85話 リアスとミリア
初対面の美人に跪かれて、神と呼ばれたーー
『ミリアか』
え?リアスの知り合い?
『いや、、、だが、知らんという訳では無い』
なるほど。わからん
「その、、、ヤマダジロー様」
ミリアはめちゃくちゃモジモジしながら声をかけてくる
「は、はい?」
「そ、その、、、嗚呼、ダメです!なにを話せばよいのかわからないです!」
は、はあ?
あ、ちょっと琴音が不機嫌だ、、、
どう見ても逆ナンとかじゃ無いと思いますよ?
「し、失礼しました、、、その、、、リ、、、リア、、、リアス様が、そ、その御身に?」
あーそういう事か
「はい、リアスを宿しています」
その瞬間
聖女ミリアはブフーっと鼻血を出して倒れた
えぇ、、、
しばらく待つとミリアは意識を取り戻し、
「さ、先ほどはとんだ、お目汚しを、、、」
「あ、いえいえ」
「それで?ミリアさんは俺に、、、いや、リアスに用でも?」
「そ、そんな、用などと、、、」
「こ、これからお側でお支えさせていただけたらそれで、、、」
「オソバデオツカエ?」
「はい!なんなりと」
途端に、横から凄まじいオーラを感じる
ま、魔物の自然発生か?
「次郎」
あ、声に色が無い
「帰ってもらいましょう」
「ヤマダジロー様」
「次郎でいいっす」
「オホンッでは、、、その、、、ジロー様」
「そちらは?ジロー様の侍女でしょうか?」
「はぁ?テメェ舐めてんのか?」
「も、申し訳ございません!ご、ご息女でしたか?」
「琴音は仲間だ」
「じ、次郎、、、」
琴音がもの凄く感動した目でこっちを見ている
「さ、左様でございましたか、大変失礼いたしました。コトネ様」
「あ、はい」
塩だな。うん綺麗な塩対応
「その、ミリアさん?」
「嗚呼そのような、、、是非ミリアと、、、」
「あーはい、じゃあミリア」
「は、はい!」
「俺の中にリアスが居るって分かるの?」
さっきまでのミリアの緩んだ空気が締まったーー
「勿論でございます」
「それは、何故?」
「何故?とは?」
「どうして分かる?」
「そう感じるからとしか」
ほーん、、、
分かるんだ
それに、、、聖女っていうぐらいだから相当偉いんだろうし、そんな人物が何故?
「聖女って教会では相当な立場だと思うだけど、、、それでも、ここに?」
「当然ですわ!教会にとって、、、いえアンスにとってリアス様は最優先すべき事ですから!」
まぁ、リアスってアンスの人からしたら神様だしな
俺はそんな実感ないけど、アンスのそれも教会の人からすりゃ相当な出来事なんだろうな
、、、実感ないけど。
『フンッ』
それに、恩寵士の人は皆何かしらの反応してたもんな
俺というか、俺の中のリアスに
ミリアは空を飛んでたし、恩寵士なのは間違いないだろうし
『少しミリアと話したい』
まぁ、、、いいだろう
リアスが、こんな事言うの初めてだし
ちょっと待て、伝える
『ああ』
「ミリア、リアスが話をしたいって」
「リ、リアス様と!?しゃ、喋れるのですか!?」
「うん、でも、俺の身体を使ってだから声とかは俺だけど、、、いい?」
「も、勿論でございます!」
なんかもう、プルプル震えてるなミリア
歓喜、畏怖、それに興味ってところか?
まあ、いいや
リアスいいぞ
「ミリアよ」
あー変な感じ
操られるのってこんな感じか
意識はあるのね普通に
リアスからしたらいつもそうなのかな?
身体は俺が動かしてるもんね
『少し黙れ』
あーはいはい
「は、はい!リ、リアス様でしょうか?」
「そうだ」
「嗚呼っなんと、、、なんと、、、」
「聞きたい事がある」
「は!なんなりと!」
「神話の事どこまで知っている?」
ピリピリと空気が変わるーー
ん?ラングレン?
「ど、どういう意味でしょうか?」
「何故改竄されている?」
ピシィ、、、と更に空気が、、、
ミリアは、、、
「か、かいざん?」
もの凄くショックを受けてるように見えるが、、、
「そうだ」
「し、信じられません、そ、そのような事が?」
「そうか、知らぬか、ならば良い」
『もういいぞ』
え?いいの?
『ああ』
「あ、リアスがもういいって、あ、次郎っす」




