ。
エドワードは、狂犬病のチワワのような彼を抑え込もうと苦労する三人の重装備の衛兵の腕の中で、獣のように暴れ回っていた。
身長157センチの彼の足は、宙を蹴るたびに完全に床から浮き上がっていた(文字通り宙釣り状態である)。
「離せ! ぶっ殺してやる、サンズ! もし俺たちが刑務所行きになるなら、せめてあいつらに俺を連行する正当な理由(死体)を提供してやる!」と彼は口から泡を飛ばして激怒した。
一方、イツロウは自分の椅子にスライムのようにドカッと崩れ落ちていた。
両手を顔の前で合わせ、祈るように手のひらを押し付け、強張った指を鼻筋に当てている(いわゆる『ゲンドウポーズ』だ)。
頭を少し後ろに傾け、完全なる精神的疲労で見開かれた虚ろな目で、天井のシミを数えるように見つめていた。
まるで、裁判長が無罪を言い渡そうとしたまさにその瞬間、自分の依頼人が罪を大声で自白するのを聞いてしまった、限界寸前の三流弁護士のような顔だった。
おまけに、最前列からはセアリウス・ゴルトステリアの下品な笑い声が響いていた。その騎士は腹を抱え、彼らの運命を公然と嘲笑っていた。
「その上、彼らは取引の条件について嘘をつきました! 被害者と証人に質問をした後、彼らは真実の薬(自白剤)を飲むはずでした。それなのに、ここにいるエドワードは最初から約束を守る気もなく、この場から逃げ出そうとしていたのです!」エリエナは豊満な胸を張り、ようやく極度のストレスから解放されたように長いため息をつきながら、高笑いした。
「あ、いや! 結局のところ、エドワード、この件に本当の犯人なんていないんだよ。お前が約束を破って、俺が技術的に真実を言っちゃったんだから、俺たち全員に責任があるってことで……ね?」サンズは両腕の後ろに縮こまりながら、なんとか屁理屈で正当化しようとした。
エドワードはさらに激しく暴れた。
その小柄な体格にもかかわらず、彼をその場に縫い付けるためにさらに二人の衛兵がジャケットにすがりつかなければならなかった。
「こいつを殺させろ、離せ! 最初からそれが俺の計画だったんだよ、このドアホが!!」彼は声を限りに叫んだ。
壇上では、裁判長が苦労してヨロヨロと立ち上がり、白髪の青年の耳元で何かを囁いた。
青年はゆっくりと頷き、姿勢を正した。
「いい加減に黙りやがれえええっ!!」彼が怒鳴ると、その声は大砲のように法廷中に響き渡り、空気を振動させた。
まるで魔法をかけられたように、全員が一瞬で沈黙した。エドワードだけが、ギリギリと歯を食いしばりながら無言でサンズを呪い続けていた。
「裁判長の判決が下った。自らの罪を自白し、さらに自らの誓いを破った被告人たちに有罪を言い渡す。ただし、彼らが未成年であることを考慮し、受けるべき処罰については検討を要する。最終的な決定が下されるまで、彼らは一時的に拘留されるものとする。ご理解に感謝する」
「なんだと!? 冗談じゃない、あいつらは死罪に値する!」セアリウスがベンチから飛び上がり、激しい憎悪でイツロウを睨みつけながら憤慨した。
法廷に悪寒が走った。群衆は恐怖の視線を交わし、ざわめき始めた。
いくらなんでも未成年を処刑するなど、魔王とその部下しか行わないような残虐非道な行為だったからだ。
「セアリウス・ゴルトステリア騎士殿。少々性急すぎる手段を求めているようですね。まさか、この王国の倫理と正義に疑問を抱いているわけではないでしょうな?」
白髪の青年の視線は二本の氷の刃のように固まり、無言で座り直した騎士を冷酷にたしなめた。
『正直……少なくとも火あぶりにされることはないんだな。それだけでも儲けもんだ……』四人の悪友たちは心の中で安堵の息を吐き、一気に肩の力を抜いた。
バン! バン! バン!
裁判長の荒々しい木槌の音が法廷中に響いた。
「明日の朝まで休廷とする!」裁判長が宣言した。
こうして、悪友たちの裁判は幕を閉じた。
────
独房に戻り、彼らはどんな理不尽な罰が下されるのかを待っていた。
「エドワード、サンズにちょっと厳しすぎるんじゃないか。この世界に最低限の倫理観があることだけでも感謝すべきだし、それに、怒っても何にもならないぜ」
マイクは壁に寄りかかり、のんきな笑顔を浮かべていた。彼のその極度な楽観主義は、もはやウンザリするレベルだった。
『こいつ、司書の愛の告白と検察官の癇癪の板挟みになって、有頂天になってやがる……首を絞めてやりたい……』エドワードとイツロウは内心で怒り狂い、マイクを親の仇のように睨みつけた。
「いいかマイク。お前のサンズへの連帯感と、裁判での重い自己犠牲(セクハラ疑惑)には感謝してる。だがな、こいつは一線を越えたんだよ!」エドワードは戦犯のピンク色の髪を激しく引っ張りながら言い返した。
「痛い! 痛い! 痛い! 助けて、マイク、お願い!」サンズは藁の上で痛みに身をよじりながらうめいた。
「ダメだ! エドワード、それじゃ罰が軽すぎる! SPAS-12(ショットガン)で丸刈りにしてやれ!」イツロウが復讐の指をサンズに突きつけて絶叫した。
「ひ、ひぃぃ、俺の美しいピンクの髪だけは、お願い! それだけは勘弁して!」哀れな少年は頭に手を当てて懇願した。
ガシャン! ガシャン!
突如、遠くから他の独房の鉄格子を激しく叩く音が響いた。
「いい加減に黙りやがれ!!」廊下に野太い声が轟く。
「うわ最悪だ、またあいつらかよ!」別の囚人がうめく。
「今日裁判があったはずだろ! まさかもう一晩泊まるなんて言わないよな!」三人目が底知れぬ苛立ちを露わにした。
高校生たちが戻ってきて以来、他の囚人たちは明らかに神経をすり減らし、不眠症で頭を抱えていたのだ。
「なあお前ら、少し落ち着こうぜ。今日の午後からずっとサンズをいじめてるじゃないか。それに、俺や他の囚人たちの身にもなってくれよ。流石にしんどいって」マイクは平和のサインとして両手のひらを上げ、聖人のような顔でなだめようとした。
彼はゆっくりと一歩下がり、周りの囚人たちに自分の身の潔白をアピールして、グループから少しずつ距離を置こうとしていた。
「誰だあいつ? 俺たちの代弁者ヅラすんな、このデカブツ! 四人の中で一番イビキがうるさいのはお前だろうが!」
「そうだ! しかもお前、『やっと女をゲットしたぜ!』みたいな変な寝言とか、わけのわからない異端のセリフを夜通しずっと叫んでただろ!」
「俺たちを一緒にするな、このクソガキども!」
囚人たちの容赦ない文句を聞いて、エドワードとイツロウはピタリと一瞬動きを止めた。
彼らは意味深な視線を交わし、サンズをガッチリと拘束したまま、湧き上がるゲスな笑い声を必死に殺した(プククク……)。
『この犬ども! 俺をあっさり見捨てやがったな!』マイクは心の中で激しくむせ返り、誰も自分を庇ってくれない現実に絶望してガクンと肩を落とした。
その日の一日、彼らは円陣を組み、刑期を減らすための陰険極まりない計画を薄暗闇の中でヒソヒソと話し合った。
手段は選ばない。本当に、どんな卑劣な手段でも。
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