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迷子のおじさん  作者: イオン
4章 アンス戦争編
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61話 謁見


ラングレンの手引きであれよあれよとオオソデ王国国王ショルとの謁見になる


リアス教の司祭って偉いのかな?

それとも、ラングレンは恩寵士だからか?



そこで、謁見前に声がかけられる


「これはこれは、ラングレン殿。まさか今回の茶番にご参加いただけるので?」


そこには、

赤っぽい茶色の髪

歳は俺からすると若い、20代後半といったところか

釣り目がちな目は、挑戦的な色を宿し

身体の線は細く、一見すると女性にもみえる男?

が立っていた


「、、、イーシキハイ殿か。今回は貴殿が参戦するのだな、私の参加は監督官としてだな」



「なるほど、名高きユビキリの力、是非間近で拝見させていただきたかったのですが」



「戦争に参加する恩寵士はこの男だ。ジロー挨拶しろ。」


そういってラングレンが俺を紹介する


「それはそれは、挨拶が遅れました、恩寵カゲフミの恩寵士イーシキハイと申します」



「や、山田次郎です」



「ヤマダジロー様ですか、、、ん?カゲフミが、、、?」


「っと、申し訳ありません。恩寵はどちらでしょう?最近継承なされたのでしょうか?」


あーなんて、答えようかと思案していたら



「これから、ショル陛下にも紹介するのだから」


「そうですね、二度手間になりますか。では後ほ、、、」


そう言いつつ、イーシキハイの顔がかたまった



「あ、あぁ、、、な、なんと美しい」



「まるで、夜空に浮かぶ星、、、いや、漆黒の闇を照らすまさに光ーー」



「ぜ、是非この、卑小な私に貴方様のお名前を伺う栄誉をお与えください!」




なんじゃこいつ




そんな、イーシキハイに対してーー



琴音はただただ怯えている



まぁ、何言ってるかわからんだろうしな



んー。ちょいモヤっとするな

いや、琴音は俺のものなんかじゃないんだけども



ふぅ



「琴音の名前が知りたいってさ」



そう伝える


「し、白川琴音です」



「シラカワコトネデス様、なんと美しい名だ」



「あ、デスはいらないですよ、白川琴音が名前です」



「おお!そうなのですね!これは大変失礼しましたシラカワコトネ様」



イーシキハイと名乗るこの男が琴音から全く目を逸らさないので


琴音は俺の後ろに隠れる


「ヤマダジロー殿の、、、御息女で?」


ちゃうわ!


「い、いえ、、、その、仲間です」



「そうですか、、、仲間」



イーシキハイは、意味ありげな視線と仕草で思案する


こ、琴音はそう簡単に渡さんぞ!



「、、、もういいか?待合室に行くぞ」



ラングレンが空気をスパっと切ってくれる


いやんステキィ




待合室に荷物を置き、軽く身なりを整える


謁見といっても、そこまで格式ばったものではないらしい


まぁ、このオオソデの国王ショルは国王であり恩寵士だもんな


一々時間かけてられないのかもしれない

魔物だっていつ現れるのかわからないしな



「時間だ行くぞ」


俺はラングレンの後ろを付いて行き


琴音は待合室でお留守番だ



謁見の間の前には大きめの扉があり、門番?ドアマン?と、、、イーシキハイが立っている


イーシキハイには、軽く会釈で挨拶し、

ドアが開かれるーー


「ラングレン様、イーシキハイ様、ヤマダジロー様入られます!」



「うむ、入れ」



謁見の間は想像よりも広くはなく、中も簡素な造りだった


そして、その中央、玉座には

黒々とした髪と髭、歳は俺と同じか少し上ぐらいだろうか?

大きな身体と、動きやすそうな鎧姿の男が座っていた



「よくぞ来てくれた、、、と言いたいところだが、ふんっイーシキハイ殿か」


「キョーセイ王国は同盟をなんと心得る、、、まあいい、余が勝てば良いだけ、、、」


などと呟きながら、


「オオソデ王国国王ショルだ、此度の戦争への助力感謝する」



「ははは、これは手厳しい、お久しぶりですショル陛下、イーシキハイ同盟によりはせさんじました。」


「キョーセイ王国も戦争を控えておりましてね。それに、私の恩寵は陛下もご存知でしょう?」


「チッ」



なんか、イーシキハイってすっげー嫌われてんのかな?



「ラングレンです。ショル陛下」


「うむ」


ちらっとラングレンが俺を見る、自己紹介しろって事か


「や、山田次郎です」


「うむ、、、」


「それで、ラングレン殿その男が?」


「はい。手紙にしたためた男です」


「ふむ、、、確かに余の恩寵オオソデが騒ぐな」



「はい、私のユビキリも同様です。」


「それでリアス様を宿したと言う、恩寵士か、、、」


「どういう事ですか?」


イーシキハイが言う



「ああ、イーシキハイ殿にはまだ説明していなかったな」


「このヤマダジローはリアス様を宿した恩寵士だ」


「ははは、まさか、リアス様を宿すなどと聞いた事がありませんよ」



「事実だ、、、とはまだ言いきれんのだ」


「だが、教会、、、いや、私としてはそれを今回の戦争で確かめたいと、無理を承知でこうしてショル陛下にお願いにきたのだ」



「ふむ?教会は何と?」


「その、なにぶん私も最近ジローと知りあったので、ユビキリから教会本部のあるキーソまでは距離も遠く、、、現在は早馬で連絡をとっているところです、返事は早くとも1ヶ月以上はかかるかと」


「なるほど、あいわかった」



この世界の連絡はやっぱり手紙なんだなー、、、



「よかろう、余も気にはなる、、、恩寵士としては問題ないのだな?能力は?」



のーりょく?


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