第6話 ますます絶好調!(第1部)
翌日、穏やかで晴れやかな朝……。
ガァン! ガァン!
「起きろ、クズども!」衛兵が剣の柄で鉄格子を激しく叩きながら怒鳴りつけた。
四人は起き上がったが……その雰囲気は、昨夜の絶望っぷりから劇的に変わっていた。
「おお~、我が親愛なる友よ。どうやら我々は法廷へ向かわねばならないようだな……」エドワードが、三流の舞台役者のような気取った、ねっとりとした間延びした声で言った。
彼は優雅な手つきで手の甲を額に当て、朝の柔らかな日差しからクリスタルブルーの瞳を守るような、最高に鼻につく仕草をした。
「ええ~、我が友よ。不当な告発者たちに立ち向かうため、この善良なる方々に付いて行こうではないか……」イツロウが続く。
彼は上段のベッドから飛び降り、バレリーナのような無駄な軽やかさで爪先立ちで着地し、クルッとターンまで決めた。
衛兵はギリッと歯を食いしばり、鎧の下で首の血管(青筋)をピクピクと引きつらせていた。
「我が友たちよ~、観衆をお待たせしてはいけないな。彼らは我々のために朝早くから起きてくれたのだから」マイクが胸に手を当て、顎を上げて見下すような貴族の笑い(オーホッホッホ!)を漏らした。
「……」
サンズは壁のシミを一点に見つめ、顔を真っ赤にしながら、唇を接着剤でくっつけたように硬く結んでいた。エドワードの計画において、彼の『完全なる沈黙』は絶対条件だったのだ。
彼らは制服のシワを優雅に払い、護衛の後について歩き出した。
昨日までは気づかなかったが、巨大なヘスティリアの裁判所は、なんと兵舎のすぐ裏手にそびえ立っていたのだ。
法廷の重厚な観音開きの扉をくぐった瞬間、鼓膜を破るような怒号と喧騒が彼らを出迎えた。
木製の観覧席は怒り狂う村人たちで溢れかえり、最前列には昨日の被害者たち(本屋の女主人はマイクを見て小さな悲鳴を上げている)が座っていた。
昨日の尋問官であったエリエナは、正式な法衣を身にまとっていた。彼女は検察側に立ち、口の端に冷酷でサディスティックな冷笑を浮かべている。
弁護士もつかず、完全に自分たちだけで放り出された四人の悪友たちは、被告人席に腰を下ろした。すべてはエドワードの『計画』にかかっている。
「あいつらだ! スディスタの村のチンピラどもだ!」村人の一人が彼らを指差して叫んだ。
法廷全体からの殺意のこもったブーイングが、美しいステンドグラスをビリビリと震わせる。
『異世界転生って言ってもな……普通はギルド登録とかスライム討伐からスタートするもんだろ。なんでいきなり中世の刑事裁判(しかも完全アウェー戦)から始まってんだよ……』エドワードは内心で深く、果てしなくため息をついた。
しかし表面上は、この上なく傲慢で余裕たっぷりの笑みを浮かべている。
その隣で、マイクとイツロウは肩をすくめ、ボロが出ないように息を殺していた。
「いいかサンズ、覚えておけよ。俺が仕切ってる間、お前は絶対に口を開くな。分かったな?」エドワードは引きつった笑顔のまま、歯の隙間から小声で念を押しつつ、怒り狂う群衆に向かってアイドルのように優雅に手を振った。
バン! バン! バン!
重い木槌が中央の机を叩いた。
「静粛に……静粛にせんか……」使い古された雑巾のような、震える細い声が響く。
裁判長だ。自分の木槌を持ち上げるのすら苦労しているような、今にも倒れそうなヨボヨボのしわくちゃの老人だった。
その左側には、白髪の若い書記官がピシッと立っていた。純白のインナーに赤いロングジャケット、黒いマントを羽織っている。その整った顔立ちには、慈愛に満ちた穏やかさが漂っていた。
青年は静かに、上品に咳払いをした。
「コホン……いい加減に黙りやがれえええええええええええええええっ!!!」
突然、彼は白目を剥き、声帯が千切れんばかりの鼓膜を破壊する絶叫を法廷中に轟かせた。
ビクッ!!
群衆は一瞬にして黙り込んだ。法廷は氷のように冷たい、死の静寂に包まれる。
エドワードたちは無表情でパチパチと瞬きをした。
『オッケー……この世界、本当に人は見かけによらないんだな(情緒不安定すぎだろ)……』四人は心の中で完全にハモった。
「よし……それでは裁判を始める……被告人はどこにいる……ええと、あいつらの名前は何だったかな?」裁判長が書類の山を不器用にかき回しながら、認知症ギリギリの様子で尋ねた。
「エドワード・ニシムラ、サンズ・クジラ、イツロウ・ブルト、そしてマイク・タロウです、裁判長」書記官が、一瞬にして甘くプロフェッショナルなトーンに戻り、何事もなかったかのように微笑んで答えた。
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