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迷子のおじさん  作者: イオン
1章 異世界アンス
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8話 恩寵



「ハアハアハアッ」


呼吸が整ってくる、

と同時に左腕の痛みと震えが来る


目の前にはピクリとも動かない白い人型



俺が殺したのか、、、



痛みと震えが強くなる


『落ち着いたようだな。左腕の怪我は骨折のようだ』


リアスが淡々と告げる


『奴に触れろ』



俺は言われるがまま触れる


スゥッと淡い光が白い人型から出ると同時に

巨体が消えた。



「これは、、、」



『存在を吸収した』



直ぐに身体の痛みがスゥッと消えた

完全に消えたわけではないが、随分と楽になる

そして、初めてリアスに触れた時のような力が漲る感覚がまた湧きおこるーー




あっウソ

左腕はめちゃくちゃ痛い


『左腕はそうだな、完治まで数日はかかるだろう。』


え?折れてるんですよね?


『恩寵が存在を吸収した際に身体の回復力を高める。細かい傷などはもう塞がっているだろう。

ましてや、我は存在を維持できるかの瀬戸際だったのだ、吸収の効果も高かろう』


そう言われて全身を見てみると


服がところどころ破けていて血がついているが、傷口は確かに塞がっている


これが恩寵ーー


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