•プロトコル3:神の目
みなさん、こんにちは!お元気ですか?お元気でいらっしゃることを願っています。私も皆さんに新しい章をお届けできるよう、最善を尽くしています。君たちにとってはそうかもしれないけど、難しいよ。
ケイルは体中を戦場のように焼けただらした状態で、独房へ引きずり戻された。金属のドアが閉まるやいなや、彼は冷たい床に崩れ落ちはしなかった。隅まで這っていった。
「……戻ってきたんだ……」
少女の声は震える囁きだった。
彼女は膝を抱えて縮こまっていた。大きな目は落ちくぼみ、暗い隈ができていた。
ケイルは唇の裂け傷が痛むのも構わず、無理やり微笑んだ。
「俺は簡単にはくたばらないって言っただろ?」
彼は咳き込み、胸がゼイゼイ鳴るのを感じた。「奴らにそう簡単にはやられないさ」
その後の数時間、独房の重苦しい暗闇の中で、何かが変わった。数週間前に兄弟を失ったケイルは、この見知らぬ少女の中に、もしかしたら死なずに済む理由を見つけた。彼は自分の水の配給を彼女と分け、青い空のある世界の作り話を語った。
「ここから出られたら……」
ケイルはアナにしたように少女の頭を優しく撫でながら囁いた。「海に連れて行ってやる。目が届く限り水が広がってるんだって」
少女は微笑んだ。弱々しい、しかし本物の笑顔だった。
「約束?」
「約束する」
しかし地獄での約束など、ほとんど価値がない。
日々が過ぎた。ケイルは少女の代わりに実験体として扱われ続け、体はますます破壊されていった。ここに来て一ヶ月が経つ頃——
ドアが大きな音を立てて開いた。科学者ではなく、ただの屈強な衛兵が入ってきた。
「お前とガキだ。行くぞ」
ケイルは即座に彼女の前に立ちはだかり、弱っていても拳を握りしめた。
「どこへ連れて行くんだ!? あの子に手を出すな! 俺を連れてけ!」
衛兵は意外にも殴らず、ただ無関心に少女の腕を掴んだ。
「落ち着け、ゴミ。ジョーカーが言ってる。あの子は役立たずだ。微量投与を拒絶した。処分する。解放だ」
ケイルは凍りついた。
「解放……?」
胸に希望が芽生えた。「本当に……あの子を解放するのか?」
「命令は命令だ。役に立たない奴に食わせる飯は無駄だ」
衛兵は少女を引きずり出した。彼女は振り返り、恐怖に満ちた目で見た。
「ケイル!」
「大丈夫だ!」
ケイルは格子を掴み叫んだ。「走れ! 後ろを振り返るな! 生きろ!」
ドアが閉まった時、ケイルは床に崩れ落ちた。心は引き裂かれていた。一部は彼女が逃げられたことに安堵していた。もう一方、ゴミ捨て場で生まれた冷笑的な部分が囁いた:本当に誰かを解放するのか?
(少なくともあの子にはチャンスがある)
彼は目を閉じて思った。(少なくとも俺は誰かを救えた)
夜が訪れ、重い静寂が降りた。ケイルは眠れなかった。白い天井を見つめ、聞いてくれる神がいるなら、少女が無事でここから遠くにいるようにと祈った。
朝、独房のドアが再び開いた。今度は予告なしだった。科学者が完璧な白衣姿で立ち、三人の装甲衛兵を伴っていた。
「捕らえろ」
科学者は腕時計を確認しながら命じた。
「いやだ!」
ケイルは後ずさり、アドレナリンが爆発した。
「相変わらず……しつこいな」
科学者はため息をついた。「気絶させろ。ただし脳は傷つけるな。無傷で必要だ」
衛兵たちが彼を囲んだ。
ケイルはゆっくりと目を覚ました。頭を動かそうとしたが、できなかった。拘束されていた。ただ縛られているだけでなく、頭と四肢を固定する金属の拘束具で完全に固定されていた。
「ああ、眠り姫が起きたか」
ジョーカーは背を向け、道具のトレイをいじっていた。
「いよいよ最終段階だ。大団円の時間だ」
ケイルは瞬きし、ぼやけた視界を整えた。頭に浮かんだのはただ一つのことだった。
「……どういう意味だ……?」
ケイルは唸った。「あの少女は? どこにいる? 衛兵は解放されたと言ったぞ……」
科学者は作業を止めた。肩が震えた。そして、低い笑い声を上げ始めた。その笑いは冷たい壁に反響した。
「解放? 解放だって?」
ジョーカーは振り向き、笑い涙を拭った。「ああ、無垢さ……この世界で一番美味しいものだ」
「何を笑ってるんだ!?」
ケイルが叫んだ。
「ああ……あのガキのことか!」
科学者はメスで天井を指した。「自分で確かめてみろ?」
「どういう意味だ?」
「君の上だよ、少年。上を見てごらん」
ケイルは無理やり目を上に向けた。そこに照明があるはずだった場所に——喉で詰まった叫びが恐怖に飲み込まれた。照明などなかった。ガラスのタンクが吊るされていた。そしてその中で、紫色の液体に浮かぶ……
それはもう彼が知る少女ではなかった。
体は開かれ、解剖されていた。金属の管が青白い皮膚に出入りしていた。しかし最悪なのはその残虐さではなかった。輝きだった——紫のエネルギーの血管が彼女の中で脈打ち、肉を蝕んでいた。目がまだ開いていた。
「……何をした……」
ケイルは熱い涙が流れ落ちるのを感じた。「何をしたんだ、この病人め!? あの子はただの子供だったんだぞ!」
絶望が彼を砕いた。ケイルは泣いた。激しく泣いた。
「あの子は何も悪くなかった! あの子は何も持っていなかった!」
「『何もない』ものは失われ、全ては変化する」
ジョーカーはケイルの叫びを意に介さず詠唱した。「彼女の残留エネルギーは宝石の活性化に使われた」
科学者は金属のピンセットを持ってケイルに近づいた。先端には、周囲の光を吸い込むようなものが挟まれていた。
それは石だった。小さかったが、普通の宝石ではなかった。生きているように脈打っていた。それを見るだけで吐き気がした。存在してはいけない宇宙の欠片のようだった。
「少年……俺は家に帰りたいと言ったはずだ」
科学者は興奮で声を震わせながら始めた。「しかし現実のヴェールを引き裂くには鍵が必要だ。この宝石と適合できる誰かが必要だ」
彼は宝石をケイルの顔の前にかざした。
「この可愛い子は、断片の王国の直接の欠片だ。我々の上位の王国だ。ネクサスを持つ者にこれを埋め込んだら……ドカンだ。人は消滅する」
彼は身を乗り出し、狂った目でケイルの左目を凝視した。
「しかし俺は空の器が必要だ。能力もネクサスもない誰か。俺はこれを君と融合させ、君にポータルを開かせる」
「いやだ……近寄るな!」
ケイルは顔を背けようとしたが、金属の固定具が頭を完全に固定していた。
「目を開けろ」
科学者が囁いた。
彼は金属の開瞼器を使ってケイルの左まぶたを強引に開かせた。ケイルの視界には宝石が降りてくるだけだった。
「これは痛いぞ。とても」
科学者は躊躇しなかった。宝石を直接ケイルの目に押し込み、押し潰した。
切断音はなかった。焼ける音だった。
「アァァァァァァァァァァァ!!!」
ケイルは声帯が裂けるまで叫び続けた。
宝石は表面に留まらなかった。溶け始め、黒い光の触手となって眼窩の奥へ広がり、ケイルの脳に直接接続した。
「これだ!」
科学者はモニターが狂ったように反応するのを見て哄笑した。「融合率九十パーセント! 生体が受け入れている! 虚空が満たされていく!」
ケイルはもう研究所を見ていなかった。左目で、彼は不可能なものを見た——空間の組織が引き裂かれるのを。周囲の空気が歪み始めた。
「開け! ポータルを開け! 俺を家に連れて帰れ!」
ジョーカーはケイルの破壊された目から放たれる赤い光に向かって手を伸ばしながら叫んだ。
(奴がポータルを欲しがるなら、地獄をくれてやる)
ケイルは叫ぶのをやめた。左目は血の涙でいっぱいになり、純粋なエネルギーの穴になっていた。彼は科学者を見た。宝石が融合した瞬間、物理法則は規則ではなく無視される提案に変わった。
空気は振動しただけではなかった——叫んだ。天井のコンクリートが濡れた紙のように内側へ折れ曲がった。重力が反転し、ケイルの血が完璧な球状の滴となって浮かび、黒い光で輝いた。
「これだ! これだ!」
「ついに! ポータルが開いた! 俺は家に帰れる!」
空間が螺旋状に引き裂かれた。しかしジョーカーの笑顔が揺らいだ。ポータルは安定していなかった。
「何……ポータルに何が起こっている!?」
ジョーカーは火花を散らすモニターを見た。「くそ! こんなはずはない! 奴が世界に干渉して座標を別の地点に変えている!」
渦は空気や物体だけでなく、光そのものを引き始めた。
「アァァァァァァ!」
ケイルの叫びは飲み込まれた。彼を椅子に固定していた鎖がガラスのように砕けた。生きているブラックホールのように振る舞うポータルが宿主を掴んだ。
ケイルは椅子から引き剥がされた。空中で回転し、四肢が歪みながら、自らが生み出したポータルの中心へ引きずり込まれた。
「いやだ! ここにいろ! お前は俺の鍵だ!」
ジョーカーはケイルの足を掴もうとしたが、反発力で壁に叩きつけられた。
ケイルは次元裂け目に吸い込まれた。ポータルは眩い光を放ち、瞬時に閉じた。
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