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迷子のおじさん  作者: イオン
6章 アンスとリアス
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81話 デメリット


「ラングレン、ちょっといいか?」


「なんだ?ジロー」


「その、恩寵の事色々と聞いても?」



ラングレンはフッと笑って



「勿論だ」


「その、俺はこのイダテンの能力がイマイチ把握できていないんだが」


「恩寵の記憶や経験は感じるのだろう?」


「ま、まあ、、、」



「ふむ、、、イダテンの能力は縮地だな」



「すごく早く動くみたいな?」



「まあ、そうなのだが、、、なんでも、どこまで動くのか、移動先を先に決めてから使うものだと聞いた事があるぞ」



「あーつまり、高速で自由自在に移動って訳にはいかないって事か」



「その通りだ」



うん、なるほど、、、これは慣れが必要だな




「他にはあるか?」



「その、イダテンが入ってから、咄嗟の言葉とか性格がその、乱暴になったんだが、そんなものなのか?」



「あぁ、そうだな、恩寵には過去にその恩寵を使用した先達たちの記憶や経験が残っているからな」


「シック殿はそうだな、多少、言動は粗野かもしれないが、立派な恩寵士だったぞ?」



「あーうんそれは記憶で」



「そうか、他にあるか?」



「その恩寵の声はずっと同じ大きさか?その、状況によって、、、強くなったり弱くなったり」



「ああ、強くなったり弱くなったりするな」



「や、やはりか」



「、、、良いか、ジロー?本来なら恩寵とは継承前に、それらの副作用を先代から教えられるものなのだ」


「それをジローは知らなかったのだろう?」


「だから、我々は待っていたのだ、あの天幕で」



そ、そうだったのか!

なるほど、異常な反応という訳ではなかったんだな俺って


「まぁ、あれほど憔悴する話は聞いた事がないがな」


や、やっぱりか、、、



「それでも、イダテンの恩寵士として生きる事にしたのだろう?」



「あ、あぁ、当面は、、、うっ」


イダテンが反応する

あーずっとやれと

、、、民は守るから


ふぅ



「ジロー、死ぬか継承するまでだ、覚悟を決めろ」



あーやっぱな



リアス、継承は?


『しない』


だよな



でも、恩寵全て集めた後は?




『我の目的を果たした後は好きにするが良い』



好きにして良いのか?


『だが、継承にはその部位の骨を失うぞ?』



骨を失う?



『そうだ。恩寵の核となっているのは我の骨だと話したであろう』


『恩寵士が恩寵を宿す時、その恩寵と同じ部位の骨と融合するのだ。故に、継承時に恩寵士は骨ごと失う』



え?じゃあ先代って人達は?


死んだか、継承したなら骨を失ったであろうな



、、、デメリットがでかいな



ふと、疑問に思う


なあリアス?


『なんだ?』


恩寵って全部で250だったよな?


『そうだ。3000年の間に失われたものもあり今は200ほどだな』


失われる?


『魔物に敗北し、恩寵ごと食われれば恩寵は失われる。』


そうなのか、、、


まあ、それは今は良い



人間の骨は確か200個程度のはすだが、お前はどうやって250も?


『我は魔物だ』


『人型ではあったが、そもそもの身体の造りが違う。』


あーなるほど。骨の数が人間とは違うと

ちなみに骨はいくつあったんだ?


『400ほどだな』


400!?


人間のおよそ倍か


『ああだから複数の骨を纏めて渡した恩寵士もいる』



そうか、、、


それで?

全部集めるって事は俺の場合は全身か?


全身の骨が恩寵と融合して、継承時には全て失うのか?


『、、、そうなるな』



リアスが全ての恩寵渡した時はどうなったんだ?


『形を保てず、皮袋になった』



あーうん。

死ぬな間違いなく



継承は無しだな


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