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01話 え、て、転生ってやつ!?

目が覚めたら、いや覚めてはいない。意識が戻っただけだ。視界は見えない。うん真っ暗だ。あ、光が当たっている。それだけは感じられる。ああ、暖かい。いや暖かくはない。そう心で感じられるだけ。


俺の名前は新谷悠斗。慶浜大学の2年生だ。結構モテている。嘘だけど。さっきから否定してばっかりだ。

はっ!!下半身の感覚がない、、、いや上半身もない。頭の感覚も無い。意識だけ。う、変な感覚だ。これが漫画なら俺は転生しているが、現実だとよくて脊髄損傷だろう。それにしても意識があるのに身体だけが動かない。


最悪だ。やっぱり脊髄損傷かな?背中から刺されたし。もうやだ。ちょっと待った。意識があるのに体が動かないなんて最悪だ。でも生きている。ああ、でも内臓はお釈迦だな。ちょうど内臓がたくさんあるところを刺された、と思う。これからの生活どうすっかな。人生で初めて実家に迷惑かけちゃうかな。


なんて思っていたら、目の前いや視界は見えないが真っ暗な闇の中に青く透明な画面が浮かんでいる。まさにゲームで見るステータス画面そのままである。


まさか、転生ってやつじゃないの!?おおーテンション上がってきた〜。多分夢だけど。ついに頭がおかしくなったかな?


でも一応ステータス画面を見てみるか。えーと種族は雑草、、、え、は?ザッソウ?な、ななななななな、なんで!?え、普通にやなんだけど。クソ!!転生ガチャ失敗した、、、なんがゲームみたいな夢だな。


まぁとりあえずスキルの確認でもするか。スキルは 種族変換?生成AI?なんだそりゃ。まあ生成AIから発動しますか。『発動!!』って発動しないし。ん?生成AIの横になんか書いてある。AIの名前かな?


チョッピー、、、あ、うん、なるほど。


『チョッピー』起動!!おお、なんか幾何学的な円が真っ黒な俺の視界に出た。あ、声が聴こえる。幻聴かな?


『どうもこんにちは。私の名前はチョッピーです。よろしくお願いします。なにか質問があるなら質問してください。』


ん?なんかステータス画面のはじの方に小さく何か書いてある。


AIの質問には間違いもあります。


なるほど。間違えることもあると。でも今はこのチョッピーが頼りだ。


『なぁ、ここって日本か?』


『日本ではありません』


『え、なんで?』


『あなたは前世で犯罪者に背中を刺され死にました。』


『前世ってことはつまり俺転生した?』


『はい。』


やったー!!転生した!!あ、でも植物だった、、、それより


『ここはどこ?』


『あなたの世界でいう、魔法やスキル、魔王や勇者などがいる、まさにファンタジー世界にあなたは転生しました。原因は今の私の能力ではわかりません。』


なるほどそしてもう一つ気になることが


『なあ、スキルについて説明してくれよ。』


『わかりました。・・・・・では説明します。まずスキル 種族変換について。種族変換:一番下は雑草から一番上は神にまで種族を上げることができる。上げるには一定の条件を満たす必要がある。次どの種族になるかは詳しくはわからない。と、こういうところです。しかしあなたの場合はもう人間側の種族にはなれません。なぜなら、』


『え!!なんで!!』


俺はAIの話を途中で止める。


『なんで俺はもう人間になれないんだよ!!』


『あなたはこの世界に生を受けた時にもう魔の物なのです。』


『だから、なんで!!』


『この世界の法則では異世界からの転生者は全て魔の物で生まれてしまうのです。それがこの世界の法則なのです。ですがその法則が適用されたのはあなたが初めてです。』


なるほど。つまりこの世界に異世界から()()転生したのは俺が初めてらしい。それにしてもこいつ色んな事を知っているな。


『そして次は私、つまりチョッピーについて説明します。まず私はこの世界のすべての情報を知っています。』


『おおーすげーな!!』


『しかしその莫大な情報を処理できるかは別です』


え、


『まだスキルとしてのレベルが低いのでこの世界の常識やあなたの前世の記憶などしかお伝えできません。あと先ほど申した種族変換と言うスキルのこと。私が今お伝えできる情報はこれだけです』


いや全然いい。あの種族変換よりはチョッピーの方が日常的に使えそうだ。そうだ!!


『なぁ、俺、今、視界が見れないんだけど、なんとかできない?』


『わかりました。では『植物 視界』に接続します。視界に接続したらスキル『万能視界』をゲットできます。取得しますか?』


『ちょっと待って。スキルってそんな簡単にゲットできるの?』


俺が問い、チョッピーが説明する。


『スキルはある一定の条件を満たすとゲットできます。今回のスキルの条件はこっちの世界で「初めて景色を見る」と言う条件です。そのため今回スキル『万能視界』をゲットできます。』


なるほど。


『じゃあゲットします。』


『わかりました。それでは視界に接続します。』


おお、視界がどんどんクリアになっていく。あ、俺、森の中にいる。木でけー。こうやって見ると俺が雑草になっていると再認識できるな。見た感じ変な植物とか周りに無いし前世の森とあまり変わりが無い。転生した実感がわかないな。


ん?この森の中で何か気配を感じる。なんだこれ?


『それは魔力探査というスキルですね。自身から直径5キロメートルの範囲の魔力生命体の反応を感じられます。欠点は脳に莫大なストレスが掛かることです』


確かに頭?が痛い。止めよう。あ、オンオフできるんだ。


『でもどうやって俺がこのスキル、ゲットしたんだ?』


俺はチョッピーに質問する。


『今のチョッピーのレベルではこの質問にお答えできません。』


ふーんなるほど。でもまあいいや。このまま雑草のままで一生を終える気はない。


どうせなら成り上がって魔王や神にでもなってやろうじゃないか!!

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