94話 謝罪
そう話し終えたレオグランハーク皇帝は俺に向かって膝をつき
そして、、、
「余のみが知っていたのです」
「聖女が継承と共に名前を継ぐのと同様に、ハーク帝国皇帝は、トルカブトの恩寵と共にこの石板を継いできました」
レオグランハークの手には小さな石板が握られていた
「ここにはこう書いてあります」
「1000年後川を昇れ」
あーうん。リアスの居たところか。
その通りではあるが、、、
「余は、、、いや、ハーク帝国の歴代皇帝だけが知っていたのです」
「リアス様の居場所を」
「それを知っていてなお、、、」
あーなるほど
そういう事か
1000年後に恩寵と共にリアスの元に行くのはハーク帝国の皇帝だったのか
『そうだ、エレグランに託した』
そりゃそうだよな
1000年後に返せって言ってるのに場所がわからないんじゃ辻褄が合わないわな
つまりあの神話の約束は本当は
ハーク帝国皇帝とリアスとの約束って事か
そして、歴代皇帝達はずーっと破り続けた
皇帝の業はより深いんだな、、、
うーん、、、
で、でもそれならなんで神話に残したんだ?
『エレグランは賢い』
『自分の子孫が裏切る可能性を先に予見していたのであろうな』
なるほど。
保険って事か
神話として残しておけば、約束は誰もが知る事実として残せ
そして、約束の場所の秘密は守れる、、、と。
そして、レオグランハーク皇帝は
「リアス様申し訳ございませんでした」
そう、リアスに告げた。
「そ、、、そん、、、な、、、」
聖女ミリアはとてつもないショックを受けているようだ
まぁ、、、な
俺のイダテンも泣いて?いるのを感じる
そして、ラングレンやイーシキハイもまた、俺に向かって膝をつき
「本当に申し訳ございませんでした」
そう頭を下げた
うんまあ、恩寵士はね
たぶん、ラングに説得された時に知っていただろうし
リアス、、、その、、、辛くないのか?
『見つからなかったのだろう答えが』
答え?
『恩寵以外の答えだ』
いや、ちょっと意味が?
そして、
「うっ」
「オエエエエエエエエ」
ミリアは吐いた
うん、まあ、経験あるよ
俺も
だが、ミリアは直ぐに立ち上がり、
「ハァハァッ」
「リアス様どうか私にお命じください!」
「この、大罪人共を殺し、その恩寵を捧げよ!と」
凄まじい気迫なのは分かる、ビリビリきてるしな
でも、、、
はぁ、、、
そうじゃないんだけどな
リアス答えてやれよ
『ああ』
「リアスが喋るって」
「ハ!」
「ミリアよ、、、この者らが大罪人ならお前もだ」
「ハ、、、え?」
「この者らは選んだのだ」
「我との約束より、自分達の信念、、、そして、、、」
「愛する者らを」
「え?で、ですから、、、その、、、」
はぁ、、、リアス変われ
「う、うむ」
「山田次郎が話す」
「は、、、はあ?」
「ミリア、あのね」
「は、はい」
「ミリアはリアスとの約束を守りましたか?」
「そ、それは、、、その」
「リアスからしたら皆同じなんです」
「は、はい」
ミリアはしゅんとなった
「まずは、リアスに謝ろう」
「話はそれからだよ」
「ジロー様、、、その通りですわ」
「リアス様、本当に、、、申し訳ございませんでした」
リアスどうするんだ?
『許す』
いいのか?
『ああ』
「リアスは許すそうです。」
「真か、、、」「あ、、、嗚呼」「、、、感謝いたします」「ほっ」
と、それぞれが口にする
『既に我も事情が変わったのだ』




