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EDEN  狂気と裏切りの楽園  作者: スルメ串 クロベ〜
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46.意外な協力者

尋問の後どうするかを話し合った。

あたしとしては2階に行きたかった。けど3人は1階に行きたいようだった。

これは協力者も同じ意見のようで、そのために昨日3階から1階の怪物を撃っていたらしい。


「3階から狙うのは難しくてな、全部はやれなかったが何体かは減らせたと思う。」

「………」

「あ、わたしも頑張ったんですけど…1体も当てられなくて…」

「気にしなくていいよ舞。衝撃強いけど怪我とかしてない?」

「私も当てることはできたけれど、倒すことはできなかったわ。」

「そうなんだ。けど当てられるだけでもすごいと思うよ。」

「あなたに言われてもねえ…結が外したところ見たことないわ。」

「あはは…あたし結構才能あるみたいで。脱出できたらそういうスポーツとかやってみようかな?」

「ええいいと思うわ」「わたしもそう思います!」

「お、俺もそう「ありがとう2人とも。よしなら1階に行ってみよっか。あっその前に協力者に合わないと。」


2人とおまけでフードコートを出る。

舞の話だと北側の奥で待ち合わせらしい。

…あそこに行くのは石塚君の時以来か…あんまりいい気分にはならない。


「なあゆ「そういえば2人はどこまで記憶戻ったの?静華はそこの奴のこと覚えてるみたいだし。」

「そこまで思い出したわけではないのだけれど…そこの変態が実習で来た時とか、あとは子供の頃が少しってところね。」

「そっか…あたしは子供の頃しかわからないから羨ましいな。舞はどう?」

「わたしは大切なこと思い出せました!実は、妹がいたんです!」

「へえ!そうなんだ。どんな子?舞の妹ならきっと可愛いんだろうなぁ〜。」

「はい、すっごく可愛いです!ただ病弱であまり外に出られなかったんです…。」

「それは…辛いね…」

「はい…それに病院代とかでお金がなくて、わたしも子供ながら両親の手伝いをしていました。」

「そっか。なら早く妹さんに会うためにもここから出ようね!」

「はい!わたしがんばりますよ!」


舞の妹か…一度会ってみたいな。

あたしには兄弟とかいるのかな…今は思い出せないけどいつか思い出せたらいいな。

そうこう話をしながら歩いていると、最北の壁につく。…前に見た時と変わってない、壁の機械もそのままだ。

この先には別のショッピングモールが続いている…。もしかしたら出口があるかもしれない。

行きたいけど焦っちゃだめだ。今日は1階に行って食料を集めることにしたんだから。


それと…石塚君の遺体はなかった。でも大理石の床には血の跡が残っている。

あの時もっと他に方法があったかもしれない。…いやそうならないようにしなくちゃいけなかった。

もっとみんなに気を配って不安にさせないようにしないと。…1人を除きたいけど…


「な、なあ結…やっぱ怒ってるよな?」

「…むしろ怒ってないと思うの?というかその口はいっっっっつも余計なこと言うから縫い合わせておこうか?」

「それは勘弁してください…」

「はぁ…もういいよ…。」

「本当に悪かった!次はもうしないから!な?」

「…ねえ静華学校でもこうだったの?」

「さあ?私は興味なかったから。」

「…それもひでえな…とにかく!今後気をつけるから!」

「いや龍之介さんそれ何度目なんですか…」


舞の言葉で肩を落としているのは放っておいて、協力者はどこ?早く1階に行きたいんだけど。

そう思って待っていると、



「おーい!お前ら待たせたな!」



…なんか前に聞いたことがある声がする…

いや、まさか…あいつじゃないでしょ…


「あっ栗原さん。無事合流できてよかったです。」

「へへっ待たせちまったみたいだな。ま!ヒーローは遅れてくるってな!」

「はぁ…私、あまりこの人のこと好きになれないのだけど。」

「ああ?!なんだとー!俺が協力してやるってのによぉ!てかそっちのそいつは…げぇ?!」

「…やっぱりあんたか…まじかーこいつかー…」


前に拳銃向けられて、鉈で叩いたやつだ。

静華、あたしもこいつのことは好きになれない。初対面で銃突きつけて脅してくるようなやつだし。


「おいお前!あの時はよくもやってくれたな!いまだに手がいてーんだぞ!」

「知らないよ…いきなり銃を向けながら、荷物奪おうとするからでしょ?」

「うぐ…そ、それは…いやだとしても叩くことはねえだろ!」

「おい、てめぇ…結に銃を向けたのか?」

「あ?なんだおまぐえ!ちょ…おろせ!」


龍之介が近づいて、首元を捻りあげた。身長差のせいか栗原ってやつ足が浮いてる。

珍しくキレてる…そうだよね。やっぱムカつくよね。

うんうんだから、あの時あたしが叩いたのは間違ってない。正当防衛ってやつだ。


「…協力する以上これ以上は何も言わねえ…だがもし次やったら…殺すぞ?」

「ひぃぃ!わ、わかった!やらないから!謝るからあぁ!」

「うんうん、やっぱムカつくよね…龍之介の気持ちわかるわー」

「………」「………」


なんか女子2人がこっちを見てる。

え、あたしなんか間違ってた?


「もしかして龍之介さんって結さんのこと…」

「ええ…私も思ってたわ。けど結は…」

「?2人ともどうしたの?にしてもあいつが協力者かー。あたしも色々あったけど、龍之介もあったの?」

「…いえ、なかったですけど…」

「ええ、なかったわ。けど怒っているのは別の理由だと思うのだけど…」

「?そうなんだ。なんだろう…あっ遅れたこととか?」

「えぇー…」「結さん…」

「???」


ええ…なんで2人とも残念なものを見るような目であたしを見るの?わからん…

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