#05
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待つこと三分。
長ったらしい利用規約が超速でスクロールしたあと、使いづらいでおなじみの検索システムがカードフォンに表示された。
さっそく、確認した登録ナンバーを打ちこんでみると、新型ピコピコ銃のログが表示された。
ここ数時間の間に引き金が引かれた記録は一つだけだった。
11時49分に、デューク・パイソンが宇宙鋼板に向けて一発撃ち、宇宙鋼板とホテルの壁に光線が当たったと表示されている。どうやら、テーブルの穴あき鋼板と黒焦げの壁は、そのときできたものらしい。
これはどういうことだろう。
試しに、地域を指定してログの検索をしてみたが、周辺でトリガーが引かれた別のピコピコ銃の記録もなかった。
不可解だ。
パイソン氏の頭は、見事に吹き飛ばされているというのに、銃が使用された記録が残っていない。この吹き飛ばされようから見て、まちがいなくピコピコ銃が使われているはずなのだが……。
私はカードフォンから顔をあげ、首をかしげた。
「なにがどうなっているんですか?」
「うーん」
腕組みをしたゼノンが唸った。
「それがよくわからないんですよね」
「よくわからない?」
おうむ返しに尋ねると、ゼノンはうなずいた。
「彼がこめかみに銃口をあて、引き金を引いたことは確かなんですが……」
「はっ? なんですって?」
衝撃の事実だ。
だが、ゼノンは当たり前のように話を続けた。




