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未来探偵ゼノンと七つの事件  作者: 八海宵一
「04 分子分解銃(通称、ピコピコ銃)の謎
29/47

#02

     *


 RL(リニア鉄道)に乗って五分、ヨコハマシティに着いた私は言われたとおり、港の未来ヨーコ・ヨコハマホテルに向かった。ヨコハマシティは明日から始まる「未来ヨーコ・ヨコハマ大博覧会」のために、普段よりも多くの人でごった返しており、とてもにぎやかだった。

どうやら、十年ぶりに開催される博覧会を一目見ようと、世界中から人が押しよせているらしい。人が集まるところは祭りになる。ここ数日のヨコハマシティがまさにその状態だと電子ニュースが伝えていたことをいまさらだが思い出した。ホログラフィック・サーカスが空を舞い、昔ながらの出店が沿道をカラフルに飾りたてている。レーザー射的の馬鹿でかい呼びこみにシリウス・カステラの甘ったるい匂い……まるで縁日そのものだ。

明日の展示会では、永久機関「P」や自律思考型電脳回路「シロノス」、そして別次元をのぞくことができる「多次元測定鏡」など、博覧会では最先端科学の結晶といっていいものばかりが一斉に並ぶことになっているが、それはそれ、これはこれ。みんな、直前のお祭り騒ぎを楽しんでいる。

 私は寄り道をしたい衝動に駆られながら、人ごみをかきわけ、「ヨコハマ博」会場の隣にある「港の未来ヨーコ・ヨコハマホテル」のエントランスに滑りこみ、その喧騒から離脱した。

 ちなみに私は、縁日が好きである。

 特に出店で売っている星雲わた菓子が、好きで好きで仕方がない。

 横目で売っていることを確認した私は、帰りに買って帰ろうと密かに誓った。

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