06話 全ては終わっていた
俺は魔法を発動させるために魔力を練る為に必要な時間を稼ごうとしていた。
俺が考えた作戦、それは俺の魔力を一気に解放させるさせる事だ。俺は魔力を一気に解放させた。
鳥は鳴きながら逃げるように飛び虫や動物は少しでも遠くに行こうと走る。このゴリラも例外ではなかった。
少しゴリラの動きが止まった。俺はその一瞬を見逃さなかった。魔力を練る。そして俺は魔法を発動させる。
『炎の槍!!』
そして炎の槍がゴリラの体を貫いた、ように見えた。なんとこのゴリラの厚い筋肉により、刺さってはいたが致命傷ではなかった。
ゴリラが即座に抵抗してくる。
うお!危な。心なしかゴリラの攻撃するスピードが速くなっている気がする。チョッピーが警告する。
『危険です!!この魔物怒りにより興奮状態で、身体能力が上がっています。』
く、余計に怒らせただけか。もう一度魔法を発動させようとしてもまた、魔力を練らないといけない。
魔力は解放するだけなら、いつでも出来るが魔法を使う為には魔力を太く練らなければならない。
それが少し集中してやらなければならない。それが少し大変なのだ。
そう考えているうちもゴリラがどんどん攻撃してくる、俺はその攻撃を全て間一髪で避ける。
しかし以下の俺は移動速度が遅い、攻撃は必然的にいつかは当たる。それが今きた。
俺は殴られた、俺のいた地面が抉れる。そして俺はそこで気を失った。
ああ、ここで終わりか、、、
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俺が目を覚ましたら、もう、魔物はいなかった。どうやら俺を殺せたと、認識したらしい。
残ったのは折られている木や割れている地面と俺だけだった。
魔力探査を行ったがどうやらあのゴリラはどこかに行ったらしい。俺は少し安心した。
それにこの世界が危険だと言うことも再認識した。
どうやら魔法を使えるようになって調子に乗っていたのかもしれない。俺はちゃんと警戒しようと心に誓った。
ん?よく見たら、大量の血があるではないか。チョッピーに分析してもらったらこの血はあのゴリラのものだった。
でも俺らは血なんて流させていない。俺らが眠っている時に何かあったのか?
俺は少しそんな不安を胸にしまいながら、移動を始めた。
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これは新谷が眠った後の出来事である。新谷が眠った直後そこに金髪の髪、透き通るような青色に瞳をした健康そうな青年がやってきた。
その着ている服から、その青年の身分が高いことが窺える。そんな彼がなんでこんな危険な森のか中にいるのか、謎だったが、もちろんゴリラにはそんな事はわからず青年に殴りかかろうとする。
しかし青年にゴリラの拳が近づくと、見えない壁でもあるかのように拳が突然止まった。
それ以上拳が進む事はできない。青年が不敵な笑みを浮かべている。ゴリラは背中に悪寒が走った。
そして距離をとる。青年は何もしないがゴリラは何もできない。それを本能で感じていた。
そしたら逃げなければ。ゴリラはそう思った。しかし逃げ出す隙がまるで無い。
ゴリラとその青年には圧倒的な実力差が存在していた。そしたら青年が動く。そして青年のスキルが発動した。
それはスキル
「斬切」
青年がそう言うと、その瞬間ゴリラの体が三枚おろしになった。ゴリラは自分が切られた事も知らずに死んだ。
そして青年はどこにでもいるようなコケを見て、こう言い放った。
「また会おう。兄者」
そして彼はゴリラの死体を運び出した。このゴリラは人間の国だと高級肉として重宝されている。
しかし青年は食べる目的ではなく、隠蔽工作としてゴリラを運んでいった。
そしてそこに残ったのは僅かな血と荒らされた地面や木、そしてどこにでもあるような、コケだけだった。
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俺が眠った後何が起こったのだろうか?考えられるのは他の魔物と戦ったか、冒険者に遭遇した2択だと思う。
もしくはその両方でも無い何かが、、、
でも深く考えるのはやめよう。この世にはどんなに考えたり調べたりしてもわからない事がある。
しかし気掛かりなのが、いつもこのような場面ならチョッピーが状況把握ぐらいしてたのに今回はそれができなかった事だ。
俺は逃げるようにその場を後にした。でも今回の戦いで後少しでレベルが10になりそうだ。
つまりついに植物から脱却できると言うことだ。俺は期待を胸に日が暮れて薄暗い森の中を歩き回る。
それに戦闘の際、魔力を解放したため、原因調査のために冒険者が調査に来ていてもおかしく無いのだ。
バレる可能性は低いが念の為、俺は移動することにした。
でも魔力探査を行っても近くに大きな魔力生命体はいない。それに冒険者が来てもこの暗い中調査は困難と見て引き返すかもしれないし、大丈夫だろう。
そんなことを思っていたら、チョッピーが何か報告してきた。
『ここから主の進行方向に約5キロ離れたところにまあまあ大きな魔力生命体がいます。そしてこのまま移動すれば接触します。あちらもこちらの方向に進んできています。』
うーんさっきのことが、あって少し怖いけど、ちょっと見てみようかな。
そして俺はその魔力生命体に近づいた。




