02話 俺の能力について詳しく
まあ俺がこの世界に転生したことはよくわかった。別にそれはいい。問題は俺の能力についてだ。
『なぁ、もう少し種族変換やこの世界の事について詳しく教えてくれないか?』
『わかりました。まず種族変換について深く掘り下げます。』
『よろしく』
そしてチョッピーの長い長い説明が始まった。
『まずこの世界の種族について説明します』
『うん』
『この世界に人の形をした種族は15種類あります。主はその中で魔族系の10種類の魔人種族になれます。しかし魔人になるまでは魔物でなくてはなりません。』
『へぇそうなんだ』
『魔人と魔物の違い、それは魔人は人間社会でいう人間で魔物は動物です。魔物は常識では知能がとても低いとされています。魔人は基本的な生活の基盤があり、人間と取引をしたり、階級社会が整っていて、人間とも取引ができる、とても知能の高い種族です。』
『ふーんなるほど。で、俺の次の種族はなんだ?』
『これからは私の予測です。ご了承ください。たぶん次の種族はユリです。』
『なるほど、、、は?』
また植物かよ、、、
『えと、ユリの次は?』
『チューリップです。』
じょ、冗談だよな。
『その次は?』
『・・・』
『言ってくれ。覚悟はしている。』
『わかりました、その次の種族はコケです。』
『いや、下がってね!?』
『なんでユリ、チューリップの次がコケなんだよ!!』
『大丈夫です。ちゃんと種族は上がっています。コケの次はスライムです。』
『いや、急に生物としてのレベル上がったな!!』
『と言うわけで目標はまず植物からの脱却を目指しましょう』
確かにまず生物としての基本に立ちたい。
よし、まずは植物からの脱却を目指すとしよう!!
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もうだめ。転生してまだ一週間だけどもう心が折れかけている。まだ雑草だ。
俺の1日の流れは起床、光合成、チョッピーと対話、就寝。寝ると言っても意識を消すだけ。単純に寝るのとは違う。
それにしても俺はどれだけ光合成すればいいのだ。まだ植物の為必然的に光合成をすることしかレベルを上げる。
レベルをある程度上げれれば種族を変換できるらしい。でも今のところレベルは初日からちっとも上がらずまだレベル1だ。
はぁ。効率よくレベルを上げれる方法はないものか、、、
でもあと少しでレベルが上がりそうだ。ゲージはほぼ満タン。
あと少し。明日に望みをかけ俺は眠った。
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朝起きたら俺はユリになっていた。
いや、寝ている間にレベル上がるなよ!!
せめてそこは俺も頑張ってきたんだからレベルが上がる瞬間に立ち会う権利はあるはずだ!!でも素直に嬉しい。
でもレベルが一個上がっただけで種族が変わるなんて結構チョロい?
いやそんなわけない。絶対何か隠し要素があるはずだ。俺がユリになって一週間経った。花になった為、虫が飛んでくる。最初は気持ち悪いと思っていたけど、今では良き隣人だ。
それにしても俺の周りの花にはそんなに虫がたかってないのに、俺にはめっちゃ集まってきている。
なんでだ。よく見れば周りの植物たちが少し枯れているような、、、
『チョッピー、なんで周りの花たちは少し枯れているんだ?』
『それは今あなたに集まっている、シボリバチの仕業です。このハチたちは栄養がたくさんある花に目を付け、栄養がなくなるまで蜜を吸い尽くすのです。人間や魔物からは彼らは害虫と呼ばれています。農作物まで枯らしてしまうので。』
『え、待って。そしたら今の状況、結構不味くない?』
『はい、そうですね』
『なんとかして撃退できないのか?』
『いや、無理ですね。なぜなら主、植物なので。』
そうだった〜!!どうしよう、このまま枯れて死んで異世界生活終了なんて嫌だ。もっと輝かしい生活を期待していたのに!!
『でも大丈夫ですよ。主は他の植物たちとは違って魔力量が魔王級なためどんなに吸われても魔力で補填できるので大丈夫です。魔力が減ったとしても自然回復のスピードのほうが吸われる方より早いため絶対に枯れません。あと主のステータスは隠蔽しているので魔力量が高いことに違う生物はほぼ気づきません。なので安心してください。』
まさか俺の中で一番チート能力が魔力量だなんて、、、
でも今はそのチートに感謝しなきゃ!!
だがこのシボリバチは俺が動けるようになったら絶滅させてやる!!
俺のあの恐怖を返せ!
でも、そうか、魔力量か、俺もまさに『主人公』みたいになってきたかもしれない。
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やっぱりおかしいと思ったんだ。レベルが一つ上がっただけで種族が変わるなんて。
レベルの上がり方がめっちゃ遅くなっている。もうユリになって一ヶ月も経っているのに、まだレベル3だ。
多分レベルが上がるにつれレベルも上がりづらくなり種族が上がるごとに必要になるレベルアップの量も変わる。
多分種族が一つ上がるにつき必要なレベルアップも一つ増えるのだと思う。
はぁ、いつになったら植物と言う底辺から脱却する事ができるのだろうか、、、




