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迷子のおじさん  作者: イオン
4章 アンス戦争編
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60話 アンスの治安


色々と見て回ったが


結局琴音が選んだのは

針と糸、そして大きめのボタンだった

なんでも、旅のマントが可愛くないそうで

ポンチョ風にアレンジするそうだ


なるほど、、、わからん


あと、魔玉もねだられた


たくさんあるし、何かあったときに換金できるので何個か持たせた


隣にいたラングレンも金は払うからいくつか譲ってくれと言うので、悪いなーと思いつつ


金は受け取った


うんまあ、、、タダであげるのはね?



それから、ラングレンが同行しているので宿泊は常に教会の一室だ

やっぱりタダであげても良かったかな?

まあいいか


次は、オオソデから西の街へと向かい、そこから

オオソデの街に向かった

どちらも教会はありそこで一泊した


教会はユビキリよりはこぢんまりとしているが、リアス教はこの世界共通なのは間違い無さそうだ



そしてーー


遂にオオソデに着いた


ラングレンがまずは戦争の打ち合わせをしたいとのことで、オオソデ国王との謁見に向かう


そこで俺を紹介もしたいらしい



うん、巨大とまではいかないがちゃんとしたお城だ

琴音は目をキラキラさせていて


「うわぁ、本物のお城だぁ〜」


と言っている。


うん、前からちょっと思ってたけど琴音こういうの好きなんだな

お城とか異世界物の定番だし



しかし、なんかやたら人が多いな、お城の中庭?にはテントがたくさん建ってるし、、、




「あれは参加する一般兵だな」



「あーなるほど」



「そういえば抽選でしたよね、一般兵の方って」


「選考基準とかないんですか?」


「ないな、運だけだ」


「完全に戦力として期待されてないんですね」



「当然だ、一般人を恩寵士と戦わせられるか」




「じゃ、じゃあ、正規兵っていないんですか?」



「セイキヘイ?なんだそれは??」



「え?その、、、軍隊というか、、、?」


あーもしかして、軍隊ないのか、じゃあ治安維持とかどうしてんの?



「例えば街で窃盗とか起きたらどうするんですか?」



「街の自警団の詰所に行くな」



「な、なるほど」


人間同士の争いなんかは自警団なのか、ゆ、緩い




「それで、治安は大丈夫なんですか?」



「どういう事だ?犯罪などほとんどおきないぞ?よほど食い詰めるかしないと」



あーそうなんだ。へぇーアンスにも良いところあるじゃん



「と、盗賊団とか?」



「フッそんなものが私の領土にいたらどこまででも追いかけて両断してくれる」


ヒェ

せやったわ、時速100kmオーバーで追いかけてくる恩寵士様いたわ



「民にとっては魔物がいつどこに現れるかわからんのだ、争うより協力せねば生き残れないであろう」



あーなるほどね、例えば隣の家のAさんと仲が悪かったりしたら魔物に襲われた時に見捨てられるとかか

生き残る為の戦略として共同体意識が強いのだろう


おっと話を逸らしてしまったな


「では、戦争での彼らはどういう役割が?」



「あれは国威発揚であり、同時に民への施しでもある、ここに一度皆で集まり、戦場まで揃って行軍するのだ」


「なるほど国威発揚」


うん、大名行列みたいなもんか


確かに恩寵士だけが歩いてても見栄えがな、、、


「では、施しとは?」



「アンスにも飢餓や貧困はある、由々しき事だがな」


そりゃそうか。人間に根絶できる類のものじゃないし


「それで、道中の衣食住を保証し、別で給与も与える訳ですね」


「うむ」


「それで抽選なのですね」


「まあな、どうしても応募が多くはなるな」



そして、怪我人や病気の人なんかは教会が面倒をみているそうだ

そりゃ歩けない人は参加できないわな


アンスの公共福祉も平等、公平ではないんだろう、

でも手を差し伸べない訳じゃないって事か


そんなもん日本だって同じだしな


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