86話 神話の改竄
ミリアはわなわなと震えている
「神話のか、改竄?あ、ありえませんわ、そのような大逆、いえ、畜生にもとる、、、」
それよか気になるのはこっちだな
「ラングレン、手、血が出てるぞ」
そうなんだよね、ラングレンの握った手からポタポタと
どんだけの力で握りしめたんだよ、、、
そんなにショックだったのか?
いや、ショックだろうな
そりゃ、、、
ラングレンは恩寵士だけど、聖職者でもあるしなぁ
「あ、ああ、驚いたのでな」
「ラングレン」
ミリアが、有無をいわさぬトーンでラングレンを呼ぶ
聖女ってだけはあるな
迫力が凄え
「ハッ!」
「あなたは何か知っているのかしら?」
「、、、」
なんか、ラングレンやっぱ動揺してんな
「私のキーソは何故か貴方を嫌うのは知っておいでよね、、、?」
キーソ?あ、恩寵か
!
うおっスゲェ圧!
空気がピリピリなんてもんじゃねえ!
震えてやがる!
これが聖女か、、、
「三度は聞かぬ、答えよラングレン」
「し、知っています」
え?知ってんの?あのラングレンが?
おいおい、神話の改竄だぞ?
「そうか、、、吐け」
ドンッと音がして
ラングレンの身体が地面に叩きつけられる!
「がっ、ぐっ、がはっ」
「このまま押し潰されたいか?ラングレン?」
な、なにこの子?こ、怖いなんてもんじゃ、、、
と、止めないと、、、
ラングレンが、、、
「聖女殿、待たれよ」
ドンガッチンさんがそう声をあげた
「このままでは、ラングレン殿も答えられんでしょう」
「本来なら教会内の事に、帝国の人間たる儂が割って入るのは筋違いは承知の上でお頼み申す」
「ええ、それはそうね」
そう言うと、フッと雰囲気が軽くなる
「それで?」
あ、そうでもないな
絶対にゲロるまで逃さないって感じだわ
「、、、それは、、、」
ラングレンは正に蛇に睨まれたカエルだな
さっき潰されそうになってしな、、、
さて、、、
しょうがない
ラングレンには世話になったしな
「あ、あのー」
「はい、ジロー様」
ミリアが、さっきまでとはうって変わって、きゃるんとこっちを見る
「つ、積もる話になりそうだし、て、天幕の中で話さない?」
「!気づかず失礼しました!」
「ささっ、中へ!」
いや、お前が仕切るのかよ、、、
つーか、ラングレン、、、お前本当に神話の改竄の事なんか知ってんのか?
そうして、仕切り直して琴音の天幕に入り俺達は座った
うん、1番広いからね
空気は重いけど
「その、、、」
「はい!ジロー様」
ミリアが、答える
「まずは、正式な?俺がリアスから聞いた神話を話すのはどうですか?」
「!是非に!」
よし、リアス、、、言え
『おい』
あんなの覚えてるわけねーだろ!
前略
最後に神は、
「恩寵は失われず、子々孫々恩寵と共にあれかし」
そして、
「千年ののち恩寵と共に我の元に訪れよ」
そう言い残して神は、消えた。




