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迷子のおじさん  作者: イオン
4章 アンス戦争編
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58話 湖


オオソデ王国で最も西の街兼ユビキリで最も東の街に向かう途中で、湖に差し掛かった時


「一旦休憩にしよう」


ラングレンがそういい


それぞれがおもいおもいの場所に腰をおろす


琴音はとてとてと湖に向かって行く



「うわー次郎見て見て、透き通ってる」



「落ちるなよ、水深50mはある」


ラングレンがそういい


「水深50mもあるんだってー」


と伝えると、、、



「ああ!」



と、悲鳴に近い琴音の声がする


慌てて琴音を見ると、今にも飛び込みそうな勢いで湖に顔を近づけている


咄嗟に止めようと動こうとしたら


ラングレンが既に琴音を掴んでいた


「離して!離してください!」


「危険だ」


琴音は湖の方を凝視しながら、ラングレンの拘束を解こうとしている


「こ、琴音!落ち着け!どうしたっていうんだ?」


「お守りが!お守りが!」


琴音は既に涙目になって、それでも湖から目を離さない


「やっやだっいやっ」


「琴音落ち着けって!」


俺も急いで駆け寄り琴音を後ろからつかまえる


本当に飛び込みそうな勢いだ


「あ、し、沈んじゃう」


そしてーー


俺も湖を覗き込んだ時に


湖の底が光った


な、なんだ?



光は一瞬だったが、湖の底には何も無い


しかし確かにこの湖は透き通ってる、水深50mで底が見えるなんて地球ではないんじゃないかな?



一体何があったのか、琴音に話を聞く

どうやら森で俺がお守りがわりにあげた魔玉を、湖を覗き込んだ時に落としてしまったらしい



「取りに行きます」



いやいや、水深50mだぜ?

素潜りのプロでも無理だ


「諦めろ」


これは流石に俺もラングレンの味方だ


「琴音、諦めろ」



「うぅ〜」


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